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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
131/503

119黒いゴブリンの影と解体上級を手に入れた御影

「セーフ、索敵結果を教えてくれる…」


「そうだね、中々凄い勢いだったね…」

何が凄い勢いかって?

短剣ですよ…

短剣!!


「セーフが合図を送ったら…雨あられのごとく降ってきたもんなぁ」


「そう、しかも1投目は正確に瑞木の近くにいた奴等ばかりを針ネズミにしたし、2投目以降もはずれなしって状態だよ。女性陣に限っての話だがね!!」

ふぅ…

お陰で僕の周りは敵が本気で死に絶えました。


「あんなこと言うんじゃなかったーっ!!」


「愛されてるねぇ…この幸せものっ!!ご褒美は何を用意するんだろうね?みんな楽しみにしてるだろうねぇ」

ど…

童貞を追い詰めてどうしようってんだよ!!


「ねぇねぇ!!何を用意すれば良いと思う?どうしよっか?どうしたらいいかな!?」


「焦り過ぎだよ?まずは敵に集中しなよ…ここは戦場なんだから!!」

僕にとっては後からの戦場の方がよっぽど辛そうだよ?


「セーフーっ!!お助けを…」


「全く、なっさけないねぇ。別に特別なことなんて要らないだろ?金はあるんだから、欲しいものは?って聞きなよ!!それだけじゃないか!!」

あっ!

そうだよね!!


「だよね!!よかった…下手したら体とか言われたらどうしようとか!!一瞬頭をよぎっちゃってさ…普通だよね!普通の要求だよね…心配しちゃった!!」


「まぁ……それはありうる…ね」

へ?


「嘘つきーっ!!」


「バカだねえ。嫌なら断りゃ良いじゃないか…そもそも自分で予防線引いてただろ?無理なことは無理って言いな!!」

はっ…


「あぁ、そうだね!!テンパりすぎたよ」


「じゃ、結論付いたんだから、狩りに集中だね…」

そうだね。


「うん、やっと初めての上位種に会えたんだから、しっかり観察しないとな…」


「さぁ、来るよ。ラージゴブリンだ」

うん、普通にでかい…

オークを更に一回りでかくしたサイズか…

手にはいつもの短剣ではなく、バスタードソードが握られている。

盾は無しか…

まぁ、邪魔だからなぁ…


 そんなことを一瞬思いつつ、槍で額を割り、絶命させた。


「しかし、死体が増えたなぁ。武器も投げた短剣と、端からゴブリンが持ってたやつも、転がってるから、邪魔だよな」


「まぁ、そうだね。この一団を倒したら、回収作業に入って良いんじゃないかい?」

だな。


「まだ、30頭居やがるけどな!!」


 まず、短剣を密度の高いところ目掛けて、軽めに投げつけて、5頭絶命。

 続いて、近づきながらバスタードソードを振り上げてる奴等の心臓に槍の穂先をプレゼントして、13頭を崩れ落とす。


「あと、12頭…」


 仲間の死を見て雄叫びをあげて走ってくる3頭には、短剣を投擲。

 残りの9頭は、最速で近付いていって、剣で首を切りつけていく。


「やっぱ剣って難しいなぁ。切れ味は悪くないはずなのに、切るって技術が伴わないとちゃんと倒せないからな」


 6頭しか、命が奪えなかったので、瀕死の3頭の心臓に剣を突き刺し、止めをさした。


「さて、行きますか?」


「まずは、ここにあるやつを収納するよ!!」

あぁ。

絶命しているラージゴブリンを収納に突っ込む。

そのあとは、協力者達が倒したゴブリンを回収。


「良し。大体片付いた。だけど…血抜きをどうするかなぁ」


「収納に入れといて、後で処理しなよ。まだ、死んでから数分なんだ…問題ないだろ?」

そっか…


「うん、そうしよう。ここで血抜きまでやってたら厳しいからなぁ」


 辺りには血の流れた跡だけになり、周りには平原と、数本の木立だけだ。


「じゃあ、あっちの集合地点だったところの片付けだね。あの辺りは経験値の有効範囲から出ちまうから気を付けな」

収納に集中しようか…


「了解。しかし、こんなに色んなレベルの奴等がいたんだなぁ、きっとコボルトの時も同じだったんだよな」

一番遠くに倒れてるゴブリンを拾いながら話す。

触れるだけで、収納に放り込めるから、無駄口を叩く位の余裕はある。


「そうだねぇ。ゴブリンがかなり高レベルなんだよね。たまにレベル1の奴も混ざってるけど、ラージゴブリンに比べても高いんだ」

なんでだろな。


「お陰で経験値も凄いことになってたもんなぁ。さっき、既にレベル41だったし、リーフさんみたく高レベルじゃなきゃ。20位はゆうに上がっただろうな…」


「独り立ちしても問題無い位のレベルだね…っていうか、トップレベルの冒険者じゃないかい。あの短剣の流星も当たり前だね」

まぁね。


「鎧も凄いから、世界トップレベルの戦士団の完成だね。ただ、僕の我が儘のために、もう少しは一緒に頑張って貰うけどね…」


「今の瑞木が望めば、命だっていとわないだろうからね。そんな程度の我が儘を気にする奴は居ないだろうさ」

はぁ?


「命だって?嫌だよ…そんな関係!!僕はみんなと仲良くやっていきたいだけなんだから!!」


「でもね、瑞木…人って奴は簡単じゃないのさ。力を持てば、窮屈を嫌う奴もいる。勝手をやりだす奴もね。瑞木の力はそれを未然に防いでるんだから…やっぱり凄いのさ」

むう…


「少しだけ、寂しい気もするけど…まぁ僕自身の努力の結果でもあるから…まぁ受け入れますかね。はい、収納完了」


「さて、どうする?」

数が知りたいな…


「索敵を頼むよ…現在の戦果は、確か1235だったね、みんなが既に上位種を200以上討伐してる。後の800頭の動向と、特異種以上の奴等の動き、そして、黒いやつの位置を知りたいな」


「任せな!!ただし、2分貰うよ!」

データが膨大だからな…


「じゃあ、僕は皆に武器を補充してくるよ。まだまだ倒し足りないだろうからね」


「皆によろしく」


「あぁ…」

移動を開始する。

そうだ、足場に固い石とか召喚してみたらどうかな…

いや、後で馬車の邪魔になるなぁ。

でも、今の能力で、普通の地面を蹴ったらクレーター位できそうだし、なんとかならんかなあ。

と考えながら、崖下に到着。

グッとしゃがみこんで、飛び上がる。


「「おかえりなさい!!」」

崖の上に着地した瞬間に、リーフさんと恵美さんが目に入った。


「はい、ただいま!!」

みんなで迎えに来てくれたらしい。


「ご無事で何よりです!!」「あなた、愛してますよ」

リーフさんと恵美さんが抱きついてくる。

嬉しいけど…


「はいはい、ありがとうございます。でも、まだ終わってないですから…すぐ出立しますよ?」


「え?ほぼ全て平らげたじゃないですか」

元騎士団長さんがポエっとした顔で見下ろす。


「まだですよ。あれを見てください。さっきまでゴブリンが集合してた場所に、再度ラージゴブリンとゴブリンヘビーが集まってますよね?これの意味するところは?」


「総攻撃の準備だと言われるんですか?」

うん。


「多分、そういうことでしょう…集まってる奴等自体は何も考えてないっぽいですがね…」


「でも、いきなり何故?」


「1つの仮説を考えました。奴等はレストに存在すればするだけ、レベルが上がってるみたいです。ゴブリンよりラージゴブリンの方がレベルが低いですから」


「そうだとして、何が起きるんでしょうか?」

簡単さ…


「あの、黒い奴ですよ。アイツがゴブリン達をまとめるだけの力を、得たんじゃないかと思うんですよ」


「あの時の黒いゴブリンが…」

でもね…


「大丈夫…リーフさんも、あの時より比べ物にならない位強いですから!!それに、みんなもいます!!」


「はい…」

まぁ、恐怖は拭い去れないよね。


「あれ!?アーサーは?」

姿が見えない。


「あなた…ここに来る前に、移動が苦手だって言ってたから、もう一度還したじゃないですか…」

おう。


「しまった…すぐ喚ぼう。アーサー、我が友よ!!現れて力を貸しておくれ」


「よぉ、結構時間がかかったのぅ。どれ……お、ゴブリンの奴等…200位しかおらんじゃないか…なんぞあったのか?」

ごめん。


「急いで狩りに行っちまったから、呼び出し忘れた…ごめんなさい」


「なんじゃ、別に気にせんよ。瑞木も五体満足じゃな…無事で何よりじゃ」


「ありがとう」


「ところで、瑞木…わしになんかしたか?実は…力がみなぎっておってのぅ。こんなことは初めてじゃ」

…知らないけど。

鑑定。


「すげぇ。レベルが300超えてるよ」


「やはりのぅ。わしのレベルはお前さんの能力値依存みたいじゃな。これならわしも力になれそうじゃ」

嬉しそうだねぇ、アーサー…

僕も嬉しい。


「では、アーサー。お願いがある。これから来る奴等は一筋縄ではいかない可能性が高い。ここにいるみんなを無事に退却するまで頼みたい」


「体をはって守れって事じゃな?ほっほっほ、それこそ騎士の本懐!!任せておけい」

ありがと。


「よろしくね。あとは、ここで血抜きまでしてくよ。ゴブリンに毛皮はないから、解体は必要ないね…取り敢えず血をためる穴を…大地の精霊よ、ミニマムグランドフォール!!」


「さすが、精霊魔法です!!」

よぉ、御影。


「良いところに来たな。はい、短剣。これで、ゴブリンの血抜きをする仕事を命じます」


「えっ!ええっ!!」

素早さ2倍補正の風の短剣だぜ…


「いくぞ」

言いながら、ゴブリンを順に渡していく。

500位で場所が無くなったので、移動して穴を作って再開。

1235頭全てを血抜きして、ステータスを確認すると…


「おめでとう、御影。解体は上級だ。頑張ったな」


「おぉ…私の手にも職がついたのですね…素晴らしいです」

うん。

いつもそうなら、可愛いげがあるのにな…

短剣を返して貰ってと。


「よし、あとはここに武器を出すからね。みんなで敵を減らして欲しい。慎重に投げれば、ゴブリンの殲滅も可能なはずだから、宜しくね」

収納から、短剣と剣とバスタードソードなどを出す。

魔物から回収した武器を全て置く。


「壮観じゃな…」

まぁね。


「じゃあ僕は狩りに戻るよ。投擲は適宜開始して構わないから…頑張ってね、みんな」

瞬間、ザワっとした…

うん…

考えない考えない…

気付かない方が幸せな事もあるさ…


瑞木美孝18才

レベル62(79)

体力値8万(780)=6300万

魔力値8万(780)=6300万

力8万(780)=6400万

知力8万(780)=6300万

俊敏さ8万(780)=6300万

器用さ8万(780)=6300万

幸運値8万(780)=6300万

魅力80万(780)=6億

風1万(780)=810万

水8831(780)=690万

火7153(780)=550万

土8736(780)=680万

光4891(780)=380万

称号

貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵、難病の克服者、皆のアイドル、鳥人

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

精霊魔法信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・範囲観測中級

回復・催眠・風・火魔法・馬術初級

武装レベル:槍43、剣19、投擲113、打撃1、短剣106

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(591)さやか(742)恵美(1782)武司(95)玲子(55)朱音(3468)メルー(748)道緒(563)直(745)メアリー(695)燕(596)レモン(582)流々(647)里乃(715)リーフ(4412)奈美枝(203)御影(733)ユリア(733)枩李花(715)霞(804)他39名(平均666)

天河(669)春臣(614)君里(600)秋虎(642)アーサー(365)太陽(79)七海(71)エース(671)他19名平均(608)

精霊:風(17,0)水(14,5)火(11,7)土(14,7)光(7,9)闇(12,0)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞他39人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他19人

設定

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楽しんで頂ければ幸いです。

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