１４５さやかの毒舌と御影の憧れ
「瑞木さん、この残念風味の美少女は…なんなんですか？」
あ…
敬語だ…
かなり怒ってるよなぁ…
「さやかさん、この美少女風味の残念さんは、残念さんです」
「いやいや!!最初は美少女メインの問いだったのに、いつの間にか残念主体になって、名前まで残念になるって何なんですか？私の名前は御影です！石川御影ですからね？」
うっさいな…
「眼中に無いから諦めろって何回も言ってるのに、未だに理解しない残念さんを残念さんと呼んで何が悪いってんだよ!!僕とさやかさんとの楽しい会話を邪魔する奴への、至極当然の対応だってんだよ」
「えっと…御影さんと言うと例の具合が悪くて本人確認が出来なかった子の事なの？」
えぇ…
そうです。
「そうなんで…」「聞いてくださいよ!!酷いんですよ？ちょっとお茶目な冗談をしただけなのに、瑞木さんの小脇に抱えられてギルドまでの旅を敢行されるんですから!!お陰で酔って往来にお腹の中のご飯をぶちまけたという…」
貴様!!
さやかさんに泣きつくとは…
なんて奴だ!!
「うーん、その話を聞いただけでも、貴女の自業自得よね？しかも、好きな人の小脇に抱えられて、運ばれたんでしょ？嘆くなんて馬鹿げてるわ！覚悟が足りないんじゃないかしら…それが恋のライバルへの宣戦布告？笑えない冗談ね。頭が悪いとしか思えないわよ？」
笑いながら…
随分キツい毒吐きますねぇ…
「ひっ!!えっと…普通なら慰めません？」
馬鹿だなぁ、御影…
結果が見えた球を投げるなよ…
「普通？バカなことを言うのね…私の母は戦鬼と呼ばれた人だったけど、そんな甘えた事を言ったら、普通に鉄拳制裁だったわよ？既に貴女の意識なんて無いわね。時間の無駄だわ。この書類に必要事項を書いたら消えて貰えるかしら？私は努力もしないで甘い汁を吸おうとする人間って最低だと思うの!!」
ふむ、正論だよね。
「はい…１つだけ聞いても良いですか？」
記入はちゃんとするのね…
「ホントに吐き気がするけど、何が聞きたいの？」
厳しいですね…
「お母さんの事は好きですか？」
ん？
「…そうね。嫌いではないわね。好きかと聞かれたら、面と向かって好きとは答えにくいかな…」
ふぅん。
玲子さんとの関係は、そういう感じなんだね…
「…はい、書き終わりました。貴女は瑞木恵美さんのお姉さんですね…」
まぁ、恵美さんと似てるしね。
「そうだけど、それが何？」
まぁ…
「私は貴女のお母さんの戦鬼玲子と、雷神サリーに助けられてここに居ます。８年前、私は７才でした」
憧れた時か…
「そう…大変だったのね…サリーさんとのコンビを組む時は、決まって切羽詰まった犯罪組織の壊滅依頼だったから…歯止めがきかなくて荒野の様になるんだもの…」
サリーさんとは会った事無いけど、玲子さんと気質が似た感じの人らしい…
「やはり、貴女も瑞木さんと同じ感想なんですね…でも、私にとってのヒーローは…ぱりっと化粧をして、２人して男を手玉にとって、手練手管で男を骨抜きにして、私を救ってくれた２人なんです…」
命の恩人か…
罪作りな…
「あぁ…８年前のあれの犠牲者か…まぁ好きにすれば？私に見えないところでね…」
それなりにでかい事件だったんだね…
「わかりました。もういいです。私はあの世界で幻を見たんですね…」
しかし、さっきまでとは違って聞き分けがいいんだな…
「心残りがなかろうが、あろうが、もう少し真面目に生きて貰いたいものですね。瑞木さんにも、相応しくありません。この人は努力の塊のような人ですから!!」
違います。
「さやかさん、僕は努力の塊ではありません。やめてください」
「あのね…努力をしないでけちくさい足掻きを続けてると、人間としてダメになるわ…あなたはもう既に、瑞木さんが雇うのを止めてもいいレベルのダメな人に見えますよ？」
確かにダメだよね。
「少しずつ改善はしてるんです。亀の歩みですけどね…」
「瑞木さん、ずばり、あなたのこの子は何？」
ふむ…
「出来の悪すぎる妹ですね。当初はさらに酷かったですから、大変でしたよ？」
「お人好しは相変わらずですか…まぁいいでしょう。出来の悪い妹さん、ギルドカードです。大事にしないと、酷いわよ？」
「はいっ…」
まぁ、御影はお金に関しては大丈夫でしょう。
「これで、全員分のギルドカードを発行し終わったわ。全部で、７万ラードちょうどよ」
「はい、カードから引き落としてください。」
「はい、確かに頂きました。このあとはどうするの？例の新種は早めに持ってきた方が良いわよ？」
「あぁ、すっかり忘れてました。すぐ来ますから、待っててくださいね」
「貴方が言うと、本当に直ぐだから侮れないのよね…」
有言実行をしたいんですけど…
「今日に関しては、やることが多すぎて、遅いと言われっぱなしなんですよ…でも、これで、運搬に専念できますから…覚悟してくださいね…相当な金額を頂きますからね!!」
「まぁ、貴方の場合は、それだけの力があるんだから、当たり前よね…頑張ってね」
「はいっ！じゃあ、みんな戻りますよ!!あと、御影…お仕置きを覚悟してもらおう!!」
「え？」
当たり前だろ？
瑞木美孝18才
レベル247(87)
体力値38万(860)=3億
魔力値38万(860)=3億
力38万(860)=3億
知力38万(860)=3億
俊敏さ38万(860)=3億
器用さ38万(860)=3億
幸運値38万(860)=3億
魅力380万(860)=32億
風5万(860)=4210万
水4万(860)=3560万
火3万(860)=2560万
土4万(860)=3640万
光2万(860)=1880万
称号
貧乳も好き？、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、鳥人
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
精霊魔法心酔級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・範囲観測中級
回復・催眠・風・火魔法・馬術初級
武装レベル：槍232、剣162、投擲458、打撃1、短剣570
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(1198)さやか(1984)恵美(2632)武司(520)玲子(55)朱音(4341)メルー(1290)道緒(899)直(1180)メアリー(1007)燕(921)レモン(932)流々(960)里乃(1063)リーフ(6670)奈美枝(203)御影(1573)ユリア(1211)枩李花(1006)霞(1113)他42名(平均889)
天河(1023)春臣(1272)君里(906)秋虎(923)アーサー(399)太陽(79)七海(71)エース(947)他23名平均(740)
精霊:風(22,4)水(20,6)火(13,9)土(22,5)光(9,6)闇（15,3）
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞他４２人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他２３人
設定
細かい数値を簡略化表示
やっと投稿です。
楽しんでいただければ幸いです。
