表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
151/503

137塚本さん達と奴隷契約

「じゃ、これでお暇します」

塚本さんが、さっさと席を立つ。

奴隷という単語が聞こえた瞬間の顔を考えれば当然だ。

まぁ、一般的な常識からすれば当たり前と言える…


「話だけでも聞いて頂けませんか?特に予定も無いとお聞きしました…」


「そりゃ、予定はないですがね…家族揃って奴隷落ちなんて…冗談としても不出来じゃないですかね?私は牧場は売っても、家族の誇りまで手放すつもりは無いんですよ…」

こっちも、誇りなんて貰うつもりがないんだよ!!

御影のアホたれがっ!!

余計なことを言うから、話がややこしくなりおった…

はぁ…


「まず、誤解があるんですが、この雇用契約によって、皆さんの基本的な人権が侵害されるような話じゃないんです」


「でも、そのお嬢ちゃんは、確かに奴隷を増やすって言っとりましたぞ?普通、奴隷は人間の扱いなんぞ、されやせん!!そんなのごめんじゃ!!」

えっとね…


「そうですね…一般的にはね?でも、ここにいる3人ともが、奴隷契約を結んで、なおかつ、比較的自由に生活してますし、誤解を招いたこのお馬鹿さんも含めて、結構幸せに過ごしてるんですよ」


「えっ!!春臣さんが!?」

まぁ…


「そうですね…最近、生活苦に喘いでましてね…この瑞木さんに助けて頂いたんですよ…で、さっきみたいに誘われました。ご飯は保証するから、一緒に働かないか?とね…」


「奴隷として…ですよね!?理不尽な扱いをされてるんじゃないんですか?」


「無いですね。しかも、最初から、奴隷契約を結ぶ主旨が、私達に身を守るための力を渡すためってことなのですよ…言葉尻だけは恐ろしげですけどね…雇用契約で考えれば至極まともですよ…話だけでも聞く価値はありますよ?」

死んだ魚の様な目が、怪訝な顔になっていく…

春ちゃんに話を振ってくれて助かった…


「で、でも、女と男では扱いが違うんが普通だがね!!」

あぁ、奥様…

その心配は当然です…


「枳さん。まぁ、心配は要らないと思いますよ?ここにいるリーフ様は元騎士団長でして…私の元上司なのですが、ほぼ一緒に奴隷契約を結んだんですがね…同時に結婚したんですよ」

そうですね…

一応、結婚の方が先ですけど…


「はぁ?奴隷と結婚した!?主人が!?」

ビリーさん、何故そんなにビックリしてるの?


「そんなことせんでも、手なんて出し放題だがね!!何言うとるの?」

ないわー。

枳さん、それはないわー。


「でもね、事実として、この人、奴隷の誰にも手出ししてないんですよ。奥さんのリーフ様を含めてね…」

明日の初夜までは忍耐を重ねる予定です…


「「そりゃまた何で?」」

リーフさんや御影を含めた全員の視線が僕に集まる…


「理由が知りたそうですね。簡単ですよ…僕は愛し愛されたいのであって、性欲処理なんて不要です。それなら、自分でしますよ!!だから、奴隷の人に手を出す理由がありません!!」


「私に手を出さない理由は?」

リーフさん…

貴女が聞くんですか?


「今日の朝結婚したばかりで、お父さんへの挨拶も済んでないでしょう?なおかつ、昼間っからそんなことを出来る程、暇じゃないですよね?する事山積みなんですから…」


「でもでも、初夜は明日に延期って…」

どんだけ残念がってるんですか?


「それは、別の話でしょ?約束を破ったリーフさんが悪いんじゃないですか…延期の撤回なんてしませんよ?」


「えーん…明日の夜なんて長過ぎるぅーっ!!」

元騎士団長さん?


「とまぁ、これ位くそ真面目な18歳の童貞君を主人と仰いでますよ?いかがですか?自分としては…最高の主人だと思ってますが?」

春ちゃん、ありがとう…

でも、奥様の瞳が童貞という単語でキラーンと輝いたのは、きっと気のせいだと思う…


「というわけで、今日からあなた方7人は、ラードを仲良く救う会の一員として真面目に働いて頂くことになります。なお、牧場の仕事もありますから、他の会員とは別行動が基本になります」

あのあと、無事に説得成功したので、みんなと奴隷契約を結んだのだ…


「具体的には?」

ふむ…


「食事とお風呂は一緒ですが、狩りは初回のみです。ある程度レベルが上がったら、ここで牧場の仕事をして貰います。当番の食事も、キチンと運んでくださいね?」


「えっと…初回のみ狩りが終われば、食事を保証された上で、今まで通りの生活をして良いと言われとるのか?」

当然だね…


「そう取って頂いて構いませんよ?牧場の仕事をして貰うために雇用したんですから!!」


「まるで、天国じゃな!!」

馬好きからすれば、そうかもしれませんね…


「明日、狩りを経験していただけば、牧草地の敵の排除位は造作もないでしょうが…春臣さんと油断なく取り組んで下さいね…」


「取り敢えず、今日の飼料も十分に無いんじゃが…」


「あぁ、今の話は、明日以降の話ですよ…今日はこれから、この、御影と春臣さんと9人で、牧草地の狩りをしてきて下さい。そうすれば、餌の問題はほぼ無くなりますよね?なぁに、全身鎧は渡しますし、2人ともレベルが240を余裕で越えてますから大丈夫!!な?御影!?」


「は、はい!」

「えっ!!何で私が?」

ほほぅ…

御影はいい度胸だ…

ビリーさんはまだ固いですね。


「御影君、君の一言で非常に大きな誤解が生まれたのだよ…責任を取る必要性を僕は認めたのだが…君はそう思わないと言うのかね?」


「はぁっ!!なんか凄い丁寧語で話されてるのに…プレッシャーが凄いことになっていますぅ。目も笑ってるのに目力がハンパないです!!もしかして断ったら…」

あぁん?


「例の約束は反故になるさ!!当然な!!」


「そんなご無体な…」

黙れ!!


「お前の方が無体なことしてるっつーの!!お前、もう奴隷って単語自体を口にするんじゃねえよ!!こんな優秀な人材を雇用できるチャンスを棒に振ったらどうするつもりだったんだ!!」


「えっと…体で…」「ふざけんな!!」

牧場に向かって、御影の悲鳴が響き渡った…


「あぁ痛かった…そのこめかみグリグリって凄く痛いんで…もう勘弁して下さい…」

こめかみをさすりながら、御影が呻く…


「バカなお仕置きをされる方が悪いんだよ!!反省しろ!!…で、行かねえのか?行くのか?ハッキリしろ!!」


「行きます…」

さっさと言えよな…


「じゃ、狩りが終わったらギルドで待ち合わせな?僕とリーフさんは運搬に戻るからさ!!」


「えーっ!!一緒じゃないんですか?」

うん。


「二度言う必要はないな!!あぁ、春臣さんはそのまま牧場の仕事をして、18時に料理屋榊にみんなと一緒に来てください。祝勝会を兼ねた食事をしますから」


「にぇーっ!!」

机に突っ伏しても無駄だ!!


「春臣さん、働きが悪かったら報告して下さいね。同室で睡眠するという報酬を取りやめるんで!!」


「18時の件も含めて、畏まりました。ただし、50頭いるそうなので、御影を守備に回して私が攻撃を担当しますね…あと、御影を中心に解体して牧場の荷馬車でギルドに運んで良いですか?」

「畏まらないでよ!!」

御影はうるさいなぁ。

春ちゃんはさすが!!


「とりあえず、解体まで終わったら、セーフを呼んでください。僕が収納しに来ます。御影、迎えに来てやるから…気張ってやれよ?」


「承知しました」

「はーい、頑張るね」

よろしい。


「よろしくな」

あとは…


「さて、塚本さん、牧場は僕のものになりましたが、今後も、経営は塚本さん達が主になります。キチッと仕事をして利益が確保されれば、毎月の給料以外にも特別報酬を考えますから!!頑張ってくださいね!!」


「へ?給料?」

おいおい!


「さっき説明したはずですよ?独立採算性だから、利益が少なけりゃ、スズメの涙になりますが…飯は保証しますし…悪くない話じゃないですか?」


「いえ、良すぎる話なんで驚いてるんですよ!!奴隷に給料なんて…」


「ストップ!!奴隷契約を結んでますが、僕はあなた方を奴隷と呼ぶのは嫌です!!協力者と表現してください。だから、雇用契約と変わらないと思ってくださいね?そして、自分達を奴隷と卑下するのも止めてくださいよ?」


「は、はい…」


「ね、私達のご主人様は、すばらしいでしょう?」


「そうだね…硬すぎて、ちょっとつまみ食いも出来そうにないけどね…」

おいおい…


「ちょっと、椿!!アンタにはまだ早いでしょ!!」

塚本テリーさんの奥様である、枳さんの声が響いた…


瑞木美孝18才

レベル247(86)

体力値38万(850)=3億

魔力値38万(850)=3億

力38万(850)=3億

知力38万(850)=3億

俊敏さ38万(850)=3億

器用さ38万(850)=3億

幸運値38万(850)=3億

魅力380万(850)=32億

風5万(850)=4210万

水4万(850)=3560万

火3万(850)=2560万

土4万(850)=3640万

光2万(850)=1880万

称号

貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、鳥人

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

精霊魔法心酔級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・範囲観測中級

回復・催眠・風・火魔法・馬術初級

武装レベル:槍232、剣162、投擲458、打撃1、短剣570

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(1050)さやか(1663)恵美(2402)武司(520)玲子(55)朱音(4032)メルー(1112)道緒(731)直(1042)メアリー(871)燕(773)レモン(768)流々(802)里乃(904)リーフ(6162)奈美枝(203)御影(1246)ユリア(1052)枩李花(868)霞(978)他42名(平均780)

天河(868)春臣(1122)君里(802)秋虎(837)アーサー(388)太陽(79)七海(71)エース(861)他23名平均(662)

精霊:風(22,4)水(18,9)火(12,5)土(19,6)光(9,6)闇(15,3)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞他42人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他23人

設定

細かい数値を簡略化表示

楽しんで頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ