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女神とともに転移した世界がまるで地獄(エロゲ)でした  作者: 瑞木美海
第3日目 もう後悔はしない…そのために動き出すと決めたんだ!
105/503

95キスの威力とゴブリンの異常行動

「よっと」

おい…

ちょっと待て御影!!

座っている椅子から、立って移動して避ける。


「で?何やってんのかな?」


「えっ?なんで避けるんですか?」

当たり前だろ!!


「えっ?じゃねぇだろ!!御影!!僕の膝の上に座ろうとするんじゃない」

コイツ、向い合わせで座ろうとしやがるし、そんな状態色々ヤバイっての!!


「だって…美孝さん独り占めでくっ付けるチャンスを棒に振ることなど…出来る訳が無いでしょう?」『さっきですら、凄く天にも昇る気持ちだったんだから…もっとくっつきたい!!』

そのチャンスは、是非永遠に棒に振って欲しい!!


「僕は、同じ位置と言ったんだよ!!左手に掴まることは許してやるから!!黙って掴まっとけ」


「えーっ!!」

ほほぅ…


「じゃあ…アーサーがいた位置…」「わっ、わかりました!!」

急に左手にしがみつく。

しかし、さっきの心の声といい、僕の体って麻薬に近くなってないかなぁ…

人間は止めたくないんだけど…


「さっさとそうしとけよ…」


「惜しいっ!!もう少しごねてらっしゃったら、私と美孝さんとのキスで追っ払って差し上げたものを!!」

えっと…


「あの…リーフさん?そこに僕の自由意思は?」


「私とのキスが…お嫌ですか?」

えっと…

そこで泣きそうな顔は卑怯です!!


「時と場合と場所を気にして頂ければ、喜んでしますよ?」


「今は!?今はどうですか!!」

あれぇ…

大型犬が尻尾を振ってる幻が見えるぞぉ…

あの、どでかい山脈の畔に居を構えてる類いの超大型犬だけどな!!


「今はダメに決まってるでしょ?なんで、そんなに欲望丸出しなんですか?理性って言葉は…知ってますよね?」


「美孝さんとの触れ合いは他の全ての事に優先されるので…理性ごときで押し止められるものではありません!!唯一止められるのは美孝さんだけなのです!!」

元騎士団長ぉおーっ!?

自らの理性を蹂躙しているだと!!


「では、僕がお願いします!!どうか理性を働かせて節度ある行動を絶対に行ってください!!良いですね!?」


「わ…わかりました。美孝さんにお願いされては、致し方ありません!!でも一言だけ言わせてください!!」

なんだろ…


「はい、なんでしょう?」


「私は既に…限界です。キスしてください。お願いします」

へ?

素で懇願されてる…?

いきなりどうしたんだろう…


「んー。わかりました。でも、軽くですからね!!場所も僕が勝手に決めますから!!文句言っちゃ駄目ですよ?」


「えっまさか!?」

何処を想定してるんですか?

顔を真っ赤にして…


「今リーフさんが考えてるところは絶対無いと思いますよ。少しかがんで下さいね」


 言いながら、リーフさんの前面に回り込む。

 上気した顔が愛らしい。

 リーフさんが、かがむのを待って額にキスをした。

 軽く触れるほどのキス、それでも、上気した顔がさらにピンク色に染まっていく。

 その顔がいとおしくて、ピンクになった両頬に、軽いキスを追加した。


「は、はうっ!!」

しあわせそうな笑顔だね…


「満足できましたか?」


「はい…満足できました…自分でするんじゃなくて、美孝さんからされると…衝撃が違います…今日のこの時を生涯忘れられそうにありません…」

そ…

そんなに?

惚けて、両膝をついて膝立ちの姿勢で固まっている。


「大丈夫かな?セーフ!!僕から麻薬成分とか出てないよね?」


「羨ましいねえ。リーフ」

いや、返事がそれっておかしいでしょ?


「おーい!!セーフ?」


「聞こえてるよ。大丈夫さ。単に脳内のエンドルフィン辺りが過剰に出てるだけさ。心配はいらないよ」

大丈夫なのか…


「そうなの?セーフが言うなら大丈夫か。良かったよ…」


「ただし、あんまりバカバカ出してると、効かなくなるし、一応毒だからね…ほどほどにしてやんな」

えっと…


「あの…ほどほどってどうやるのさ?僕は童貞なんだからわからないよ?男女の機微なんて!!」


「今くらいの距離感が良いんじゃないのかい!?」

そうなの?


「それなら、まぁいいか。朱音さん。リーフさんを頼めますか?2人でここから十メートル離れてください」

また、2人きりの時には僕が支えてあげよう。


「はい、わかりました」

朱音さん、宜しくね。


「アーサーは場所を気にしなくて大丈夫…セーフ、ゴブリンの座標を頼むよ!!」


「おうさ!!」

凛々しくていいねぇ…


「瑞木、お待たせ」

風の精霊が顔を出した。


「あぁ、ありがとう。約6キロの道のりを10分とは!!随分早いな!!」


「えへへ…頑張った…」

微笑みながら風の精霊が消えていく…


「見つけたよ!!ここからこの方角に約3.21キロの地点にゴブリンの終結を確認。数は7頭」

うん。

了解だよ。


「いきますよ。準備は良いですね?」


「「はいっ」」「ふぁい」

リーフさん…

しっかりしてくださいよ。


「大気に遊びし風の友達よ、我に力を与えたまえ。疾駆する刃となりて、彼の森に潜む、我が敵の命を刈り取りたまえっウィンドカッター!!」

 詠唱を終えると、また、風の精霊が現れて消えた。

 その瞬間に風の精霊が見ている景色が知覚され、視界にゴブリンの群れが写し出された。

 ゴブリンが20頭近くいるぞ!!

 その内の7頭の首が切り飛ばされて落ちた。


 その瞬間、レベルアップの音が脳内に鳴り響く。



「セーフ!!数が違うよ?20いる!!」


「ごめんよ。詠唱中に集まってきちまったんだ」

集まってきた?


「ゴブリンにしちゃ珍しいね…」


「ああ、聞かない行動だよ。どうしたのかねぇ」

それはそれとして…


「7頭を狩ったのに…経験値が70だなぁ」


「1レベル上がっただけだねぇ」

まぁ、すぐ上がるし、今は検証が先だね。


「リーフ、朱音、ともに70だから、問題ないね。アーサーも変化無い。御影は…36で、相性値が51だから仮定が証明されたよ。」

結構厳しい事だけどな。


「あぁ、相性値に左右されるで間違いないね…となると、協力者の相性値を百以上に上げることが必須だね。取り合えず実験を進めよう」


「何をだい!?」

そりゃあ。


「朱音さんたちは、どこまで離れたら経験値が入らなくなるか、知りたいし」


「真面目だねぇ」

一応ね。


「御影の経験値の法則がまだ検証不足だ」


「じゃあさっきのところで狩りの続きだね?」

そうだね。


「勝手に集まってくれるなら楽だからね」


瑞木美孝18才

レベル2(16)

体力値780(150)=117000

魔力値782(150)=117300

力888(150)=133200

知力781(150)=117150

俊敏さ783(150)=117450

器用さ786(150)=117900

幸運値783(150)=117450

魅力7890(150)=1183500

風156(150)=23200

水104(150)=15600

火103(150)=15450

土99(150)=14850

光91(150)=13650

称号

貧乳も好き、童貞、心清き者、地母神の養い子、殺害童貞喪失、狩人、精霊の親友、コボルトの天敵、難病の克服者

スキル

超鑑定

他種族言語理解

スキル取得補正

緊急避難

レベル・スキルリセット

収納ポケット

レベルアップ時の魅力値上昇十倍補正

叱咤激励

大声

降霊術

精霊魔法信頼級

交渉・召喚魔法上級

解体・身体強化・範囲観測中級

回復・催眠・風魔法・馬術・火魔法初級

武装レベル:槍13、剣8、投擲19、打撃1、短剣20

リーフ

相性

綱芳(340)さやか(653)恵美(595)武司(95)玲子(55)朱音(2709)メルー(72)道緒(83)直(101)メアリー(87)燕(89)レモン(83)流々(88)里乃(81)リーフ(3233)奈美枝(203)御影(62)

天河(53)春臣(87)君里(71)秋虎(72)アーサー(273)太陽(79)七海(71)

精霊:風(14,8)水(9,3)火(9,1)土(8,7)光(7,9)闇(10,8)

奴隷

朱音・メルー・道緒・直・メアリー・燕・レモン・流々・里乃・リーフ・御影

天河・春臣・君里・秋虎

設定

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19時に間に合うつもりでしたが、一時間遅れです。すみません。

楽しんでいただければ幸いです。

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