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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
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124馬車屋の買い取りと料理屋榊の買い取り

「春臣さん!!ちょっと来てよ」


「はい…荷馬車…の事ですね…4台の手配完了しました…価格も予定通りの10万ラードです…こちらが領収書です…予定通りに最速で手配しましたから、明日に4台とも稼働可能ですよ…」

わあ!!

びっくりした!

いきなり後ろからぼそぼそ話すからびっくりした…


「あぁ、びっくりした。交渉は成立したってことですね。それは良かった…しかし、何かあったんですか?元気無いですよね?良い馬が居なかったとか?」


「いいえ!!はっきり言って、荷馬車を引くだけなのが惜しい位の名馬を買い付け出来ましたよ!!4台とも!!問題はそこじゃないのです!!酷いことが起きていました!!」

一転して、力が入りすぎだな…


「ん…馬を扱う業者が、誰も馬を買いに来ないから商売あがったりで、廃業を考えてる…のかな?」


「瑞木さん…どうして!!それをご存じなのですか?」


「状況と貴方の落ち込み様から推察しただけですよ…知ってたわけではありません。しかし、危なかったですね。下手したら廃業してて買えなかったかも…もしかして、今日から動かせたりします?」


「はぁ…早く引き取って欲しいと言われてるので、喜ばれるでしょうね…」

渡りに船だな…


「廃業の理由は、販売不振とエサの確保が問題なんでしょ?他にも何か要因がありますか?」


「正にそれだそうです。町の外に放牧地があるらしいですが、オークが出るようになったんですって…って、まさか!!」

ん?

気付いた?


「まずは、4台ともすぐに稼働させたい!!第1段の荷馬車と一緒に町に降りて、受け取って合流。8台体制にします!!」


「承知しました。元騎士団と4人でご一緒しましょう」


「あとは、その店いくらですか?僕が買い取って雇われ店長やるのと、買い取るお金を融資するのとどっちが好みかな…?」


「ははっ。やはりですか…どちらもお断りしましょう…私には馬への愛しかない。商才と言う奴が皆無ですから…まぁ、誰か店長をして下さって、牧童とアドバイザー兼任なら…いけますかね」

ふむ。

採用!


「それ、いいね!!うちの面子から店長を出そう。なるべく商才がある人がいいねーっ。町へは5人で降りて、春臣さんは金額や条件の話を聞いてきてよ。そのあと、御影と行って買い付けて!!」


「な、なんで、いきなりそんなに、この話に食い付くんですか?」

当たり前じゃん!


「ラードは、あと1週間もすれば、元の活気を取り戻すために動き出す!!その時に流通の要の荷馬車が無かったら困るでしょう?その店って最大手でしょ?捨て値でも500万ラードの買い物だろうね…でも、今そこを救うことには意味がある!!捨て値で売られた馬は肉になっちゃう。餌がないんだから…そしたら食われて居なくなっちゃうよね。そして、その分を後から取り戻すには年単位の時間が掛かるんだ!!そんなのラードの復興の邪魔にしかならないよ」


「そこまで…考えての話ですか…感服しました」

大したことじゃない…


「まぁ、僕らの力があれば、どう考えても儲かる話だ。黙ってる手はないよね?気は変わりました?」


「いえ…牧童とアドバイザーで結構です。というか、そちらをこそ希望致しますよ。一時的な好景気の時は、きっとウハウハなんでしょうけど。その後が続かないのが目に見えてます。私は馬と戯れれば、それで満足な人間です…荷が勝ち過ぎるでしょう。あと、時々仲良くラードを救う会に参加させて頂ければ幸せですね…」

良く自分を知ってますね。


「わかりました。あと、先程の指示は了解頂けましたか?」


「はい、承知しました…御影さんが血抜きしたものから、順次積み込みに入りますね。皆と協力して進めればよろしいですね?」

わかってますね…


「はい!!よろしくお願いします」


「積込が完了したら、報告致します。ご一緒されますよね?」

ちょっと違うけどね…


「多分、一緒に行ってる余裕はないけど、報告は欲しいな」


「はい!!では行動を開始します」

うん、よろしく…

春臣さんとともに皆が作業に散っていく。


「さて、恵美さ…」「はい!!」

早いな…


「出待ちですか?」


「いいえ…そろそろかと思って、聞き耳を立ててました」

ふぅ、まぁ良いですけど…


「宴会の準備をお願いします。約85人での食事です。今が14時の15分前ですが、夕飯に間に合いますか?」


「ふふっ…食事の用意に関しては、夕飯を18時としても、16時に準備を始めれば宴会までに余裕で間に合います。下準備は済んでるし!でも、問題はテーブルと椅子なんです」

ん?


「あぁ!!足りませんよね?会場だけ借りるのかな?」


「いいえ。場所だけはあるんですよ…店の前や薪割り場なんかにテーブルと椅子を置けば大丈夫なんです。でも…」

ふむ。


「置くテーブルと椅子が無いというわけですか…」


「はい、残念ながら繁盛店じゃないんです。そういう形式のお店は、繁盛店の証なんですよ。道に多少はみ出しても、客がいれば黙認されます」


「ラードじゃ、そういうの厳しそうなのにね…」


「はい、厳しいですよ?だから、不必要にテーブルなどを置いてると、警告がすぐきます。客も入ってないのに放っておくと、テーブルは撤去され、処分費を請求されます」

町の治安の為だよね。


「衛兵辺りの仕事ですか」


「えぇ。処分費は結構な高額らしくて、1日の利益位は簡単には飛ぶみたいですね。でも、宣伝のためにわざとやってる所もあるみたいですよ」

どこも大変だなぁ…


「わかりました。僕が精霊魔法で作ればいいですね?」


「ありがとうございます。嬉しいな…」

いいんだけど…


「恵美さんも使えますよね?精霊魔法…どうして僕なんです?」


「えっと…それは、そのぉ…」

何?


「バカだねぇ。旦那様の格好いいところが見たいに決まってるじゃないか!」

えっ?

そういうこと?

恵美さんが恥ずかしそうに頷いてる…

うん、恥ずかしがるポイントが僕とはかけ離れてる気がしないでもない…

性的にはオープン過ぎるくらいにオープンなのにねぇ。


「良いですけど…僕も恵美さんの作ったテーブルとか見てみたいな…」


「わかりました…でも…下手ですから笑わないで下さいね」

ふむ。


「恵美さんの一生懸命さに顔がにやける事はあっても、作品を笑ったりしないと誓いましょう」


「よろしい…じゃあ時間までは、血抜きと運搬してますね」

うん。


「ゴメン、その前に綱芳さんの話に付き合ってください」


「はい、喜んで!!」

助かるよ!!


「ありがとう。あっ綱芳さん!!ちょっと話をさせてください」


「はーい。今行きますよ」

皆と積み込み作業をしていた綱芳さんが顔をあげる。


「すみませんね。馬車の代金や、風呂の使用代金をまだ、払っていませんでしたから…金額だけでも確認したくて…」


「ははっ…あとは、あの店の話ですよね?良いですよ…売ります。ただし、条件を3つ付けますけどね」

えっ?

いや、ありがたいけどさ…


「それは、ありがたいんですが、別に、すぐ結論を出して貰わなくて良いですよ?」


「いや…結論出すまでは、宿泊客なんですよね?例え客でも、妹の旦那と同居とか…厳しいですよ!!ある意味、かなり厳しい嫌がらせですよ?」

何故っすか?


「いや、そんなつもりは全くないんですが?」


「あのですね…身内の朝のシーツかえなんて、うちの両親の分だけで沢山なんですよ…俺、彼女もいないのに、その匂いまみれになるんですよ?勘弁してくださいよぉ」

あ…

あぁ、そういう意味っすか…


「それは、確かに厳しいですね。気付かなくてごめんなさい…」


「いいんですよ。俺の単なる我が儘なんですから!謝らないで下さい。で、ですね。条件ですが、大した事じゃありません。1つは、バーを引き続き経営させてください。料理屋も引き続きなんでしょ?変わらずにご愛顧頂きたいですね…」

うん、問題ないね…


「良いですよ?」


「兄貴、店だけで良いのかい?ストッカーは別に持つってことかい?」


「いや、どんな嫌がらせだよ…経営したいって言ったら、その辺は使えないと困るっての!!」

ま、そうだけど…


「そんなの兄貴の頭ん中だけの事じゃないか。説明下手だね。全く違う話になっちまうじゃないか!!」

でも、恵美さんの言うことも一理ある…


「まぁ、恵美さん落ち着いて…綱芳さん、ストッカーの酒の量が知りたいです…」


「7割ですね…」

中々スゲエ。


「それは、半年分の食材を確保したうえでですよね?」


「モチロンですよ。そっちはまだ余裕がある位です」

はぁ、そりゃあそんな広い倉庫を手離したくないだろうな…


「ストッカーもどうぞ…ただし、これ以上増やす場合は別の倉庫を借りてください」


「わかりました!!あと2つの条件ですが…俺の寝床はラードを救う会の皆と同じところが良いです。もう1つはさやかの事です。寝床を確保してやって欲しいんですよ。多分、寮でも文句を言わないと思います」

そっちも大丈夫だけど…


「吝かではないので、問題ないですが…最悪、実家に帰っても良いんじゃないんですか?」


「ありえません!!」

「絶対に嫌です!!」

「さやかも同じ意見です!!」「うん!!」

ふたりして、息を合わせてどうしたのさ…

いや、実家が嫌だって事だけはわかったけどさ!!


瑞木美孝18才

レベル247(79)

体力値38万(780)=3億

魔力値38万(780)=3億

力38万(780)=3億

知力38万(780)=3億

俊敏さ38万(780)=3億

器用さ38万(780)=3億

幸運値38万(780)=3億

魅力380万(780)=29億

風5万(780)=3860万

水4万(780)=3260万

火3万(780)=2340万

土4万(780)=3340万

光2万(780)=1720万

称号

貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、魔物の天敵、難病の克服者、皆のアイドル、鳥人

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

精霊魔法心酔級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・範囲観測中級

回復・催眠・風・火魔法・馬術初級

武装レベル:槍232、剣162、投擲458、打撃1、短剣570

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(835)さやか(742)恵美(2213)武司(95)玲子(55)朱音(4006)メルー(983)道緒(726)直(913)メアリー(866)燕(768)レモン(763)流々(798)里乃(899)リーフ(4955)奈美枝(203)御影(1003)ユリア(915)枩李花(863)霞(968)他39名(平均809)

天河(801)春臣(842)君里(711)秋虎(757)アーサー(383)太陽(79)七海(71)エース(787)他19名平均(723)

精霊:風(22,4)水(18,9)火(12,5)土(19,6)光(9,6)闇(15,3)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞他39人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他19人

設定

細かい数値を簡略化表示

遅くなりました。

楽しんで頂ければ幸いです。

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