99腕組みと瑞木の年
「じゃあ、こちらですよ」
「ちょっと!!瑞木さん1人で歩いてくなんて酷いですよ…」
恵美さんが走ってきて、左腕に掴まられた…
まっ、丸いものが…
押し潰されてる。
全身鎧なんで感触はわかりませんけどね!!
「おぅ!!」
「夫婦になったんですから…これくらい良いですよね?」
どうぞ。
「お好きなだけ掴まって貰って良いですよ。ここから、600m位なので…」「バカだねぇ」
あれ?
「セーフ、駄目かな?」
「また、春臣みたいに皆を怒らせる気かい?あの時は誤解ですんだけど…今回は完全に誤解じゃないんだからねぇ…その嫁の事を、どうやって説明するつもりなんだい!?」
はぅっ!!
「仰るとおりです」
「…と言うことは…」
そうですね。
恵美さんの右手を僕の左手で握る。
「手を繋ぎますので、これで我慢してください。早い内に協力者の皆にも、伝えて周知できれば、腕組みも出来るようになりますから」
「んー。そう言うことなら良いですよ。でも、なるべく早めにお願いします」
はい。
「そうですね。リーフさんの右足が治ったことも伝えなきゃいけないし…話し合いももう終わるから…次は皆と契約を結ばなきゃ…」
「こらこら、勝手に思考の海に沈んでくんじゃないよ…恵美がびっくりしてるじゃないか!!」
あぁ、しまった!!
「ごめんなさい恵美さん。結構やらないといけないことが立て込んでいましてね…ときたま、思考の中に入り込んでしまうんです。失礼しました」
「ふふふっ…相変わらず余裕がないんですねぇ。いっつも眉間にシワを刻み込んで、どうしたらいいかを考え込んでる…」
うっ!!
「それ、武司さんにも言われたんですよね…18には見えねえよって!!そんなに余裕が無く見えますかねぇ?」
「えっ!!」
かなりびっくりしてますけど…
何か変なこと言いましたっけ?
「何をそんなに驚いてるんですか?」
「結婚までしといて、なんですけど…同い年だったんですね…絶っ対年上だと思ってました!!しかも30過ぎ!!」
それ酷いっすわ!!
「心外だなぁ…12も年上に見えるだなんて、そんなにふてぶてしく見えますか?」
「いやぁ、違うんですよ。落ち着き具合が絶対同年代じゃないんですもの!!って言うより、異常過ぎます。さっきの余裕がないって言う話も18なら逆に有り過ぎですよ。そうだ!!そんなことより!!なんで私の事襲わないんですか!?」
おぉぅ!!
「襲いませんよ!!僕をなんだと思っているんですか?恵美さん…そして、それっていきなり往来で口走る内容ではないでしょ!?自重しましょうよ…」
「ほら!!そういうとこですよ!!女の子がこんなこと言って、たしなめる言葉が自重って…無駄に含蓄があるのはなぜなんです?因みに、襲わないんですかのくだりは、お風呂での事を私は考えながら言ってました」
あるかなぁ…
含蓄。
無いと思うけど…
「んー…わからないですね。落ち着きについては、一回死んでるからなのかも知れませんね。あと、襲わないのはやせ我慢です。男の矜持って奴ですよ。張りぼての穴だらけですけどね。」
「死んでる?ゾンビみたいなアンデッドじゃないですよね?違うという言葉以外言っちゃ嫌ですよ!?」
顔が青くなるくらい怯えてる…
「はい…もちろん違いますから安心してください!!僕は別の世界で生まれ、死んでからこの世界に転移してきたんですよ」
「…だから、一回死んでるね…勇者に復活してもらった感じに近いのかな…」
まぁ…
「そうですね。そうそう、リーフさん達に挨拶したら色々聞いて貰いたいことや、やって貰いたいこともありますから…よろしくお願いしますね」
「承知しました。その前に1つ聞きたいんですが…いいですか?」
なんだろ?
「なんでしょう?」
「さやか姉さんはどうしたんですか?」
鋭いなぁ…
「色々な前提を聞いて貰わないと詳しくはわからないと思うので、わかるように簡略化して言いますね…」
「ふむ、わかりました」
「僕が無知だったせいで、さやかさんの命に危険がおよんだので、闇の精霊に頼んで助けて貰ったので、もう大丈夫です!!」
「…それだと、瑞木さん完全に悪者なんですけど…ホントですか?」
残念ながら…
「真実ですね。ホントにごめんなさ…」「待ちな!!無知だったのは私だよ!!瑞木じゃない!!だから、謝るのは私さ…悪かったね。ごめんよ!!」
いきなり、言わなくても…
「…2人とも嘘を言ってるようには聞こえませんね…わかりました。まずはキチンと細かく話をお聞きする様にしますね!!」
そうだよね。
「そもそも、基礎がない状態ではわかり辛いですから…」
「基礎…基礎ですか?一応聞いておいていいですか?」
何をでしょう?
「基礎についてですか?」
「いいえ。基礎を私が知ったとして、何をさせたいんです?」
はぅ!!
また、ピンポイントで射抜くような質問を…
「僕と一緒にレストを救ってください!!貴女ともパートナーになりたいんです!!」
「はい、喜んで!!私の出来ることしか手伝えませんけどね…」
瑞木美孝18才
レベル2(16)
体力値780(150)=117000
魔力値782(150)=117300
力888(150)=133200
知力781(150)=117150
俊敏さ783(150)=117450
器用さ786(150)=117900
幸運値783(150)=117450
魅力7890(150)=1183500
風156(150)=23200
水104(150)=15600
火103(150)=15450
土99(150)=14850
光91(150)=13650
称号
貧乳も好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵、難病の克服者
スキル
超鑑定
他種族言語理解
スキル取得補正
緊急避難
レベル・スキルリセット
収納ポケット
レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正
叱咤激励
大声
降霊術
精霊魔法信頼級
交渉・召喚魔法上級
解体・身体強化・範囲観測中級
回復・催眠・風魔法・馬術・火魔法初級
武装レベル:槍13、剣8、投擲19、打撃1、短剣20
妻
リーフ
恵美
相性
綱芳(340)さやか(742)恵美(899)武司(95)玲子(55)朱音(2739)メルー(72)道緒(83)直(101)メアリー(87)燕(89)レモン(83)流々(88)里乃(81)リーフ(3274)奈美枝(203)御影(104)
天河(53)春臣(87)君里(71)秋虎(72)アーサー(273)太陽(79)七海(71)
精霊:風(15,5)水(9,5)火(9,1)土(8,7)光(7,9)闇(11,7)
奴隷
朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影
天河・春臣・君里・秋虎
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遅くなりました。
楽しんで頂ければ幸いです。