ダンス特訓
2人の年齢はだいたい16ぐらいですかねぇ、、、
皆さんはダンス室踊れますか?
ぜぇぜぇぜぇぜぇ
はぁはぁはぁはぁ
公爵家のダンス室に荒い呼吸音が響く
「ちょっと夏樹、、いい加減にしてよ、、」
「えぇ、、夏樹じゃなくて、、、ローズな」
「口調戻ってるよ、、、、」
2人は3日後に行われるローズと第1皇子の婚約発表パーティのためにダンスの練習をしていた
「勘弁してよ、、、何が楽しくてあんたの練習相手を1日中しなきゃなんないの、、、、」
アンがほぼ死にかけの状態でローズに問う
「そんなの、、決まってるでしょ、、第1皇子様と仲良くなるためよ!!」
ローズとアンは朝から今の夕方までダンス室にこもりっきりだった
と言うのも、ローズが踊れ無さすぎたのだ
リズムには乗れないし、足も踏むし、、、
「こんなんじゃ、、、気に入られるどころかその場で処刑エンドでしょーよ、、、、」
アンの言葉にローズはギクリとした
「そうよね、、、よしっ!もう1回!!」
「やっぱ今日はやめにしようか」
「そう、、、だね」
気合を入れたのはいいが何せ朝から踊りっぱなしだったので、足腰が死んでいた
コンコン
「ローズいるかい?」
「あ、お兄様」
私は慌てて姿勢を正す
今入ってきたのはローズの兄であり時期公爵家当主の
リオン・シルビア・ルシアードだ
正式名称長すぎだろ
あ、でもローズも一緒か
なんだっけ、、、たしか、、、
ローズ・シフォン・ルシアードだっけ、、、
いいご身分だな
私なんかアンだぞ?なんだよ苗字ぐらいくれたっていいだろ
「そこの君は?」
「ああ、お兄様紹介致しますわ。今日付けで私の専属メイドとなったアンですわ」
なんか知らぬ間に紹介されてる
「アンでございます」
ほう、、、イケメンじゃないか
ローズも美しいんだけど兄はもっと美しい
「アン。ローズをよろしくね」
「はい。命に変えてもお守り致します」
これは本音だ
ローズの、、、夏樹の処刑エンドだけは絶対に回避してみせる
「そうだお兄様!お兄様はダンスは踊れるのですか?」
ローズにそう言われたリオンは得意げな顔をして
「当たり前だろ?なんならローズの練習相手になってやろうか?」
「まあ!ほんとですか!?」
素晴らしい
拍手贈呈だ
私の足も1日中踏まれて限界だったのでちょうどいい
それに、美兄弟のダンスを間近で見られるなんて
素晴らしいことだ
「それでは音楽をかけますね」
私が曲をかけるとリオンはローズの手を引き踊り出した
(わっ、、!すごい!!)
リオンのダンスの腕前は見事でローズが上手く見えてきた
(さすが、、、時期公爵家当主、、、)
「お見事です。」
「ありがとうアン どうだい?ローズ。覚えられそうか??」
リオンがローズの手を取って言う
「ええ!お兄様のおかけで素敵なダンスになりそうですわ!!」
ローズがそう言うとリオンは満足そうに微笑んで
「じゃあローズ。またディナーでね」
「はい。お兄様」
バタン
「なによ。踊れるじゃない」
リオンが出ていってすぐ私はローズにそう言い放った
「なんでだろう、、お兄様とだからかな?」
「まあ、ともかくこれでダンスはクリアね」
クリアということにしておこう
「そうと決まれば、次はドレス選びよ!!」
ローズは足早にダンス室を飛び出して行った
「はあ、、、お嬢様ー。走ると危ないですよー」
なんだか懐かしい
前世ではこうやって毎日のように走り回っていたな
思い出に浸っているとローズが視界から消えた
「きゃあ!!!」
「お嬢様!」
角を曲がって見えた景色はローズが男の人とぶつかっているところだった
「いててて、、、」
「大丈夫ですか?お手を」
痛がるローズを見て男性は手を指しのべる
「ありがとうございます、、、ところであなたは、」
ローズの言葉を聞いて男性はハッとし、
「申し遅れました。私、第1皇子様の執事をしております。ヨハンと申します」
だ、、、第1皇子の執事、、、!?
何と、、執事が、、、、
乗り込んできましたね、、、
どうなるのでしょうか
面白いと思った方はぜひこれからもよろしくお願いします!!




