表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
120/503

109怒りと治療風景(男児)

「さて、これで、協力者78人の契約が全て終わったね!!」

そうさ、随分時間がかかったから疲れたよ…

時間も予定よりかかったなぁ…

今は、11時半かな…

今から移動するとちょうど良いくらいの時間かも?

でも、リーフさんとのデートは、時間的に不可能か…

あっ。


「うん、そうだね。次は飯かな。そういえば、リーフさんって例の謁見の依頼どうしたのかな?」


「あぁ、安心しな。さっき朱音と出掛けてきてたよ。無事に完了したって言ってたからね。それよりも、飯の前にやることやらやきゃいけないじゃないか!!対象者は74人で、その内、女は30人、男は8人が罹患してる!!」

罹患?

はぁっ!!

忘れてた…


「そうだ!!性病の治療があった!!38人って多いな!!」


「約半数だろ?こんなもんじゃないのかい。母数にガキも混ざってるからねぇ。まぁ、ガキの中にも罹患者がいるから嫌なんだがね。仕方ないことさ」

ガキの中にも!?

全く聞き捨てならないんだが!?


「何で子供が性病に罹患してるんだよ!?」


「話す前に、恵美、昼飯の準備は良いのかい?一応治療は、男と女は分けるからねぇ。20分ってとこだよここから歩いて10分だから12時過ぎには先頭が到着できる計算だよ?どうだい?」

おいおい…

30人を一気かよ?


「舐めて貰っては困るよ。準備万端抜かりなしだから、一緒に移動しても1分以内に支度は出来るけど、10分は先着しておくとしようか?」

さすが恵美さんですね。


「じゃあ、指先からのスープ…飲んどきな。さ、瑞木」

あぁ、あれか。


「じゃあ、ここに座ってね」


「はいっ!!」

そっと、僕の膝に腰を下ろす恵美さん…

元気で可愛いなぁ。

凄く甘い香りが鼻腔をくすぐる。

まぁ、奥さんだからいいよね。


「じゃあいきますよ」

軽く口付けをして、スープを供給開始。

一瞬驚きに見開かれた瞳はすぐに閉じられた。

スープを流し込みながら、恵美さんを味わう。

さっきの欲望まみれのキスも嫌いじゃないけど、僕の好みはこちらだなあ。


「はい!!1分だ。とりあえず終わりな!!続きはまたゆっくりやりな!!今は治療優先だし、飯優先だよ!!」

そうだな!!

口を離すと、恵美さんがセーフを一睨みして立ち上がる。


「じゃあ、あなた、準備が済んだら、すぐに先に行くわ!!お風呂の準備もしておくから、治療が済んだ子達を寄越してね」

あなたか。

いい呼び名だよね。

治療後には風呂に入りたいよね…

ありがたいな。


「おぅ。宜しくね。ありがとう」

扉から出ていく足取りが軽い。


「バレたか…」

何が?


「どういう意味さ」


「追い出すために、スープの話を振ったのが、バレたんだよ」

何で?


「追い出さなきゃいけない理由は?」


「さっき、瑞木が激昂した理由さ。体を売ってた子供の話なんて、知る奴が少ない方が良いに決まってるよ!!」

あぁん!?


「それって元締めが居やがるのか?」


「男娼には居たってのが、正確だろうね。もう死んでるよ…ラードはその辺が厳しいからね。女達は基本自営だね」

でもさ…


「それで職を失って餓死寸前かよ?やってられないな!!」


「過ぎたことを嘆いても仕方ねぇさ!!治してやって手に職をつけてやるんじゃないのかい?」

そのとおりさ。


「あぁ!!そのとおりだけどさ…居たたまれないな」


「だからね、治療はガキと大人に分けるよ。計4回だ。いけるね?」

やるに決まってるさ。


「全力で頑張るに決まってる!!」


「いい気合いだよ…じゃあ呼ぶからね。宜しく。まずは男のガキだよ。6人だ」

6人も?

そんなに、体を売らされた子供が居ることが許せない!

自然に握りこぶしを作っている自分が居た!!


「なに?」「こんにちは」「どうしたの?」

そっか、説明して連れてくる訳にゃいかないよな…

しかも、弱ってて助けた子達が4人全員含まれてるし…

性病の影響もあったかもな…


「リラックスして聞いてくれ。ここで今から話すことは誰にも話していない。僕と今、君たちを呼びに行ったセーフしか知らないから。今後も秘密にする事を誓う。だから、僕に君たちを治療させてね」


「「「何の話…?」」」

わからないよね、まだ自覚症状もないだろうし。


「単刀直入に言うよ。君たちは性病に罹患してるんだ。だから今から僕が治療するよ。安心していい。罹患した理由も知ってるからね。セーフが患部を指定するから、浴室で患部を出して待っててね」

全員の顔色が青を通り越して白くなった。


「わかり…ました」

よし。


「セーフ…宜しく」


「この子は口と性器と尻だね。他は全員尻だけだ」


「はい…」「優しくしてください…」「うぅ」

何で?

みんなこの世の終わりみたいな顔をしてる。

取り敢えず、全員が浴室に消えた。


「もしかして、勘違いしてるのかな?」


「かもね?」

急いで治療しよう!!

そうすれば誤解は解けるはずだ!!


「治療を始めるよ」

浴室に入って宣言する。

怯えた瞳が12個突き刺さる。


「まだ、準備が出来てないから汚れちゃうよ?」

違うから!!

僕は君たちを抱くつもり無いから!!


「心配すんなって!!とりあえず、そっちを向いてくれ!!いくぞ、水の精霊!!この子達の体に巣食う病魔を駆逐し尽くしておくれ!!」

水の精霊が現れて、水を操りだす。

患部に取りついて浸透し、隅々までくまなく入り込んでいく。


「わわっ」「なにこれ」「なんか水が体の中に入ってくるのに苦しくない!!」

いつも大変だったんだなぁ…

これからは、そんな事させないから!!


「今治療してるからな。もう少しの辛抱だから、待っててくれよ」

原因の病原菌は患部からすべて駆逐した。

後は、洗浄だけだ。

清浄な水を送り込み、汚染された水は、そのまま排水溝まで直通で送り込む。

治療完了。


「はい、終わりっ!!これで君達は完全に綺麗な体だ!!風呂に入って飯を食ったら、ラードを救う会の一員として研鑽を積んで頑張っておくれ!!」


「あれ?このあと、ここで僕たちの体を使うんじゃないの?」

おい…

誰だよ、こんな小さい子に「使う」なんて表現を教えやがったのは!!

マジで殺意が沸いてきたぞ!!


「安心しな!!僕には嫁さんがいるから!!そんな趣味無いっての!!治療しただけだ!!体が楽になったろう?これからは体を売る必要のない生活だ!!胸を張って強くなれ!!そうすれば、かわいい嫁さんも出来るようになるさ…」


「ホントなの?」「良かった」「ありがとう」

みんな泣いてる。

ふぅ。

良かった。


「瑞木さん、僕は…男の方が好きなんだけど…」

へ?

あぁ、折角の金髪碧眼の可愛い顔してるのに、そっちの趣味か…


「そっか、ま、好きにすればいいさ。ただし、3つのお願いがあるよ。僕はその趣味がないから対象から外してくれ。あと、恋人は一度連れてこい。体の関係になる前にな。性病の有無を見て治療してやるから。後、まだ清い関係にしとけ、お前さん、まだ14才だろうが、まだ早いよ。16才までは自重しな」

爺臭い事言ってるなぁ、我ながら。


「瑞木さんが言うなら、仕方ないかぁ…2年後を楽しみにしててよ。僕はクリストファー、クリストファー・ノーヴァ」

うん、楽しみにしない!!

絶対だ!!


「クリストファーよ、聞いてなかったか?趣味じゃねえって言ってるだろが!!勘弁しろ!!」

妖艶に微笑むんじゃねえよ。


「さて、服を着な。これからの予定を話す!!今から全員で僕の指をそれぞれくわえてスープを飲んで貰う。はい、くわえて」

手は既に洗ってある。

6人がくわえたので、スープの供給開始。

ごくごく飲まれる。


「水の精霊、ありがとな、助かったよ。まだ32人いるから頑張っていこうな」


「どういたしましてー。わかったよー。また喚んでー」

笑ってる。

ありがとな。


「皆は飲み終わったら、その足で風呂に入って貰って、その後飯だ。場所はメルーさんに案内して貰うからな。はい、終わり」

みんな、名残惜しそうだけど時間があまり無いんだってば!!


「セーフ、皆のスキャンは大丈夫だよな?次の子供たちを頼む!!」


「あいよ!!この子達は全快してるよ。連れてくる!!」

頼んだよ。


「メルーさん!!来てくださいな。この子達を風呂に案内してください。その後はまた、戻ってきて下さい」

扉を開けて、メルーさんを呼ぶ、すぐに来てくれた。


「まず、この子達から先に風呂と食事に向かって貰います。ちと急いでるので、申し訳ないですが、ダッシュで行ってください。第2陣が控えてますので!!君たちも悪いな」

クリストファー達がうなずく。


「はい、送り先は料理屋榊ですね。無事に送り届けて、直ぐに戻って参ります」

復唱ありがとう。


「ありがとう、気をつけて、よろしくお願いします」


「あら、勿体ないお言葉…頑張ります」

宜しくね。


 これで第1陣終わりーっ!!

 まだ、3回もあると思うと気が重いなぁ。

 しかも、次は女の子達の会だからなぁ…

 嫌だなぁ、誰か代わってくれないかなぁ…


「あっ!!」

今回は無理だけど…

次回までには、嫁さんの誰かにも、出来るように頑張って貰おう!!

そうすれば、女の子の治療はお願いできるよね…

本命、恵美さん、対抗、朱音さんって感じかな。

はぁ…

でも、少なくとも今回は頑張らなきゃな…


瑞木美孝18才

レベル2(79)

体力値780(780)=608400

魔力値782(780)=609960

力888(780)=692640

知力781(780)=609180

俊敏さ783(780)=610740

器用さ786(780)=613080

幸運値783(780)=610740

魅力7890(780)=6154200

風156(780)=121680

水104(780)=81120

火103(780)=80340

土99(780)=77220

光91(780)=70980

称号

貧乳も好き?、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵、難病の克服者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

精霊魔法信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・範囲観測中級

回復・催眠・風魔法・馬術・火魔法初級

武装レベル:槍13、剣8、投擲19、打撃1、短剣20

リーフ

恵美

セーフ

相性

綱芳(340)さやか(742)恵美(1461)武司(95)玲子(55)朱音(3122)メルー(326)道緒(163)直(189)メアリー(173)燕(214)レモン(164)流々(251)里乃(190)リーフ(3869)奈美枝(203)御影(154)ユリア(218)枩李花(231)霞(240)他39名(平均185)

天河(192)春臣(263)君里(241)秋虎(185)アーサー(303)太陽(79)七海(71)エース(193)他19名平均(134)

精霊:風(16,5)水(9,8)火(9,1)土(8,7)光(7,9)闇(12,0)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影・恵美・ユリア・枩李花・霞他39人

天河・春臣・君里・秋虎・エース他19人


設定

一部非表示

今日は定時更新です。

楽しんで頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ