129ミサと岬と窓口のお姉さん
前回の最後を5月15日の時点で修正しております。
違和感を感じましたら、前話を確認頂けますとありがたいです。
「さっきは…そう…2人とも火花が散ってなかった?」
「ええと…」「ふん!!」
やっぱり…
「だよね…」
「わたしゃ神だったけどね…無理なもんは無理なんだよ…でも…仲良くしたいのも本当なのさ…だから、あれくらいで良いじゃないか?」
まぁ…
「えぇ…セーフさんの事は好きですけど、割りきれない気持ちはあります。でも、それを押し殺すときっと良い結果にはならないでしょう?」
うん…
「そうだね…さっき位のやり取りなら止めない方が溜め込まなくて済むかな」
「そうさ…」「ですねぇ…」
うーん。
童貞には前途多難ですなぁ…
なるようにしかならないとはいえ、何か能動的な手が打ちたいなぁ…
「何か良い方法がないか考えてみますね…」
「本能のまま突き進みな!!」
いや、待て!!
どんな返しだよ、ゲス姐さん…
「ほ…本能…ということは…私も…」
おーい、リーフさん…
帰ってこーい。
さて、ギルドが見えてきた。
ちょうど、馬車の一団も着くところ。
本気を出せば、現地からギルドまで1秒だろって?
その通りだ…
でも、どうせ馬車を待ちぼうけよりも、リーフさんをお姫様抱っこしたい!!
誰も不幸にならない賢い選択だとは思わんかね?
誰も僕を責められますまい…
「バカだねぇ。責めたりしないけど…往来の真ん中で嫁さん抱き締めて呟く言葉がそれかい!溜まってんじゃないのかい!?」
いや、溜まってるけど、止めて!!
止めてください!!
「また、口に出てたんかい!しまったぜ!!」
「わ…私なら…準備OKで…」「はい、ストップ!」
「何故ですか?」
言うまでもないね…
「ここは天下の往来ですし、ギルドに用事があって来ましたよね?明日まで我慢してください…」
「だったら、まず、リーフを降ろすんだね!!いつまで抱っこしてるんだい!?それとも、そのまま受け付け窓口まで連れてくのかい!!」
それいいね!!
「リーフさんに手を出したら許さないって意思表示になるかな…」
「瑞木…本気かい!?」「物凄く嬉しいですけど…本気ですか!?」
ですよねーっ。
「僕のキャラクターを逸脱してるよね?やっぱり…だから、しないよ!」
ストッとリーフさんを降ろす。
「「どうしたんです?」」
でもね…
「キャラクターを逸脱したとしても…そうしたら、皆が仲良くなるんなら喜んで僕はするよ?」
「はい、はーい!!立候補ーっ!!ぜひ、そうしてギルドに乗り込んで欲しいっ!そのまま、ベッドインも受け付けてますよ?」
えっとー、この声は。
「混ぜっ返さないで下さいよ。ミサさん!!岬ちゃんの前でしょうが!?教育上ダメダメでしょう!!」
「ふふふっ…あら?さっきの自分の姿を思い返しても、同じことが言えるのかしら?」
うっ…
「それを言われると、一言もありません。ごめんなさい…」
「素直ねぇ…やっぱり可愛いわ貴方…もう一度聞くわね。岬のお父さん兼私の旦那様にならない?可愛がってあげるわよ?」
えっとですね…
「非常に魅力的な申し出であることは確かですが…娘さんの前でいうのはまずくないですか?あと、残念ながらお断りです。嫁さん3人ですら、手におえてないのに、魅惑のお姉様と可愛い娘を手に入れたら、明日の朝日を拝めそうにありません」
「あら?大丈夫よ!?そんなに搾り取ったりしないわ…程々にしとくから安心して?それに、岬の前だからこそ聞いてるに決まってるじゃない。ねぇ岬、このお兄ちゃんが新しいお父さんだったら嬉しい?」
おいっ!!
突っ込みどころが多すぎだよ!!
第2のゲス姐さんじゃん!!
「美孝お兄ちゃんが、お父さん?嫌じゃないけど…お母さんと結婚しちゃったら、大きくなった私と結婚してくれるのかな?」
え?
「なに?岬も美孝さんの事が好きなの?駄目よ…私の旦那よ。岬はほかの男の子を探しなさいな!!」
待て!!
「じゃあ、私が結婚するから、お母さんは結婚しちゃダメだよ…」
おーい!!
「ラードじゃあ、2人とも結婚できるよ?法律としての決まりがないからね…」
セーフ…
更に混ぜっ返して何がしたいんじゃい!!
「「じゃあ2人の旦那様で!!」」
その結論のためかよ!!
「慎んでお断りしますよ!?ミサさん!!さっきもそう言ったよね?岬ちゃんゴメンね」
「あら…やっぱりか…仕方ないね…またの機会ね」「オッパイが大きくなったらリベンジするね…」
何で2人とも諦める気ゼロなんですか?
嫌な予感しかしない…
「はいはい、そろそろ指示をして下さいね。皆さんの邪魔ですよ?」
あっ、春臣さん。
ザ、常識人な突っ込みがありがたいです!!
「ありがとうございます!!半数を残して、ギルドに入りましょう。身分証があれば出しておいてください。ギルド証を発行して貰いますから!!」
「登録には費用が要ります。そんなにお金無いですよ?」
必要ないですよ?
「僕が払いますから、安心してください。ただし、結構値が張りますから、無くさないで下さいね」
「瑞木さん…脱帽です…まいりましょう」
そうだね…
さっさと行こう!
「あっ!!瑞木、覚悟してから扉を開けな!!」
扉を開ける直前にセーフが叫んだ…
ダンジョンじゃあるまいし…
罠がある訳じゃないでしょうが?
なんで覚悟が要るというのか?
「こんにちは…あれ?…体はもう大丈夫なんですか?」
さやかさんが窓口で座って仕事してました…
覚悟…
必要だったね…
瑞木美孝18才
レベル247(79)
体力値38万(780)=3億
魔力値38万(780)=3億
力38万(780)=3億
知力38万(780)=3億
俊敏さ38万(780)=3億
器用さ38万(780)=3億
幸運値38万(780)=3億
魅力380万(780)=29億
風5万(780)=3860万
水4万(780)=3260万
火3万(780)=2340万
土4万(780)=3340万
光2万(780)=1720万
称号
貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、鳥人
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
精霊魔法心酔級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・範囲観測中級
回復・催眠・風・火魔法・馬術初級
武装レベル:槍232、剣162、投擲458、打撃1、短剣570
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(1050)さやか(746)恵美(2402)武司(95)玲子(55)朱音(4032)メルー(1112)道緒(731)直(972)メアリー(871)燕(773)レモン(768)流々(802)里乃(904)リーフ(5512)奈美枝(203)御影(1003)ユリア(976)枩李花(868)霞(973)他39名(平均822)
天河(832)春臣(897)君里(740)秋虎(788)アーサー(388)太陽(79)七海(71)エース(817)他19名平均(726)
精霊:風(22,4)水(18,9)火(12,5)土(19,6)光(9,6)闇(15,3)
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞他39人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他19人
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遅くなりました。
楽しんで頂ければ幸いです。