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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
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114加護の意味と水の装備

「選りによって速さが512倍って、馬鹿か?いやまぁ、能天気さよりはマシだけどさ…」


「全くだよ…この装備は死蔵するしかないかねぇ…危険すぎるよ」

死蔵か…

勿体無いな…

仕方ないけどさ。


「器用さを伴わずに速さだけが上がるからな。子供にF1を運転させるようなもんだよな…いや、もっと酷いか…時速4キロの移動速度が時速2000キロ超えだぜ!?弾丸かよ!?」


「音の壁を楽々突破だってのかい?体が持たないじゃないか!!」

たぶん大丈夫だ…


「いや、全身鎧の性能がオリハルコン超えたらしいから…死にはしないかな。ただ、人間大のオリハルコンの塊が弾丸並みのスピードで無秩序に動き回るって…悪夢以外の何者でもないよな?」


「馬鹿な事を…全身鎧と言ったって空気との隙間があるだろ?簡単に真空状態になって切り刻まれちまうじゃないか!!」

そうだった!


「地獄絵図しか思い浮かばないな…最悪だ!!っつーか作り直さなきゃ!!何が良いかな…光は端から除外、風はアウトだから…火か水か土か闇だな…それぞれ、加護は力、回復力、魅力、魔力だな」


「まぁ、水じゃないかい?どう考えても他のは、危険が伴うじゃないか…特に魔力なんて…火薬庫を人数分だけ作るようなもんだ!!」

まぁ、素直に水に落ち着くべきだな…


「じゃあ、水の精霊に加護を得られる場所を聞かなきゃ…」


「やー。瑞木ーっ!!その場所は水場の近くなんだー。一番近いのはねー。…こっちだよー。そこの道を進んだところにあるー、大木の周りー」

相変わらず早いなぁ。

つか、早すぎる。


「ありがとな!!」


「えへへー、どういたしましてー」


 水の精霊の教えてくれた所に移動すると、樫の大木が、その姿を現した。

 大木の根元近くに小さな湧き水が絶え間なくせせらぎを湛えている。


「これは、この辺りの土を使って作ると多分湧き水に影響を与えちまうねぇ。下手すると涸れちまう」

ん、場所の確認は済んだから。


「じゃ、向こうで作って運んでくりゃ問題は無いわけだよね?」


「そうと決まりゃあ、行こうかね…」

おう!!


 滞りなく、土での武器防具の製作が整い、焼き上げも問題無く済んだと同時にレベルアップ。

 まぁ、こんだけ作りまくれば、ある意味当たり前か…


「水の武具を見るのは初めてだけど…青白色が鮮やかで、オパールの輝きが美しいな。浴槽も綺麗だったけど段違いだ…」


「きっと今なら浴槽も同じくらい素晴らしい奴が出来るだろうさ!!もう、形とかを超越してるよ…そこにあるだけで芸術品と言えるよ」

いや、これ使うんだけど…

血煙舞う討伐の場で使用する武器と防具なんですけど…


「まぁいいや。取り敢えずうちの面子に渡す奴だけ聖別しようか…」


「いや、直接渡すときで良いだろ?神水に通すだけだし、手間はかからないじゃないか?」

そらそうだけど…


「それなりに時間かかるよ?」


「と言うか。良い手を思い付いたんだよ!!瑞木の鎧は分解できるじゃないか?」

僕なら、だけどね?


「僕以外には無理じゃないかな?」


「だから良いんじゃないか。勝手に組み替えられたりしないしね。胸の辺りの一番小さい部品を外して、風の装備の部品と部分的に入れ換えたら…どうだい?」

なかなか面白いアイデアだ。


「確かに、一揃えで512倍って事は、各パーツなら効果が落ちるってことだ…部品の総点数は502点、割ると1個当たりの割り当ては約1倍だ」


「え?」

何か?


「ということは、2つを取り替えてやれば、約2倍の速さの加護が付くってことになるよね?」


「そんなに細かく分かれるのかい?とてもそうは見えないけどさ…」

あぁ。

ギミックを動かすからね。


「僕以外には絶対分解できないと、断じても良いくらいだけどね…そもそも簡単にバラけたら鎧にならないしね」


「やっぱり、チート野郎だねぇ」

聞き捨てならねえ…


「他のはともかく、これに関しては、僕と大地の精霊の技術力が高いだけだから!!ズルしてないよ!?」


「拘るねぇ。まぁいいさ。で、やるのかい?」

そうだね…


「取り敢えず、一番時間がかかりそうな組み替えだけやっとこうか…朱音さん辺りに効果を確認して貰ってから、聖別かな…」


「そんなとこか…じゃあ、とっとと終わらせて帰ろう」

確かに良い場所だけど…

まだ、風呂と飯があるもんな…

必要な鎧の数+αとして、90組を部品変更して、そのまま帰途につく。


「セーフ、風呂なんだけど男連中と入るつもりだけどどうする?」


「どうするも何も…流石に一緒に入るのは遠慮しとくよ」

あら嬉しい!

やっぱ、嫁さんの裸を誰かに見せたくないよな…


「じゃ、ひとっとび、行こうか」


「うん。あたしゃゆっくり飛んでくから、瑞木は先に行きな…」

うん?


「良いけど…どうかした?体調不良」


「大丈夫、心配ないよ…単に、移動で瑞木についてくのがしんどくてね。移動方法の更新を考えるべきかねえ」

んー。

何か考えてみよう…


「じゃ、行くね。またあとでね」


「おう!!気を付けるんだよ!!」


 門扉を駆け抜けて、料理屋榊に到着。

 なんとか、男連中が風呂に入る前に到着できた。


「天河、湯はどうなってるのかな?」


「あぁ、それなら、恵美さんが入れ直してくれたよ?」

忙しいのに悪いなぁ…

せめて次は僕が入れ換えよう…


「そうか、ありがと…じゃ僕も入るよ…」


「おう、せっかくの湯だ、楽しんで入れる方がいいよな」

普段は簡単には入れなかっただろうからな。


 風呂の中には既に男連中がたむろしていた。

 かけ湯をしてから自分も浸かる。


「じゃあ、エースも天河も元々は騎士団出身なのか…」


「そうさ、例の1件でくそ弱くなっちまってたところで、リーフ様の噂を聞いてよぉ。馳せ参じたって奴さ」


「ま、実際は元騎士団の女たちに、おんぶに抱っこっていうのが正しい姿だろうよ」


「ちげえねぇ。俺たちじゃ1日にゴブリンを1頭狩るのが精いっぱいだったからな」


「でもよ。これからの俺は変わるぜ。力をつけて皆を養うんだ。ゴブリンじゃなくてオークを狩れるようになってやる!!」

もしもし?


「あのね?2人ともさ、勘違いしちゃだめだよ。何言ってるのさ」


「「大きすぎる夢か?」」

違うよ!!


「夢が小さいってば!!そもそも、2人ともさ、僕の仲間になる前の騎士団の時から、数値的に力と速さが100を超えているんだよ?なんでゴブリンごときしか倒せてないのさ?」


「連携を組もうとするとどうもずれるんだよな」「あぁそうなんだよ」

原因はそれだよ…


「とりあえず、守勢にまわるのを止めるべきだね。朱音さんにも教えておくけど、効率悪いうえに一部の人の良いところを発揮できなくさせてるよ!!」


「どうしろっていうんだよ!!」「どうしようもなかったぜ?」

うん。

常識を捨てようか…


「まずね。投げなよ。短剣か、剣か、槍か、何でもいいよ。敵を見つけたら武器を投擲して数を減らそう!!というか、僕もそうしてきたし!!」


「えーっ!!騎士団では、まず守備を固めて相手のすきを突けってのが、最大の教えだったぞ?」

古いんだよ。

自己の奴隷化を使ってれば、有用な戦術かもしれないけどさ…

それにしたって、非効率だ。


「あのね、確かに人対人の戦闘ならそうなるさ。だって、相手の技量が高いんだもの。でも魔物相手でぶん投げた武器が防がれた事が無いよ?」


「マジで?でもそんなに武器もってないぞ?」


「あぁ、それなら僕が提供する予定だから心配いらないよ。昨日400頭ほどコボルトを仕留めたからさ。800本は短剣がある。それを使えばいいさ。器用さも上がってるし、元々力も強いんだから、楽勝で勝てるはずさ。1人でゴブリン100頭位は楽勝のはずだよ?」


「400頭?」「冗談だろ?」

信じねぇか…


「仕方ないな。ちょっと勘弁してよね」

言いながら、収納から50本ほどの短剣を取りだす。コボルト謹製の品なのは見ればわかるはずだ。


「マジ話なのか?」


「当然だろ?じゃなきゃ、ここの支払いも、飯もどうやって賄うってんだよ?」


「あぁ、確かにな」「俺らマジで考えなしだわ」


「仲良くラードを救う会の会員になったからには、もう少し頭を使ってくれないと困るよ…」


「「瑞木、すまねぇ」」


「すまねぇ、じゃなくてさ。さっき言った事をちゃんと実行してよ?」


「わかったぜ」「必ずだ!!ところでよぉ、あの凛々しい巨乳ちゃんとはどこで知り合ったんだよ?」


「リーフさんのこと?それとも、あかねさん?もしかして恵美さんのこと?」


「くっそぉ、羨ましい野郎だ!!とりあえず、リーフ様や朱音ちゃんは知ってるっつの。恵美さんだよ!!」


「ここに入ってくるとき見ただろ?ここの料理人さんだったんだよ。そして、ここは僕の宿だ。説明終わり」


「なんで、宿の料理人といきなり結婚できるかって聞いてるんだよ!!重要なのはそこだろ?」


「色々あったんだよ!あほな事やってたから叱ったり、弁当作ってもらったり、恵美さんの姉さんを口説いて振られたり、胸を押し付けられたり、溺れてるところを助けたり、裸で土下座されたり、一緒にお風呂入ったり、裸ワイシャツでせまられたりね」


「…なんだそれ?」「なんだよ土下座って、しかも裸?どんな背景があってそんなんなるんだよ」


「それは秘密だ!!」


「待て!!」「気になる話だけして終了だと?ふざけるんじゃねぇよ!!実は嘘だな?」


 裸なので、馬鹿な話もしつつ、結構仲良くなって風呂を出る。

 出て気付いたが、拭くものが用意されている。


「ありがたい話だな」

恵美さんの気配りに、頭が下がる思いだった。

せめて、洗濯しとこう!!

使われてたタオルを収納法を使って乾かしておき、湯船のお湯は精霊に頼んで張っておく。


「さて、ご飯、ご飯!!」


瑞木美孝18才

レベル4(79)

体力値2845(780)=2219100

魔力値2850(780)=2223000

力2965(780)=2312700

知力2849(780)=2222220

俊敏さ2855(780)=2226900

器用さ2858(780)=2229240

幸運値2855(780)=2226900

魅力28560(780)=22276800

風496(780)=386880

水363(780)=283140

火309(780)=241020

土300(780)=234000

光251(780)=195780

称号

貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵、難病の克服者、皆のアイドル

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

精霊魔法信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・範囲観測中級

回復・催眠・風・火魔法・馬術初級

武装レベル:槍13、剣8、投擲19、打撃1、短剣20

リーフ、恵美、セーフ

相性

綱芳(340)さやか(742)恵美(1491)武司(95)玲子(55)朱音(3210)メルー(499)道緒(338)直(411)メアリー(351)燕(328)レモン(304)流々(251)里乃(362)リーフ(3999)奈美枝(203)御影(373)ユリア(322)枩李花(288)霞(369)他39名(平均318)

天河(383)春臣(352)君里(355)秋虎(369)アーサー(333)太陽(79)七海(71)エース(372)他19名平均(301)

精霊:風(16,8)水(13,8)火(11,3)土(11,2)光(7,9)闇(12,0)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞他39人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他19人

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