バカ
少し前世の話しをしようか
「よしっ!第2ステージよ!!」
公爵家に帰るなり、ローズはそう高々に宣言した
「そう言っても、まずは学園に入学しないと」
ローズの自信満々な宣言に対し、アンはそう言った
しかし、事実、ローズは全く勉強が出来なかった
いや、ローズはできるのだ
夏樹ができないのだ
少し前世の話しをしようか
「夏樹」
前世の夏樹はよく授業をサボって職員室から盗んだ鍵で屋上にきていた
「なんだ。玲香か」
そんな夏樹の唯一の友達は私だった
「なんだとはなんだ。鬼ばばがご立腹だぞ」
鬼ばばというのはこの学校の教頭のことだ
鬼ばばがどれだけ金庫を頑丈にしても、なぜか夏樹は破って屋上の鍵を持ち出していた
一種の才能だった
「授業なんて受けなくても私は生きていけるっ!!」
夏樹はいつも屋上の柵に座ってそういった
「はいはい。とりあえずそこから降りろバカ」
「バカってなんだよ。鍵をとる天才とお呼び!」
「それはもはや泥棒だぞ」
その日はいつもより風が強かった
「玲香もこっちに座ってみなよー意外と気持ちいいぞー」
夏樹が柵から足をぶらぶらとさせた
その横に私はなぜか座ったんだ
その時だった
その日、一番強い風が2人を動かした
2人の体は宙に投げ出されーーー
気づいたら私はなぜか、なぜか床を掃除していた
「ー!ーン!アン!」
その言葉で現実に戻された
「はっ!なに?」
「いや、こっちのセリフよ。家庭教師の件どうするの?」
そういえばそんな話をしていた気がする
ローズ、、いや、夏樹の頭が絶望的なので家庭教師を雇う話になっていたのだ
しかし、それまた、誰を雇うかという話になってくる
いや、めんどくさっ!!
誰でもいいじゃんっ!?適当に公爵に決めてもらえよ!?
「誰でもいいんじゃない?」
そういった私がバカだった
どうやら私にも夏樹のバカがうつったらしい
そして、ローズはこう言い放った
「じゃあアンが教えてよ」
「はあ!?」
なんか文字数少なくなっちゃったなぁ
屋上って、行ってみたいですよね、、、
面白いと思った方はこれからもよろしくお願いします!!!




