120三種複合型と手持ちぶさた
「瑞木です…狩りに戻ったつもりが…やる事がありません」
「違うだろ?さっさと、囮と獲物の回収をしておいでよ」
そう、正確には僕が狩りという行為をする前に、協力者の皆に狩り尽くされるのを観察する係になってる。
「まぁ、僕に依存しないで狩りが出来るのは、理想としてたことだから、ありがたい話なんだけどね」
言いながら、収納していく。
「そうさ…最初はビビっちまって、戦闘に参加できないんじゃないかって心配してた位なのに、今は先を争って狩りをしてるんだからね」
ただ…
目的が、僕って気が少しするのは…
気のせいだよね…
気のせいだと言ってよ!!
「気のせいじゃないよ!!」
はれ?
「久し振りに口に出てた?」
「ただ漏れだよ…バカだねぇ。モチベーションって奴は人それぞれなんだ。恋しい人に、頑張れって言われたから、頑張るってのはおかしかないだろ?」
聞いてたんかい!!
「はいはい、自業自得ですよ。そうですよ…はぁ、あんまり肉欲のままの希望が来ませんように…」
「誰に何を祈ってるんだい…バカだねぇ」
なんとでも言ってくれ…
僕はまだ女の子に夢を見ていたいんだ!!
「バカな話はここまでだ。固いだけのゴブリンヘビィがそろそろ品切れらしいよ!!」
そうなんだよな…
ヘビィは動きは遅いし、装備してるものは、鋼鉄製の鎧と盾のみっていう意味わからん仕様なんだよな…
皮も固いから、目とか狙わないと、短剣が弾かれたりしてたし…
倒しにくいんだろうけど、それだけだ…
「って事は特異体のお出ましか!!」
「まず、弓の攻撃が来るよ!!もう少し下がって、引き付けるかい?」
んー。
「止めとこう。どうせ、上限100頭だろ?弓だけ奪ったら、どんな行動をとるか見てみたいな…」
と言いつつ、超速度でゴブリンアーチャーの弓だけ収納に奪っていく。
「なんだってそんなことしてんだい」
先を見据えてね。
「後で複合型を相手にする可能性があるんだろ?その時の参考になるじゃない」
取り敢えず、範囲観測で確認できる奴等からは、全部取り上げた。
「おっと、瑞木が下らない事を言うから忘れてたよ。まず、黒い奴の居場所は定まらないね…ずっと移動してるよ」
何してんだ?
「逃げ回るってのはタイミング的におかしいし…何やってんだろう?」
言いながら、崖の近くに移動開始。
「おそらく、指示出しじゃないのかい?黒い奴が現れたところから、ゴブリン達の順次移動が始まってるからね」
なら、間違いないでしょ?
「じゃあ、仮説の裏付けにもなってるわけだね!」
メイジは…
まだ現れない。
比較的移動速度の速い、シーフ、アサシン、アーチャーが集まってきただけみたいだ…
「その通りだね、奴が今回のゴブリンの異常行動を引き起こしたと考えて問題ないだろうさ」
と、すると…
「ここに全軍が集まると考えて問題ないね?」
僕に引き付けられたシーフとアサシンが、皆の投擲によって次々血の海に沈んでいく…
「多分、そうなるだろうね」
ちょっと楽しみだな…
「良し!!複合型を見れるわけだな!」
弓を無くしたアーチャーは…
徒手空拳かよ!!
しかも、結構様になってるのがすげえな…
「残念だが願いは叶いそうにないね…複合型は、まだ発生してないよ」
何ぃ!!
「ソルジャー、メイジ、ナイト、ヒーラー、アーマー、シーフ、アサシン、アーチャー、ポイズン、パラライズの上は、複合型じゃないの?」
あっ!
最後のアサシンが死んだ。
シーフも、後2頭だ。
アーチャーは、弓持ってる奴が21頭か…
結構、足に違いがあるな…
「なんでそんなに複合型に拘ってんだか…残念だったね。上には属性6種とウッド、ジャイアント、キマイラとロードの10種がいるだけさ!!」
ん?
「ジャイアント!!ここで出てくるのか…ってことは、つまり、複合型は合計22種類がかけ合わさっているってことか…」
さて…
弓持ってるアーチャーは近づいてこないな…
「おそらくね…でも、蓋を開けたら違うかもしれないよ…」
結局、わからないままだろうけどね…
「まぁ、そこまで増やす気もないからな…わからなくていいや…でも、黒い奴の名前とかレベルとかわからない?」
そろそろ、危険な奴等が来る…
「んー、レベルは直接見ないと無理だねぇ…名前はわかるよ?ダークアサシンゴブリンロードだね…」
はぁ!?
「三種複合型やんか!!しかも、ダークって事は闇属性だ!!なんか全体的に動きが単調な気がしてたけど、ここにいる奴らって絶対操られてる!!」
と言いながら矢を避ける。
ついでに新手も現れ出した。
ソルジャー、ナイト、ヒーラーの三種類だ。
「ヤバイのかい?」
おーい…
ヤバイなんてもんじゃないぞ!!
「僕は多分どうってことないんだけど、協力者の皆は違う!!同士討ちさせられたら、確実に死人が出る!!」
新手が近寄ってきてるけど…
投擲の威力の前に為す術無しだ…
「そりゃ…ヤッバイねぇ…どうする?」
いくつか方法はあるけど…
「一番の安全策で行こう。すなわち、精霊魔法!!火と闇以外の精霊魔法で排除しよう!!それには、セーフの協力が不可欠だ!!黒い奴がこちらに向かってきたら、間髪を入れずに知らせてよ!」
そして、それまでになるべく遠距離系の敵を排除したいな。
「おう、了解だよ!!取り敢えず、まだ、500位は移動を開始してないからね…猶予は結構あるよ?」
そうか!!
「僕なら、全て誘導した段階で見に来る!!後少しのタイミングで、教えて!!」
「そうだね!!わかったよ!」
そして!!
これが、皆に武器を渡せる最後のチャンスだ!!
「収納した武器を皆に渡してくるよ!!1分で必ず戻る!!」
矢を避けるついでに、踏み込んだ右足は、地面に爆裂痕を残した。
その勢いで、崖の上へ一瞬で飛び上がる。
「武器を補充に来ましたよ…受け取って下さいね」
「「はい、喜んで」」
いや、反応早いな…
既に、20人に囲まれていました。
ゴブリンアーチャーの矢は…
よし、届かないな。
瑞木美孝18才
レベル94(79)
体力値12万(780)=9800万
魔力値12万(780)=9800万
力13万(780)=9900万
知力12万(780)=9800万
俊敏さ12万(780)=9800万
器用さ12万(780)=9800万
幸運値12万(780)=9800万
魅力126万(780)=9億
風1万(780)=1230万
水1万(780)=1050万
火1万(780)=850万
土1万(780)=1050万
光7451(780)=580万
称号
貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵、難病の克服者、皆のアイドル、鳥人
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
精霊魔法信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・範囲観測中級
回復・催眠・風・火魔法・馬術初級
武装レベル:槍46、剣20、投擲118、打撃1、短剣108
妻
リーフ、恵美、セーフ
相性
綱芳(620)さやか(742)恵美(1812)武司(95)玲子(55)朱音(3497)メルー(788)道緒(591)直(776)メアリー(728)燕(640)レモン(622)流々(671)里乃(758)リーフ(4468)奈美枝(203)御影(799)ユリア(762)枩李花(741)霞(832)他39名(平均691)
天河(689)春臣(632)君里(624)秋虎(661)アーサー(369)太陽(79)七海(71)エース(695)他19名平均(624)
精霊:風(17,1)水(14,5)火(11,7)土(14,7)光(7,9)闇(12,0)
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞他39人
天河・春臣・君里・秋虎・エース他19人
設定
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遅くなりました。
楽しんでいただければ幸いです。