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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第1日目 僕のパートナーは170CMの妖精さん
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11証明証とギルド内に響く笑い声

 ギルドに向かう途中で、奴隷を手に入れたらどうなるかについてセーフと話した。


結論としては…

「魔力値が上がった分、器用さや知力が上がるから問題は起きやしないよ」

ということらしい。


「ところでさ…セーフ、ステータスを見ると火魔法じゃなくて、召喚魔法が初級になってるんだけど…」


「なんだって!?器用な子だね。炎そのものを召喚したから、さっきみたいに一瞬で消えたのかい」

珍現象ですか?


「珍しいの?」


「まあね。普通は燃やす対象を頭にイメージしちまうから、通常の火がでるけど、瑞木は火そのものが目の前に現れることをイメージしたんだろ?その差が結果に作用したんだね。召喚魔法は上手に使えば頼もしい力になるよ」

そんな話をしながらギルドに到着。


「窓口が三つあるね」

呟くと。


「鑑定で称号を確認しな」

セーフが返事を返してくる。


鑑定で見ると称号は以下の通り。

称号

妻帯者、恐妻家、子煩悩、倹約家、小心者、自己の奴隷化


称号

旅人の守護者、有能、元冒険者、剣豪


称号

処女、常時欲求不満、怠惰、実家暮らし、自己の奴隷化


 これは二番目のお姉さんで決まりでしょう。

 特に三番目はあり得ないな。


「処女なのに欲求不満って」

と小声で口に出ていたらしく。


「バカだね。女にも性欲はあるよ!!放っといてやりな!!当たり前なんだから!!」

とセーフ姐さんにどやされました。

ごめんなさい。

反省しよう。


「すみません。証明証の発行とギルドで冒険者登録をしたいんです。これ仮証明ですので、よろしくお願いします」


「はい。初めての方ですね。証明証はギルド証と同一の物になりますから、ギルドに登録して貰えば自動的にお渡しするものですよ」

予定通り真ん中の席のお姉さんに声をかける。

胸が小さくて好みだなぁ。

自然に視線を下げてしまうよ。


「胸が小さくて好みだなぁ」


「お客さん?寝惚けてるとしばきますよ?」

かなりドスのきいた声が、受付の中から返ってくる。

しまった!!

心の声が出てしまってた。


「ごめんなさい。余りに好みだったので思わず口に出てました」


「あら、からかった訳じゃないのね?それなら許してあげるわ。じゃあこの書類に記載して。仮証明があるから名前と年齢だけで良いわよ」

よかった。

怒りのオーラが消えてくれた。


「もちろん。真実ですよ。こんなに美しい女性と話せて僕は幸せです。申し遅れました瑞木美孝と言います。お見知り置きを」


「あら、この控えめな胸に心惹かれたと聞こえた気がするけど?」

うぅ。


「確かにその素晴らしい胸が一番魅力的だと感じますけど、先ほどの言葉にも偽りはありません」


「フフフ。ナンパにしては第一声が馬鹿すぎるものね。信じてあげるわ」

ありがたい。


「ありがとう。手数料を支払いたいんですけど」


「うん。ここのところのインフレで手数料は金貨一枚なのよね…払えるかしら?無理なら別の町に行って登録して貰うしかないんだけど?」

榊さんに聞いといて良かった。

こう言うのは事前に知ってると心構えが違うよね。


「実はここに来る前にモンスターを倒したんです。その討伐料金で払いたいのですが可能ですか?」


「良いけど、何を何体持ってきたの?その状態から察するに、肉は持っていないみたいだし、最近は王家から特別褒賞金が出てるけど、普通は一体で払える状態じゃないわよ?」

そりゃそうだよね。


「まず、オークとゴブリンとコボルトの褒賞金額を教えて下さい。その上で足りなければ現金を足しますから」


「……良いわよ。オークが金貨一枚で二千ラード。ゴブリンは銀貨二枚で四百ラード。コボルトは銀貨五枚で千ラードになるわ」

ちょっと困惑気味だ。

新人登録でこんなこと言う奴はいないのだろう。


「じゃあオークで払いますよ。三体分ありますから足りますよね?討伐証明の左耳です」


「はい、確かに。しかもこの切り口は凄く新しい。今日の討伐よね。肉なら普通は大金貨一枚分の一万ラードよ。どう処分したの?まさか肉屋に持ち込んだ?」

耳の切り口を見てからの食い付きが良過ぎて怖いんだけど。

肉の価値からすれば当然か?


「田舎者でして、肉の価値を知らなかったんです。だから倒したところにそのまま置いてきまし」その時、一斉にギルド内にいた冒険者達が駆け出した!!

受付のお姉さんすらも行きたそうに溜め息をつく。


「置いてきましたが、門番の榊さんに譲ったので、もう現地には肉は無いはずですよ?馬で運びに行かれたのでちょうど帰ってくる頃でしょう」


「あら、そうなの?走っていった人たちは残念ね」

僕には辛うじて冷静に返してきたけど、お姉さんの肩が震えてる。

笑いを堪えてるのかな。


「ここには同僚の人と僕しかいませんよ?我慢は体に毒じゃないですか?」


「あははははっ!!」


 途端に他の窓口も含めて、3つの笑い声があがる。

 しばらく、椅子から転げ落ちて立ち上がれない3つの影がうずくまっていた。


瑞木美孝18才

レベル6(1)

体力値105(1)=105

魔力値105(1)=105

力206(1)=206

知力105(1)=105

俊敏さ105(1)=105

器用さ105(1)=105

幸運値107(1)=107

魅力105(1)=105

称号

貧乳好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人

スキル

鑑定、他種族言語理解、スキル取得補正、レベルリセット、緊急避難、スキルリセット、収納ポケット、レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正、範囲観測初級、叱咤激励、槍レベル3、剣レベル2、投擲レベル5、打撃レベル1、解体中級、短剣レベル4、召喚魔法初級

相性

なし

奴隷

なし

設定

一部非表示

次は二時ですね

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