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八話  自分の優しさに押し潰される前に

身近な人や 強い人との総合差や装備 実力差で悩んだとき


なんでMMORPGをはじめたのか思い出してみる


勝っても負けても楽しかったし この世界が好きだったから


人と比べてしまう心に縛られないで


「好きだからやってる」


その気持ちひとつでいいんだよ





この世界の出会いは全て偶然で


偶然の出会いの中に 運命の出会いがある


運命とはただの思い込みで 思い込みの中に意味はない


あるのは あなたと私がMMOPPGの世界で交差した事実だけ


それだけのことなのに





ぐるちゃで聞かせて欲しいのは


他愛もない話とか 日々起こったどうでもいい話とか


わざわざ話すことでもない話とか


チャットの読み込みが悪くて


無言の再読み込みをしたくなるような意味のない話とか


最終発言が朝と昼と夜の挨拶だけなのは


さすがにちょっと寂しいんです





MMORPGをやっていると


心が踊ったり 燃えたり 温かくなったり


優しくなったり 痛くなったり 苦しくなったり


冷たくなったり 愛おしくなったり 忙しい





どうせ抜けるのなら はじめから入らないでよ


なんてめちゃくちゃな事を 言いたくなる時もあります





優しいマスターさんが みんなに気を遣い過ぎて


自分を押し殺し 我慢に我慢を重ね


押し潰されそうになっているところを見ると


"たまには甘えなよ"と言いたくなる


○○の攻略に行きませんかと 代わりに提案するよ


自分の優しさに押し潰される前に


あなたのことを大好きなメンバーに 甘えて


急にいなくなっちゃやだよ

やだからね

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