森の試練3
ちょっと暗いかも
「とりあえず、あいつら探さねぇと、、話にならねぇ」
「こんな周り気と草のところで探し続けたら気狂うんだけど、、、公爵家に戻りたいいいでっ!!」
突如、背中に何かしらの衝撃が加わった
敵かと思い後ろを振り向くと、目の前にグレイスの足があった
「痛いんだけど!!?あと汚ぇ!!乙女の背中蹴らないでよ!!」
私が背中についた土をはらいながらそう言うとグレイスは静かに足をおろし、私の前まで歩いてきて止まった
「えっ、、なに、、」
パシっ
森の中に乾いた音が響き渡った
「えっ、、?」
左頬が熱い
ああ、、叩かれたんだ、と瞬時に理解した
私がその理解をしている間にグレイスは私のシャツを掴んで怒鳴った
「お前!ふざけんなよ!!お前はなんのためにここに来てんだ!?ああ!?第2皇子を、、ローズ救うためだろが!!」
怒鳴られたのは久しぶりだった
あの教頭の怒声が懐かしい
、、、懐かしいっておかしいよな
あれが普通なんだよな、、
そうだよ
私何してんだろ
こんな森の中でさ
「おい!!何とか言えよ!!」
酷く冷静になってる自分がいた
よく考えたらおかしい事だ
この世界に生まれていないのに、勝手に送り込まれて、こんな運命をたどって、、
なんで、私が?
どうして?
普通の女子高生だったんだよ?
そうだ
帰って宿題やらないと
確か英語の提出明日までだっけ
「おい、、?」
「私、、帰らないと、、、単位落としちゃう、、」
「、、、は、、お前何言って、、、」
「だから、帰らないと!単位落としたら高校留年だよ!?絶対やだよ!こんなとこでなにしてんだろ私!」
夏樹はどこだっけ
そうだ、向こうに置いてきちゃったんだ
さっさと連れて帰らないと
あいつ、化学出したのかな、、確かえげつない点数取ってたけど
それから、、
「おい!!!しっかりしろ!!!」
バンッ!!!
「はっ、、」
肩を思い切り叩かれた
「アンさん、、?」
フォートが心配と怯えを含んだ目でこちらを見てくる
「あれ、、私、、何を、、?」
「正気にもどれ!このバカ!!たしかに!俺たちは今!何か意味がわからないことに巻き込まれてる!!だからってな!?そっから、、目背けんなよ!?今!この場で!この世界で!おまえがやらないといけない事はなんだよ!!」
あ、、そっか、、
「、、ごめん、、私が馬鹿だった!!」
この私の感情はなんだろうか
でも、諦めに近い、、何かなのはよく分かる
「そうだよね!!私が今最優先しないといけないことは!ローズを救うこと!!だよね!」
この時の私はどんな顔をしていただろうか
引きつった顔だろうか
完璧な笑みだろうか
「、、、、分かったんならいい」
グレイスが私の肩から手を離し、その場に座り込む
それと同時に私も崩れ落ちるようにして座った
一部始終を見たフォートはそんな私達ふたりの間に座って何やら難しい顔をした
「、、あの、、君たちがどんな事情抱えてるか知らないですけど、、、私達は、、私は本気ですから。本気でローズお嬢様を助けたいと思ってますし、第2皇子様の事もお救いしたいと思っています。その為には皆さんの協力が必要なことも分かっています。だから、、その、、なんて言うか、、力を合わせて頑張りましょう!!ね!?」
彼女なりの精一杯の励ましだろうと思った
するとアイシャも近くに来てしゃがんだ
「そうですよ!一人でやったら出来ないこともあるけど、、ここには4人もいるんだから!きっと、帰れます!」
「うん、、ごめんね、、」
すると、ポンっと私の頭に手が乗った
「ばーか、こういう時はな、ありがとう、だ。そんなことも分かんねぇのかばか」
地面に水滴が垂れた
「、、うん、、ありがとう、、」
「そうと決まれば、ゆっくりしてられませんね、、」
アイシャが、すくっと立って数歩離れたところに立った
「アイシャ、、?何する気だ、?」
「敵さんを素早く探そうと思いまして、、」
そう言うとアイシャは手のひらをパシッと合わせた
『詮索』
緑の光がアイシャを包み込んだ
と思ったらその光は私達をも包み込み、森全体に広がった
「、、、見つけました」
「!!まじか!!アイシャすげぇ!!」
「敵の位置はどこですか!?」
「敵の位置は、、、っ上です!!!」
アイシャの声と同時に何かが木から空に飛び上がった
「、、まじか、、」
「飛ぶのは反則じゃない、、?」
かなり暗くなっちゃったな、、、
まあ、アンも人ですから!!
普通のJKですからねぇ、、、
面白いと思った方はこれからもよろしくお願いします!!!




