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第2話 死因

前世の死因というと、俺の場合は俗に言う腹上死だよな。

腹上死の影響を受けるスキルって何だよ!


いやいやいや、待て。

冷静に考えてみよう。

俺が死んだ一番の原因は仕事だ。毎日アホみたいな仕事量をこなして、遅くまで残業して、睡眠時間を削って働いたことが原因だ。

そう、オレは過労死だ!

過労死なんだろう、多分。

過労死であって欲しい。

ゴメンナサイ、過労死ということにしておいてください。


『アナタの死因はなんですか?』


「えっ!・・・えーと、過労死?」


あれ?女神様は死因を知らないのか?

考えてみれば俺の死因を知ってたら、こんなニコニコして会話なんてしてねーか


『過労死?って何故疑問形なのです?』


「め、女神様は俺の死因をご存知ないのですか?」


『私たちはアナタのような魂を選ぶ役目を担っておりますが、スキルは救済システムが付与します。

そのため女神である私たちもどのようなスキルが付与されたか知りません。』


ほっ。良かった、知らないんだ。

ん?今私"たち"って言ったか?

他にも女神がいるのか?


『ステータスオープンと言えば付与されたスキルが確認できますよ』


あー、そうなんだ。

ワンチャン過労死でお願いしまーす!


「ステータスオープン!」




  スキル:夜の帝王




はい、アウトーーー!!

なぜだ!なぜだ!なぜなんだ!!

せっかくの異世界転生なのになぜそんな尖ったスキルが付与されんだよ!


「なぜだ・・・」


『何故?』


あ、やべぇ思わず口にしてた


『あ〜そういうことですか』


え?どういうこと?


『死ぬ間際わ意識が混濁してて自分の死因がわからず、何故そのスキルが付与されたか分からないのですね。

大丈夫。そういうことはよくあります。ですから、今からアナタの最期を映像として映し出します。アナタがスキル付与に至った要因を一緒に確認しましょう♪』


一緒に確認だとぉぉぉ!!!





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