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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第1日目 僕のパートナーは170CMの妖精さん
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12瑞木の実力と榊家の実力

「ところで肉屋に売るといくらなんですか?オーク肉」


「あっはは?ピン、ピンキリよ。はははっ」

まだ笑ってるし。

涙を溜めた瞳も可愛いんだけどさ。


「そろそろ職務に復帰してくださいよ」


「待ーってよ。ふーっ。久しぶりに笑ったわ。ここのところ暗い話しかなくてね。まぁ榊さんが馬で出たって話だったから笑ってられたけど、徒歩だったら危なかったから笑っていられないところね」

ホントかなぁ。


「馬ならモンスターからも逃げれますからね」


「そっちじゃなくて、オーク背負って帰ってくるなんて大変なんだから早い者勝ちの奪い合いになるわよ。怪我人や死人の処理はごめんだわ」

そりゃ確かに恐ろしいな。


「まぁ、 だから討伐部位だけにしたんですけどね」

ホントは毛皮も採ってますけど。


「いい判断だわ、一人で森に入ってオーク担ぐなんて自殺行為だし。因みにの話だったわね?肉屋に持って行けば大金貨二枚になる可能性もあるわ。でも普通は金貨二枚が良いとこね。つまりは交渉次第なのよ」

僕には無理そうだなぁ。


「ギルドで引き取ってもらった方が楽そうですね」


「そうね。ギルド証を持つならそうして貰いたいわ。一応規程には無いけど互助組織だから、利益が入らないと運営が苦しくなっちゃうのよ。まぁ普通はさっきみたいに互いに利益があることだから深く考えずにご協力を願うわ」

ふむ、あなたに言われるならそうしましょうかね。


「ええと、まずはオーク以外にもコボルトとゴブリンも討伐してきたんですが、褒賞金貰えます?後、オークとコボルトの毛皮も換金したいですね」


「もちろんよ。耳と毛皮を出して?」

オークが一番強いからな。

さっきみたいに困惑してない。


「これです」

とザックをひっくり返して、すべての獲物の耳とオークの毛皮三枚とコボルトの毛皮一枚を受付台に山積みにした。


「えっ?」

途端に青ざめる受付のお姉さん。


「何かおかしいですか?」


「オークは三体よね?規格外だけど、まぁ不可能じゃないわ。ゴブリンも七体だから別にいいわ。でもコボルトが異常よ?三十体って…何で生き残れてるの?」

普通に倒したけどなぁ。

僕の身体能力はベテランの半分位のはずだしねぇ。

そんなにびっくりされることかな?


「一グループが四体位だったので遠距離から数を減らして、近寄って来たところを仕留めただけですよ」


「ふーうぅ?その考え方ならあり得るけど、ものすごく強いのね貴方。瑞木君だったよね。多分現役の頃の私より既に強いわ。正直嫉妬しちゃう。でもギルド職員として頼もしく思うのも真実よ。私は榊さやか。元冒険者で最近ギルドに就職したの。よろしくね。門番の榊武司は父よ」

やっぱりですか。


「どことなく武司さんに似てますものね。しかし、これだけの美人が生まれて来るってことは、玲子さんもまた凄い美人なんですよね。美人に囲まれてうらやましいな。武司さん」


「……そろそろ、その誉め殺しは止めてよ。さっきからなんなのよ」

若干頬がピンクっぽい。

可愛いなぁ。


「いえ、これは僕にとっての真実ですから、誉め殺しなんかじゃないですよ」

本心です。


「もう。口が減らないわね。ギルド証が出来たわ。カードに名前とランクが載っているでしょう」

更に顔が赤くなった。

また絶対来よう。


「凄くシンプルですね。」


「後はここに瑞木君の血を垂らせば本人登録が出来るわ。そうすると名前の上にレベルが標示され、裏面には貯蓄額ね。本人にしか下ろせないからセキュリティは抜群よ。さっきの褒賞金もここに入れるつもりだけど良いかしら?」

収納もあるけどこっちの方が便利そうだ。


「そうですね。ここに貯めます」


「じゃあ血をここへ垂らしてくれるかしら?」

刃物を使う気になれなかったので親指の先を歯で切り、カードに空いた穴に血をつけた。


「登録完了。じゃあ本体にも登録してくるね。そうすればカードを紛失しても再発行が出来るし、提携店で買い物も可能なの。盗まれても本人に以外には支払い機能は反応しないからご安心を。ただし、再発行には新規登録の倍の代金がかかるから気をつけてね」

うーん。日本のカードより便利だね。


「年会費とか無いんですか?」


「そういったものはないけど、一定期間使用されないと失効扱いになるわ。使用の定義は、支払いや依頼の遂行はもとより、ギルド証の確認でも大丈夫よ。失効扱いになる期間は十年間ね」

十年て長いな。


「普通は失効しないですね」


「そうね。極たまに研究に没頭してたとか、引退して気ままに暮らしてたとかで失効する人はいるけど、普通は失効することなんてしないわね。したとしても再発行で対応可能だし」

使いやすいな。


「レベル6…か。ランクはE+ね。預金額は35400ラード。大金貨三枚と金貨二枚と大銀貨一枚と銀貨二枚になる計算か」


「ええそうよ。コボルトの数が凄かったからね。ランクは私の権限が及ぶ限り上げておいたわ。ホントなら私と同ランクのC+で問題ないと思うけど、ギルド長が不在でこれ以上は無理だったの。」

買い被りすぎだな。


「ありがとうございます、ランクについて詳しく聞いても?」


「ランクはSS、S、A、B、C、D、E、Fまであって、基本的に自分のクラス以下の依頼なら何でも受けられるわよ。

ただし、ランクアップは自分のランクの依頼を達成したときしか上がらないの。

それぞれのランクにはC+、C、C−の様に三段階の標示があるわ。

これはD+でランクアップするとC−になって、Cランクの依頼を成功するとC、もう一つ成功するとC+というように各ランクで三回成功すると上のランクへ上がれるのよ。

ただし、失敗はどんなランクの依頼でも一律一つ前の段階に戻っちゃうわ。

C+で失敗した場合Cになるわね。

これは失敗した依頼がCランクでも、Fランクでも同じよ」

少し複雑だな。


「要はランクを上げるには自分のランクの依頼を三回達成する必要があり、失敗は一つ前の状態に戻るって事ですね。でもこの形だとSSランクの人が量産されそうですけど?」


「そんなことはないわね。そもそもAランク以上の依頼は凄く出にくいし、ベテランでも依頼の失敗は避けにくいのよ。だから、無理な依頼は受けないわ。あと、ランクがA以上だとカードにも特典が色々つくわよ。カードからカードに直で支払いが出来たりね。まぁ雲の上の話だけど」

そういうもんか。


「あと、お勧めの宿を教えて貰えませんか?」


「手前味噌で恐縮だけど、うちの兄と妹が営んでいる宿が有るわよ。兄が酒場と宿屋。妹が料理屋なの。場所はこの裏手だから直ぐよ?」

武司さんの息子さんと娘さんか。


「わかりました。最後に宿代っていくらですか?」


「このところのインフレで凄いことになってるわ。二年前なら一泊二食で三百ラードだったんだけど、今は三千ラードにせざるをえないって話よ」

食糧難だからな。


「そうですか。そこに行ってみます。しかし、僕はさっきの収入があるから良いですが普通の人はどうしてるんですか?」


「普通は家を持つのよ。それか野宿ね」

うん、世知辛いな。


瑞木美孝18才

レベル6(1)

体力値105(1)=105

魔力値105(1)=105

力206(1)=206

知力105(1)=105

俊敏さ105(1)=105

器用さ105(1)=105

幸運値107(1)=107

魅力105(1)=105

称号

貧乳好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人

スキル

鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、レベルリセット、緊急避難、スキルリセット、収納ポケット、レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正、範囲観測初級、叱咤激励、槍レベル3、剣レベル2、投擲レベル5、打撃レベル1、解体中級、短剣レベル4、召喚魔法初級

相性

なし

奴隷

なし

設定

一部非表示

次は3時でしょうか。ねててお会いできなければ申し訳ありません

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