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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
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130空への旅と失言

「体?何のことでしょう?元気ですよ?」

記憶がないのかな?

まぁ、トラウマになるよりはマシだよね…


「確か…昨日はかなり長い勤務でしたよね?今日は休みだったじゃないんですか?」


「仰る通り、本日は休みだったんですが、同僚が急用で休んだので呼び出されたんです。ご用向きはなんですか?」

事務的な対応ですね…

まぁ、仕方ない…


「はい、今日もいつも通り獲物を持ってきたんですが…その前に、パーティーというかコミュニティを作ったので、登録して欲しいんです。メンバーも登録が…必要ですよね?」


「あぁ…パーティーを組まれるんですね。素晴らしい強さとはいえ、ソロでの狩りは何があるかわかりませんから…良い事ですね。代表者は瑞木さんでよろしいですね?メンバーと登録名をお聞かせください」

元々、セーフとペアだったんだけどね…

姿が確認できないセーフを、登録できるわけないからね。


「代表は僕です。で、一応確認ですが、幽霊って登録できますか?」


「代表が瑞木さんで…幽霊でしたか?本当に規格外ですね…冗談ではないでしょうから、本当に幽霊の仲間がいらっしゃるんですよね?残念ながら、冒険者ギルドの登録要件に死者でないこととありますので、残念ながら不可能ですね…」

やっぱり?

仕方ないね…


「決まりなら仕方ないです…で、はい。代表者は僕で瑞木美孝です。パーティー名は仲良くラードを救う会。メンバーは僕を含めて合計80名ですね…」


「は…80名!?なんですか?その大所帯は!?」

有言実行しただけですよ?


「昨日お話しした夢を実現させつつあるだけですよ?まずは、食べることが出来るように、協力してくれる皆に狩りのノウハウを伝えてます」


「食べることをって…餓死者を救うって話ですか?餓死しそうな79人全員を救ったと!?」

大分違うかな…


「違う点がいくつかありますね…まず、力及ばず、5人の命が、間に合わずに失われました。そして、仲間には恵美さんと綱芳さんが含まれますので、朝ご飯を渡したのは77人ですね。そして、僕は皆を救ったんじゃありません…皆に協力して貰って、これからラードを救うんですよ」


「はぁ…相変わらずのお人好し振りね…言いたいことは沢山あるけど、まず代表者登録をしないと始まらないわ!!ギルド証を貸してください」

そういうさやかさんも、十分良い人だと思います。


「はい。確認をお願いします…」


「は?はぁあああ!?なにこれ!?何なのよこれ!!」

なんだろ?

レベルかな?


「どうかしましたか?レベルのことですか?」


「そのとおりよ!!なんなの?この247って!!この国最強の騎士団長が45なんですよ?その5倍って…なにがあったら、こんな事になるのよ!?」

あぁ。


「それなら、表の馬車を見てください。買い取り希望のゴブリンを持って来てますから…まずは280頭ほど」

微笑みながら伝える…


「かはっ…1回で?しかも、まずは?そして…このレベル…まさか…」

血の気が引いている…


「はいっ!今後は約500頭ほどを7回に分けて運ぶつもりですよ?」


「今日の話かしら?」

土気色に近い…


「はい、多分一時間程度で運べると思います」


「一体何があったの!!説明しなさい!!事と次第によっては、貴方を放さないわ!!いえ、放せないわ!!」

胸ぐらを掴まれた。


「いやぁ…積極的な愛の告白は非常に嬉しいのですが、取り敢えず、登録処理と買取確認を進めないと日が暮れてしまいますよ?」


「違うのよ!!さっきの予定で動くとするなら、ざっと数えても4000頭になるわ!!そんな数が討伐出来る状況なんて、国家の危機なの!!一刻も早く王に伝えて、国防に備えなきゃラードが無くなるのよ!!」

その通りですけど…


「わかりましたけど……周りの同僚にも聞こえてるはずなのに、騒いでるのはさやかさんだけなのは何故ですか?」


「いいから、言いなさい!!」

吝かではないですが…

場所が悪いよ…


「わかりました…詳しく話しますので、まず馬車を倉庫に入れて、そこで話しましょう?往来の邪魔になってますので…あと、既に心配は要りませんから、落ち着いてください!!」


「仕方ないわね。それ位なら待ちましょう…」

頑固なんだから…

まぁ、そこも素晴らしい魅力ですけどね…


 全員で倉庫に移動する。


「で、これが、件の獲物ね……待ちなさい!!どこでコレを!?やっぱり一大事じゃない!!私がここに居て良かった!!」

一人で納得しないでよ…


「さやかさん、落ち着きましょう…さあ、こちらを向いて。話しますよ?」

荷馬車に向かって呟いてる。

さすが、さやかさんって事だね。


「え?あぁ…はい。話して…」

聞く気ないでしょ?

気乗りはしないけど、やるしかないかな…


「さやかさん!これを見てください!!」

収納から頭だけ取り出す。


「それは!!もしかして…黒いゴブリンって言われた個体じゃないの!?それの首よね?種別は…ダークアサシン…ゴブリンロードね!!」


「話を聞く気になりましたか?」


「はぁ…貴方が余裕な顔をしている理由がわかったわ…既に脅威は去ったってことね」

はい。


「その通りです。集まっていたゴブリンは全て狩り終わりました。状況証拠的には、この黒いやつが首謀者で間違いないですね」


「具体的に説明できる?」

まぁ…

取り敢えず頭はしまって、と…


「昼前に、精霊魔法で狩ったコボルトを回収しようと、森の中を飛び回ってたんですよ。そしたら、集まりつつあるゴブリンを見つけたんで、仲間達と約4000頭全てを狩り尽くしました。因みにゴブリンは全23種類がいました。もちろん、討伐褒賞金に反映させて貰えますよね?」


「やっぱり…わかってて、こういう積み方をしたわけね…わかりました。きちんと規程に沿って計算できますから安心して貰って大丈夫よ!!でも、ごめんなさい…私じゃなかったら気付けてないわ…ホントに情けない話だけどね!!」

やっぱりですか…

さっきのギルド内も同様の状況っぽいね。


「さやかさんが出勤して居て下さって助かりました…ありがとうございます!!」


「何言ってるのよ!!ラードにとっては、貴方が今ここに居てくれたことこそが、奇跡よ!!4000頭のゴブリンのいっせい攻撃を支える戦力なんて、今のラードには無いんだから!!」

本日2回目ですね…


「僕を含めてみんなが頑張りましたからね。じゃあ納得頂いたところで、登録をお願いします」


「言いたいことは一杯あるけど、1つだけ全く納得がいかないわ!!森の中を飛び回っていたって何?」

まんまですけど…


「わかりました。体験して頂くのが一番早そうなので失礼しますよ?少し…抱っこしますからね」


「わわわっ!!なにするの?」

お姫様抱っこでございます…


「一緒に飛んで貰います!!行きますよ。はい、首に腕をからめて掴まってください…準備はいいですね?」


「は、はいっ!!」

いっきまーす…

倉庫の外に出て、空への旅スタート。

あくまで軽く、ね。


「はい、目を開けて」

現在50m上空ですが…


「うわーっ!!高ーい。凄く遠くまで見えるわぁ」

ご理解頂けたかな?


「あそこに高台が見えますよね?あの高台から、ゴブリンを狩ったんです。見つけたのは、こうやって飛び回ってる時です。疑問点はもういいですか?」


「うん、それは理解したわ。でね、最大の疑問を聞くチャンスをありがとう。瑞木君、私の部屋で何を見たか教えてくれる?」

はぅっ!!


「覚えてるんですか?」


「その質問が出るってことは…やっぱり、私を助けてくれたのは瑞木君なのね…快楽に溺れきった私を現実に引き戻してくれたんでしょう?」

単純にそうとは…


「正直に言います。確かに、お助けしました。でも、あれの原因も僕がレベルアップしたから、起きた事でもあるんですよ…だか…」「いいの…瑞木君が悪意を持ってやってないことなんてわかるわ!!来てくれた時の必死な顔…目に焼き付いてる…夢かもって思った位、格好良かった」

命の危険があったからね…


「どうすれば良いですか?僕に出来ることなら…何でもしましょう!!」


「何も…お礼が言いたかっただけよ?ありがとう」

あぁ…

地面が迫る。

体全体で衝撃を殺す。


「どういたしまして…」


「空の旅も楽しかったわ」

空の旅も、ですか…


「満足頂けて、嬉しいですよ…」


「では、登録をしましょうか…今いるメンバーを教えてくれる?」

あぁ…

その前に相談しとく事があった。


「ところで、会のメンバーの中なんですが…財布を僕と一緒にしておきたいメンバーがいるんですけど…可能ですか?」


「何で、そんなことが必要なのかしら?夫婦とか恋人同士でしてる人もいるから、出来るけど…凄く不便みたいよ?夫婦設定にして、移動だけカード同士で出来るようにした方が便利なんだって…」

おぉ…

確かにそっちの方が便利だ!!


「あぁ、じゃあ…このリーフさんと、恵美さんにその設定をしてもらえますか?」


「よろしくお願い致します」「ばかだねぇ」

セーフ、何を呟いたの?


「瑞木君…昨日までの事を振り返るにあたって…今のこの状況を説明できる言葉はあるのかしら?」

鬼のオーラが…

え?

しまった!!

まだ、結婚のこと伝えてなかった!!

さっきの説明をして、話したつもりになってた!!


「ごめんなさい。今日の朝にこのリーフさんと、昼前に恵美さんと結婚しました。そのあと、セーフという人とも…報告が遅れて申し訳ありません!!」


「は?今日!?是非詳しく話して欲しいわ!!」


瑞木美孝18才

レベル247(79)

体力値38万(780)=3億

魔力値38万(780)=3億

力38万(780)=3億

知力38万(780)=3億

俊敏さ38万(780)=3億

器用さ38万(780)=3億

幸運値38万(780)=3億

魅力380万(780)=29億

風5万(780)=3860万

水4万(780)=3260万

火3万(780)=2340万

土4万(780)=3340万

光2万(780)=1720万

称号

貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、鳥人

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

精霊魔法心酔級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・範囲観測中級

回復・催眠・風・火魔法・馬術初級

武装レベル:槍232、剣162、投擲458、打撃1、短剣570

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(1050)さやか(1236)恵美(2402)武司(95)玲子(55)朱音(4032)メルー(1112)道緒(731)直(977)メアリー(871)燕(773)レモン(768)流々(802)里乃(904)リーフ(5512)奈美枝(203)御影(1003)ユリア(976)枩李花(868)霞(978)他39名(平均824)

天河(842)春臣(907)君里(750)秋虎(798)アーサー(388)太陽(79)七海(71)エース(827)他19名平均(726)

精霊:風(22,4)水(18,9)火(12,5)土(19,6)光(9,6)闇(15,3)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞他39人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他19人

設定

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楽しんでいただければ幸いです。

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