101セーフと結婚
「じゃ、メルーさん、集合場所は広場でお願いね。あと、さっきも言ったけど重要な話なので必ず皆に集まってもらってね」
「はい!!瑞木さんの新しい奥さんを紹介しなければなならないですもの!!絶対に集めます!!というか、きっと勝手に集まります!!」
いや…
もしもし?
「待ってください…貴女も元騎士団ですよね?リーフさんの足の事の方が優先順位低くていいんですか?」
「はい!!良いんです。恋する乙女に恋愛以外の情報が最重要になることなどございません!!」
…そうっすか。
好きにして下さいませ。
「メルーさん?ほどほどにしといてくれないと、僕が引きますよ?怖いと思ってる人とお付き合いなんて出来ませんからね…」
「はい!!承知しました!!」
うーむ。
満面の笑みだけど…
わかってくれたのかな…
一礼して走り去っていく。
「瑞木、またアンタは、罪作りなことを…それとも本気で嫁を増やすつもりなのかい!?」
セーフ、それは違うよ。
「先の事はわからないけどさ。たとえ、奴隷契約して僕が主人の権利を持っていたとしても、各個人の気持ちまで操れる訳じゃないでしょ?するつもりもないけどさ!!でも、そんな状態で思いを持つ事を禁止したら苦しいだけじゃない?」
「ああ!!そのとおりさ!!その気持ちは痛いほどわかるよ」
うん…
そうでしょ…
「ね、だから、僕には駄目なんて言えないよ。もちろん、僕にも気持ちに応える権利と応えない権利はあるから全員お断りかもね。ま、真剣な気持ちには真剣に答える義務は負うつもりだけどさ」
「そう考えてるんなら、私に何か言える話じゃないね」
そんなに悲しそうな顔をしないで欲しいな…
「だから、協力者の皆が僕にアプローチしてくる事を止めたりしないよ。でもさ、1つだけセーフが勘違いしてそうだから言っておくけど…セーフは僕の事が好きなんだよね?」
「いっ!!いきなり何を口走ってるんだい!!わっ、私は瑞木の事なんか…」「好きなんでしょ!?端から見ててもわかるから!!変な意地を張ると話がこじれるよ。って事で、瑞木さん、セーフさんは貴方の事が好きです!!」
恵美さん、復活したんですね…
「じゃあ、好きって事で…セーフは僕には触れられないけど、好きになっちゃいけないの?そんな事無いよね!?」
「えっ?あぁ…そんな縛りや呪いはありゃしないよ?」
だよねぇ…
「それならセーフは何でそんなに苦しそうなんだろう?」
「だって、相思相愛になっても抱けない女なんて願い下げだろう?だから、極力…平静を保って…感情を出さないようにしてたんじゃないか!!」
いや、結構駄々漏れてたよ…
「セーフ、そこが勘違いだよ。僕は確かにスケベで女の子が大好きだよ。でも、それが全てじゃないのは知ってるよね?」
「どっちかって言うと、瑞木は堅すぎだけどね。裸の恵美に抱き着かれても、動じなかった時は、どっか悪いんじゃないかと思った位だから!!ほかにも、陶酔してるリーフを叱りつけたり…もう、機械なのかと思ったよ」
えっ?
そうなの!?
「セーフさんもそう思いますよねー。女の子にあそこまでされて、手を出さないなんて、精霊にしか興味ないのかと悩みましたから…」
待て!!
「恵美さん、からかうのもいい加減にして下さい。貴女は、あの時、僕の下半身を注視してましたよね?普通に僕が恵美さんに興奮してたの知ってるでしょうが!!」
「はい。知ってますよー。やせ我慢がいじらしくて、裸ワイシャツでお誘いしたのに、すげなく断られて、かなり落ち込みましたけどね…」
「だから、単に精神力で頑張ってるだけですよ。あの時はさやかさんとの関係で保留してましたしね…っていうか。何でそんなに抱かれようとするのか!!あなた未だ処女ですよね!?なんでこの世界の女の子ってこんなに積極的なんだろ…」
「だって、瑞木さんと過ごせるなら、私は何を捧げても惜しくないと言ったじゃないですか?」
あぁ…
「そうでしたね…ってそれはそうと話の続きです!!思い出してよ、セーフ、今日の朝のことだよ。僕は今の君に結婚を申し込んだんだよ?触れるかどうかなんて関係ないよ!!」
「どういう…意味なんだい?」
不思議そうな顔をしないでよ…
「セーフ、僕は君を愛してるよ。君は僕のものだ!!さぁ!!対の言葉を告げて!!」
「み…瑞木…瑞木は私の…ものさ…」
半信半疑なの?
「喜んで同意するよ!!さぁセーフ!!」
「本当に同意していいのかい?後悔しないかい?」
あのね!!
「しないよ!!後悔なんてするもんか!!僕は同意するよ。さぁ、対の言葉を告げて!!」
「はい…はい。瑞木…同意するよ。これでいいかい?」
うん。
恥ずかしがりつつ、嬉しがってる様子がなんて愛らしい!!
「勿論だよ。愛しい奥さん!!」
抱き締めようとして、盛大に空振った。
「嬉しい…でも、やっぱり触れられないのは、悲しいねぇ…」
そういうと思って、1つ考えたんだ。
「確かに触れられないかもしれないけど、温度は感じられるよね?」
「あぁそうだよ。それがどうかしたのかい?」
うん、結構重要な点なんだよ。
「じゃあ、こっちに来て、動かないでね…」
「いったい何をするんだい?」
立ち尽くすセーフの後ろに立って僕自身の体を重ねていく。
半分も重ねていくと意味がわかったらしい。
「これは…全身に瑞木の体温を感じられるよ…こんなに近くで心音も聞こえる!!」
触ることは出来ないけど…
「こうして、セーフに感じて貰うことは出来るよね?どうかな?寂しさは少しは和らいだかな?」
「うん。全身を瑞木に包まれてるみたいだ…こんなに…こんなに体温を体の中深くに感じた事はないよ…このまま溶けてなくなっちまいそうだ」
喜んで頂けて恐悦至極ですわ。
「満足頂けましたかな?セーフ?」
「そうだね…まだまだ全然足りないけどやるこたやらなきゃ、名が泣くってもんさ。次の行動に移ろうか!!」
気合いが入ったみたいだね!!
「元気になって良かったよ…ずっとストレスが溜まってたでしょう?」
「あぁ…そうみたいだ…今回の間違いも…もっと早くにこうしてたら、きっと未然に防げた気がするよ…」
いやいや。
「セーフは元神様だけど、万能じゃないでしょう?そして、それが当たり前なんだから!!気にしないでよ!!でも、ストレスを溜めちゃったら、僕のそばに来てよ!!何も出来ないけど…こうやって体温にひたってもらう事位は出来る事がわかったんだから!!元気を出して!いつものはにかんだ笑顔でバカだねぇって言ってよ!!」
「心配をかけてすまなかったねぇ…また、体温で私を癒しておくれ!!愛しの瑞木…」
あっ!!
「愛しの瑞木って、やっと言ってくれたね。嬉しいよ!!」
「もしもーし、私も奥さんなんですよ?抱き締めてくれないとすねちゃうぞー!!」
あら。
「ごめん、恵美さん。部屋の中に入ってからね」
「それなら、早く中に入りましょ!」
「そうだね」
瑞木美孝18才
レベル2(16)
体力値780(150)=117000
魔力値782(150)=117300
力888(150)=133200
知力781(150)=117150
俊敏さ783(150)=117450
器用さ786(150)=117900
幸運値783(150)=117450
魅力7890(150)=1183500
風156(150)=23200
水104(150)=15600
火103(150)=15450
土99(150)=14850
光91(150)=13650
称号
貧乳も好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵、難病の克服者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
精霊魔法信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・範囲観測中級
回復・催眠・風魔法・馬術・火魔法初級
武装レベル:槍13、剣8、投擲19、打撃1、短剣20
妻
リーフ
恵美
セーフ
相性
綱芳(340)さやか(742)恵美(998)武司(95)玲子(55)朱音(2739)メルー(175)道緒(83)直(101)メアリー(87)燕(89)レモン(83)流々(88)里乃(81)リーフ(3274)奈美枝(203)御影(104)
天河(53)春臣(87)君里(71)秋虎(72)アーサー(273)太陽(79)七海(71)
精霊:風(15,7)水(9,5)火(9,1)土(8,7)光(7,9)闇(11,7)
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影
天河・春臣・君里・秋虎
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19時余裕と思っていましたが…書き上がりが遅くなりました。申し訳ない。
楽しんで頂ければ幸いです。