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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
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96リーフたちがおかしくなった原因と治療法

「待て、待つんじゃ!!お主ら、一旦待て!」

アーサー?


「どうしたの?」


「確実におかしいぞ…気付いておるじゃろ!?」

うん。


「やっぱりそう思うよね…リーフさんは、完全に僕に依存してる感じだし、朱音さんも無口すぎる…何かに耐えてる感じだ。御影は言うまでもない位、快楽に飲み込まれてる。セーフもいつもと違う…凄くイライラしてるみたいだ」


「そんなことないよ…気のせいさ」

そう信じたいよ…


「じゃあ…何故顔を背けてるんだい?いつもの様に真っ直ぐ僕を見ないのはどうして?」


「それは…」


「セーフの嬢ちゃん…アンタは心配要らんと言った3人じゃが…本当にそうか?様子が怪しいぞ?」


 えっ?

 ハッとして、左腕に掴まる御影を見る。

 完全に焦点が合っていない瞳が揺れている。

 何かをずっと呟き続けて微笑みながら、体全体で僕の左腕を貪るようだ…


「御影は最初、凄く恥ずかしがってたよな…ビックリする位、触れると跳ねてた…そもそも、僕の手を雫だらけにして放っておける性格とも思えない。弱味を見せたくないみたいだからな」

右手で御影の顔を上げて視線を合わせる。


「あん。美孝さん…気持ち良いです…ずっと側に置いてください」『あぁ…最高です…気持ち良いです。離れたくないです…他の一切と引き換えでも良いです。お側に置いて欲しいです。なんでもします。離さないで下さい…』

うわっ!!

誰だ?

ホントに御影か?


「こんな形で人格矯正された御影を見たかった訳じゃないんだよ!?僕の精神的な奴隷みたいになってるなんて!!」


「瑞木…こっちの2人も凄いことになっておるぞ?」

へっ?


「凄いことって何?」


「ほれ、見てみるんじゃ…随分幸せそうな顔で気絶しとるよ…2人ともな」

えっと…


「気絶!?セーフ、どういうことか説明してくれるよね?」


「そこの2人は同じ原因で倒れているよ…さっきも言った脳内の物質エンドルフィン及びドーパミンその他諸々の過剰分泌だねえ」

ほえ?


「確かそれって…脳内麻薬とも言われてない?」


「?…そうさ。快楽を得たときに分泌されるからね。そう呼ばれることもあるよ」

あれぇ…

やっばくないか、それ?


「因みに、今どれくらいの量がリーフさん達は出てるのかな?」


「まず、御影は絶頂を迎えた時の50倍かな」

は?

ぜっ…?


「朱音が同じく450倍…」

ひゃく?


「リーフが…500倍…だね」

ごひゃ…!!


「セーフ…それってエンドルフィンだけの話?」


「いいや?他にもドーパミンとか…その他諸々が同じ比率で大体出てるよ?」

ぎゃーっ!!


「全っ然!!大丈夫に聞こえないよ?」


「リーフ位の量が出てる奴には会ったことあるけど、別に大丈夫だったよ?」

ホントに?


「いつ?どこで?」


「レストで、勇者に会いに行ったときに…そのパートナーが、こんな感じだったよ?」

いや、嫌ぁ…

勇者クオリティか!!


「勇者の強さは?」


「今の瑞木の五十倍ってとこかねぇ」

アウトぉ!!


「ダメだ!!今すぐなんとかしないと!!大変なことになる!!」

みんな幸せそうな顔で気絶してるけど…


「いきなりなんだい?」

気付いてないのね…


「勇者クオリティをスタンダードにしたらダメだよ!!そのパートナーは勇者の強さの9割を持ってるんだから!!耐久性、その他諸々も凄く高い位置なんだから!!通常の麻薬でも、そんな高濃度の脳内麻薬を引き出せるとは思えないよ…」


「あっ!!そうじゃないか!!まだ、リーフは…抱かれていないんじゃないか!!」

何を基本的なことを失念してるのさ…


「水の精霊!!」


「はーいー。なにー?」


「来てくれてありがとう。仲間を助けたいんだ!!脳内の分泌物を取り除くか、薄めてやりたい!!」


「うー。力になりたいけど無理ー。頭の中を弄るのは私じゃ危なすぎるのー。私じゃなくてー、ニースを喚んでー。ごめんねー」

謝りながら消えた。

そうか!!

ニースなら!!


「闇の精霊ニース!!来てくれ!!」


「こんにちは、ご機嫌よう」


「ニース、ありがとう」


「まず、結婚おめでとう」

相変わらず律儀だな。


「その嫁さんが!!嫁さんと仲間が危険なんだよ!!助けて欲しい!!」


「喜んで!!分泌物の除去ね」


「うん、脳内分泌物のエンドルフィンとドーパミン辺りが凄いことになってるみたいだ!!」


「分解は危険、排出させる」

頼むよ…


 ニースが指先を滑らせると、3つの闇が生まれ、放たれた。

 3人の頭に吸い込まれた途端に…

 3人ともが苦しみ出す。

 辺りに悲鳴と嗚咽が鳴り響いて消えた…

 全員の股の辺りには水溜まりが出来ていた。


「ニース?皆は大丈夫なの?肩で息をしてるけど…」


「大したこと無い。説明を」

懇願の瞳だ…

言葉の解禁か!!


「じゃあ、説明のために言葉の縛りを一時解除しよう。ニース、現状の説明及び対処法の提示に限っては十一文字縛りを履行しないで良いものとする」


「ありがとうございます。危ないところでした。あのまま、検討を続けていれば、人では戻ってこれない喜びの野へ旅だった事でしょう…」

え?


「それって何もしなかったら死んでたって事?」


「いえ、何もしないだけならば死ぬ事はありませんでした。ただ単に、瑞木さんに極度に性的に依存した奴隷的な存在が3名出来上がると言うところでしょう。問題は、更なるレベルアップの時ですね。もう戻ってこれません…」

いやいや!!


「死ななかったとしても、それは、人としての死と同義に聞こえるよ!!」


「何を仰いますか、単に1日に一度は瑞木さんに抱かれたいという欲求が極度に強くなるだけで、精神的な歪みが残るわけでも無いですよ」

おーい。


「それってその時点で歪んでるから!!さっきのリーフさんの状態だろ?」


「ご名答です。さすが瑞木さん。でも、殿方としては嬉しい状態なのでは?」

あのな…


「嬉しくないとは言わないさ!!あんな風に思われたら嬉しいと思わない男はいない!!でもな!!これは違うだろ?抱きもしないで絶頂させて飼い殺してるようなもんだ!!僕は嫌だね!!治らないってことなの?」


「さすが瑞木さんです。そう言うと思って、ちゃんと対処しておきましたわ…最後に3人の股を濡らした液の中に全て排出してありますから。影響無しとはいきませんが、ホンの少しの揺らぎ程度に納まってるはずですよ」

そうなの?

さすが!!


「ありがとう!!ニース!!さすがだね!!わかってらっしゃる!!」


「多分、世の男性の中でも結構変わった部類の殿方ですものね…そこが魅力的でもありますが…」

えぇー…

変わってるかな…


「誠実に生きたいだけなんだけどなぁ」


「それは、それとしまして原因と対処法の話に移りましょうか?」

その前に…


「是非!!」「ありがたいのう」

おう。


「ちょっとだけ待ってよ!!3人の服を何とかしないと風邪引いちゃうよ」


「「頑張れっ、瑞木」」

2人して可愛くゆーな!


「もう…全部収納して出すだけでいいよな」


「あっ!!」

何さセーフ…

もうやっちゃったよ?


「もう全部収納したよ?」

俊敏さ十万超えを舐めてはいけない。


「床のも全部入れたんだね…」

は?


「触れてるものは全て一緒に入ったから、全員裸で一糸纏っていないから…早く返さないとね」


 取り敢えず、全員にローブを着せて、寒さは防いで座らせた。

 着ていた下着諸々は、収納から取り出して、綺麗にしてそれぞれの膝に置いておく。

 これまで着せる事が出来るほど神経は太くない。


「あのね…床に溢れてたものも綺麗サッパリ無いから、収納に入ってるはずだよ」

床に…

床に溢れてたもの…


「あぁーっ」

こうして、収納ポケットに3人の恥ずかしがってしまう液が二種類収納された。


「っていうか。洗面で出して洗ってこい!!今なら全員寝とるから気づかんじゃろが!!」

そうだよね。

名案、名案。

さすが、アーサーいつも冷静沈着でありがたいっす。


「待ちな」

セーフ…

何ですと?


「あ…洗っちゃダメなの?」


「いや、そこに含まれてるドーパミンやエンドルフィンが…」「必要ですわね!!」

何にだよ!!


「他人の尿から、しかも若い女性のからそれを取り出す意味ってなんだよ!!」


「揺り返しだよ」「多分禁断症状が現れますからね」

麻薬ってことか!!


「抽出は私がやって、打ち込みますので、保管だけしてください」

それ位ならハードル低いね。


「わかった!!じゃあもう一方だけ洗ってくるね」


「気を付けな…洗い方を間違えると大惨事になるからね…後で宿で洗った方が良くないかい?一緒に洗ってやるよ?」

えっ!!

何…

大惨事って?


「…わかったよ…」

不本意ながら、すべての保管が確定した。


「さて、原因について説明します。簡単ですね。遠距離から瑞木さんが経験値を獲得し、レベルアップしたことによる波及効果です!!」

遠距離から?


「やっぱり弊害があったのか…」


「まぁ弊害と言いますか…勇者の人達にとってはご褒美だという話らしいですけど…」

好きにしてください。

僕には関係ない。

うちの身内に危害が及ばない限りにおいてはね…


「事象と原因を詳しく知りたい…よろしく頼むよ」


「まず、通常では考えられないほど遠方…具体的には3キロを超えて離れた敵を倒した場合…取得経験値に大きな揺らぎが出来ます。」

ほう…


「揺らぎが…」


「この揺らぎは、レベルアップしなければ関係ありません。そのまま吸収されて終わりです…しかし、レベルアップすると、揺らぎを増幅したまま拡がるんですよ。具体的には相性値が高い人物の所へね。経験値と相性値の関係はご存じですか?」


「今検証中だったよ。100以下の場合は割合計算になることがわかった!!」


「そうですか。だから御影ちゃんだけ、影響が少なかったのね。まぁ、レベルアップの時だけ、その経験値とともに揺らぎは届き…全身を揺らすんです。そして揺らされた脳は、揺らぎを発した人の能力値に応じて、受け取った側の体を性的に気持ち良くします。脳内分泌物をドバドバ出した上でね。しかも、誰からの快楽なのかも認識させてですね…3人とも瑞木さんを求め続けたでしょう。だから、遠距離から経験値を受け取らなければ関係無いし、レベルアップしなくても同様ですよ!?」

長い説明ありがとう。

あっ、待てよ!!


「待ってくれ、その影響って相性値653ならどこまで影響が届くか教えてほしい」


「相性値1につき1mですから、直線距離で653mですね」

マジか!!


「セーフ!!ここから宿までの距離を把握してくれ!!さやかさんと恵美さんが心配だ!!」


「そうだね!!距離は…652mだ…恵美は無事だよ。さやかは…部屋にいる!!」

なんだって!?


「セーフ!!行くぞ!!ニース!!ありがとう。向こうで呼ぶよ!!一旦帰ってくれ!!」


「おうよ!!」「承知しました」


「アーサー!!リーフさん達を頼んだよ!!」


「任せておけ!!待っとるぞ!!」


 セーフは羽根を羽ばたかせ、僕は鎧で俊敏さを強化し、身体能力強化を全開にして宿へと移動を開始する。

 僕はその日一番の速度の中に身をおいた…


瑞木美孝18才

レベル2(16)

体力値780(150)=117000

魔力値782(150)=117300

力888(150)=133200

知力781(150)=117150

俊敏さ783(150)=117450

器用さ786(150)=117900

幸運値783(150)=117450

魅力7890(150)=1183500

風156(150)=23200

水104(150)=15600

火103(150)=15450

土99(150)=14850

光91(150)=13650

称号

貧乳も好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵、難病の克服者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

精霊魔法信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・範囲観測中級

回復・催眠・風魔法・馬術・火魔法初級

武装レベル:槍13、剣8、投擲19、打撃1、短剣20

リーフ

相性

綱芳(340)さやか(653)恵美(595)武司(95)玲子(55)朱音(2739)メルー(72)道緒(83)直(101)メアリー(87)燕(89)レモン(83)流々(88)里乃(81)リーフ(3274)奈美枝(203)御影(104)

天河(53)春臣(87)君里(71)秋虎(72)アーサー(273)太陽(79)七海(71)

精霊:風(14,9)水(9,4)火(9,1)土(8,7)光(7,9)闇(11,3)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影

天河・春臣・君里・秋虎

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楽しんで頂ければ幸いです。

また、お会いできれば嬉しいです。

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