第28話 甘い夢へ
部屋に沈黙が走るー
あれ?オレ何か変なこと言った?
オッパイを揉ませてあげるとと言われて、システィーナさんのオッパイより爆乳のニーナさんの方が良いと考え込んでしまい。ルカさんに早く答えるように言われて、誰のオッパイが好みか?ということを答えたつもりだったけど・・・
システィーナさんがニーナさんにからかう様に語りかける。
『ニーナ?どうしたのかしら?私を怒るんじゃなかったの?ねぇ?』
と言って、ニーナさんをツンツンしてる。
ニーナさん顔を真っ赤にして固まっているな。。。
そうか。ニーナさんは謝る立場ではないからニーナさんのオッパイは対象外なのかっ!抜かったわ!!
オレが困らせているから固まっているのだな!
「無理なら結構です。困らせてしまってすみません!」
すると、石化が解けたようにニーナさんが饒舌に語りだす。
『いえいえいえ、全く問題ありません!そう、そうです。そもそもガレス君のことを気にしてるなんてことを、バスク支部の蓄音機と謳われるシスティに漏らしてしまった私こそがイケないのです!
そういう意味では私もこの2人と同罪です。ガレス君に詫びる必要がありますね!』
『ヒドイ言われようねー』
ボソッとシスティーナさんが呟くがニーナさんはガン無視だ。
『私をご指名のようですが、今日はまだ仕事がありますので、終わったらお伺いします』
タッタッタッ・・・
「あれ?どういう状況?」
システィーナさんがニンマリとした笑顔で教えてくれる。
『長年悩んでいたクルセイダーから解放されて、解放してくれた男に好きだと告白されて口説き落とされた。でしょ?』
あー、そうなるか。
『参考までに聞くけど本気で付き合うつもり?』
うっ!友人ならやっぱり気になるか。本気じゃないなら期待させる態度を取るな!とか言うのかな。。。
こっちとしては夜の帝王によるメンバー強化と自身の強化は必須だと思ってるからニーナさんに操を立てることは出来ないんだよね。
さてどう答えようか?
『遊びでもいいから今日は相手してあげてね』
「あら?意外なことを言うんですね」
『フフッ、失礼な事を言っちゃうけどね、アナタ3ヶ月経ってもレベル1よ。正直異常すぎて将来性が全く見えないわ。そんな男に大切な友人と本気で付き合えとか言えるわけないでしょ』
なるほど、そりゃそうだ。
『だけど、やっと現れた王子様みたいだし、一夜の甘い夢くらい見せてあげたい。そう思っただけよ』
『システィ先輩、意外とちゃんと考えてるんですね』
『ルカ、意外は余計よ』
「分かりました。満足出来る甘い夢になるように努力しますよ」
夜の帝王を使ってね。




