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テオドール

物語は中盤に

「ただいま。アン」

「おかえりなさいませ」

形式上の挨拶をしてローズは馬車に乗った

「聞いてよアン!私、もしかして演説の才能があるのかも!!」

「ないから安心して」

「え、ひどい」

「それよりも、大変だよ」

「なにがー」

ローズは最大限の気の抜けた返事をした

「私たちがこの世界に来た理由が分かるかもしれない」

ぐでっと横たわっていたローズがそれを聞いて素早く上半身を起こした

「ほんとに!?」

「うん、ほんと。

今日さ、ローズの日記を見つけたんだ。

で、そこにテオドールと言う名前が書いてあったんだけど何か知らない?」

「うーん、、テオドールか、、、、わかんないけど

皇宮の図書館には何かしらの情報があると思うよ」

「じゃあ皇宮に寄って帰ろう

すみません。皇宮まで」

アンは馬車の窓を開けて騎士にそう言った



「話は変わるけどさ、今日学園に行って思ったんだよね

高校の単位大丈夫かなって、、、」

ローズ、、いや、夏樹の発したその恐怖の言葉に馬車内が凍りつく

いつかの話で言った通り、この2人は事ある事にサボっていた人なのだ

当然、授業に行かなければ出席点はないし、聞いてなかったらテストだって欠点だ

すなわち、単位がない

夏樹と玲香の肩に大量の不安物資が乗りかかった

「お、、終わった、、留年する、、、」

「おお、おちつけ、、アン、、いや、玲香、、

わんちゃん時止まってる説ある、、よ」

わんちゃんというのは信用のない言葉である

例えば友達に遊びに誘われた時に、わんちゃん行ける、とかいう奴はほぼ確定で来ない

行けたら行く、ぐらい信用の無い言葉である

「ま、、まあ、それより、テオドール、、よね」

「そ、そうよ!!今はテオドールがなんなのか探さないと」

「「あ、あはははははは」」



「なんか後ろから気味の悪い笑い声が」

「気にするな。気にしたら負けだぞ」

馬車を操作している騎士たちは後ろから聞こえる謎の笑いを気にしざるを得なかった



「ここが帝国最大の図書館、、すっげぇ」

「こら、口調ちゃんとしてください。お嬢様」

「それでは私たちは扉の前におります。何かあったら直ぐにお声掛けを」

騎士たちがびしっと背筋を伸ばす

アンはそれを労いながら心の中で

(扉の前にたっとくなんて暇だろうなぁ、、)

と、1人勝手に思っていた

「あ、でも二人いたら喋れるか」

「ちょっとなんの話しよ。ほら、探すわよ」

アンの謎の独り言にローズはまるで慣れているかのように受け流した

「えーと、、テオドール、テオドール、、

うーーん、、、ないわねぇ、、、」

「全然見つからない、、」

小一時間探し続けた2人だったがその成果は全くなかった

「ちょっと見間違いとかじゃないの?」

「そんなわけないじゃないですかやだなー」

「ぶっ飛ばすわよ」

もはや本を出しすぎてどこにどれを直せばいいか分からない状態になりつつあった

その時2人に光がさした

「やあ、ローズ」

アレンが来たのである

「あっ、アレン!!!」

「アレン殿下!!」

((これぞまさに救世主!!!))

「何を探しているの?」

「テオドールというのをご存知ですか?

どこを探しても見当たらなくて困っていたんです」

アンがアレンに手短に話した

テオドールという名を聞いたアレンは徐々に顔が曇り始めた

「、、、2人とも悪いことは言わない。調べるのはやめときなさい」

「え、、どうして?」

「、、、テオドールというのは魔塔の主の名前だ。

酷く危険な場所だ。何があって調べてるのかは分からないけれど、とにかくもうやめておきなさい。ね?」

アレンが2人に皇子様スマイルを放ってそう言った

しかし、2人はこんなイケメンのスマイルを見てもテオドールのことが気になりすぎて全く目に入っていなかった

(テオドール、、魔塔、、)

(よくわかんないけど魔界っていい噂は聞かないよね、、)

考え込む二人を見てアレンはパンッと手を叩いた

そうすると2人は弾かれたように顔を上げた

「さあ!考え事はおしまいにしようか?せっかく来たんだからアンも一緒にお茶、しない?」

「「はいっ!!!」」

魔塔かあ、、

ちょっと行ってみたいな、、

でも実際に見たらこわいんだろうなぁ、、、笑


では、面白いと思った方はこれからもよろしくお願いします!!

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