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第47話 Aランクの依頼を受けよう ep6

「なんだコレ?」


クリスティーナ嬢がオレの独り言に反応する

『ガレス、どうかしたの?』


「ヤエの進化先に未確認の選択肢がある」


蜘蛛の進化先は事前にギルドで確認しておいた。

全体的に強化されるビッグ・スパイダーか、糸の扱いが強化されるスレッド・スパイダーの2択のはずだ。だがヤエには3つ目の選択肢がある。

マジック・スパイダー。説明文には魔法技術の扱いに優れた蜘蛛とある。 


『どんな蜘蛛なの?』


「マジック・スパイダー。魔法技術の扱いに優れてるらしい」


『蜘蛛なのに魔法?・・・どの進化先を選ぶ気?』


「マジック・スパイダーに進化させる。レアっぽいからな」


早速ヤエを進化させた。


名前:ヤエ Lv1

年齢:1

種族:マジック・スパイダー


スキル:毒Lv2→4 糸Lv1→4 魔武具使いLv2 毒耐性Lv4New!!


【能力値】

力:7→40

耐久:17→40

俊敏:37→80

知力:18→120

精神:15→80

器用:37→80

魅力:19→40

運:50


体力:45→120

魔力:16→160


ステータスは大幅にアップしてる。2回目の進化でステータスの最低値は40で、種族特性スキルと思われる毒、毒耐性、糸はスキルレベル4が保証されてる感じか。

大きさは二周りくらい大きくなった。もう頭に乗せて歩くのは無理だろう。背中に張り付くくらいは出来るか。

しかし、マジック・スパイダーというからには何かしらの魔法を覚えるかと思ったが、何も覚えなかったな。


クリスティーナ嬢がヤエを撫でる。女性は虫がダメことが多いけど彼女は大丈夫みたいだ。

『大きくなったわね。強くなったんでしょ。頼りにしてるわよ』


ヤエも喜んでいるようだ。


『ガレス、この子なんの魔法を覚えたの?』


「それが何も覚えなかったんだ」


『そうなの?後から覚えるのかしら?まぁいいわ。蜂の巣への攻撃を再開しましょう』


ここで騎士たちから申し出があった。

『お嬢様、我々も参加していいでしょうか?魔武具使いのスキルを習得しておきたいので』


『そうね、何かのタイミングで魔武具が手に入るかもしれないし、いいわよ皆でやりましょう』


蜂の巣への攻撃を再開。

オレもせっかくだから魔武具使いのスキルを生やしておこう。


・・・・・・


30分が経過した。

さきほどまで続いていたレベルアップが止んだ。

巣の中の蜂が全滅したのだろうか。

オレはかなりレベルアップした


名前:ガレス Lv16→41

年齢:15

加護:大天使の加護 水精霊の呪い


スキル:夜の帝王Lv2 不意打ち耐性Lv4 薬品精製Lv4 弓術Lv4→5 風魔法Lv4→5 火魔法Lv1→2 魔具使いLv3New!!


称号:一騎当千 ジャイアントキリング

力:63→77(+119)

耐久:62→76(+118)

俊敏:89→121(+188)

知力:76→88(+44)

精神:63→78(+39)

器用:90→124(+63)

魅力:61 →70(+485)

運:50(+25)


体力:168→212(+329)

魔力:132→166(+83)


オレも魔具使いを覚えたから魔弓が欲しいな。今度探してみよう。

さて、皆さんの状況だが、フィガロさんとホセさんは、剣術のスキルレベルが上がり、さらにインセントキラーの称号を手に入れた。彼等は元々別の仕事で大量に虫を狩ったことがあるらしい。それもあって今回称号取得条件をクリアしたようだ。

称号効果は虫に対してのダメージ2倍。ステータスアップの効果はない。


クリスティーナ嬢は水魔法、ナターシャさんは双剣術、サンドラさんは風魔法と剣術、レイラは隠密のスキルレベルが上がった。


そしてオットーさん以外の全員が魔武具使いのスキルを習得。

元々魔武具使いのスキルを持っていたサントラさんはスキルレベル6まで上がり、派生スキルを覚えた。

派生スキルは必殺技的なものらしい。サンドラさんか先行部隊を倒すのに使ったエアスラッシュも派生スキルだ。

弓術にもあるというから早く覚えたい。


クリスティーナ嬢が疑問を呈す

『どうやってクィーンの死亡を確認しようかしら?

そもそも死んでるか分からないけど』


『こればかりは魔法で地面を掘り起こすしかありません。クィーンはきっと最奥にいますので少々骨が折れそうですなぁ』


そんな話をしていた矢先、急に地面が揺れ始める。


『あら?噂をすれば影というやつかしらね。全員巣から離れなさい!!』


ゴゴゴコゴゴッ!っと地面の底から何かが掘り進んでくるかのような音がする。


そして地面から巨大な化け物が現れる。羽根があることや外見から辛うじて蜂であると判別はできるものの完全に異形であり

その風貌は恐怖を誘う。

予定ではクィーンも煙で倒すはずだったが、兵隊蜂が全滅という異常事態に最奥に引っ込んでるわけにもいかず表に出てきたようだ。

さて、予定外ではあるが、この事態は想定内だ。

ここからは先人の知恵というか、今までクィーン討伐で尊い犠牲のうえに得た情報を元に

戦おうしゃないか。

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