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ショートストーリーGrand menu
ー献辞
遠い昔 ギター少年だったオジ達に
ー前書き
無名でゴミで何の評価もされないおっさんが、異国の地で神になっていたと言う話を書こうと思いました。キチンと真面目に音楽を追っている人々がいて。彼らにスポットライトが当たる程、ショービジネスは甘くない。その現実に対して、物語の世界でも悲しい話を書く必要はないだろうと思う。彼らを称えるファンタジーこそ必要だろうと考えました。また。音楽を作る側が聴く側の事を考えないと言うのも描きたいと思う。聴く人々も音楽の一部で、作る側にも大人の事情が有る。現状、まったく折り合っていない。聴かせてやる聴け側と、聴いてやる演奏しろ側が不満をぶつけ合っている。折り合っているなら、一曲が水より安くなる事は無い。
そんな思いを抱きながら三上係長の物語を始めようと思います。カラオケJoyのAルームにご案内します。