ぶつかってくる女にはご用心!
今回はアレン視点です
「はぁ、、」
馬車の中に自分の深いため息が聞こえる
せっかくローズと一緒にいられていたのに、、
「はあああああ、、、、」
だがしかし、なってしまったものはどうしようもない
さっさと片付けよう
それにしてもルドルフ村か、、、
あんなところに魔物が出るんだな
あそこはこの国の一番端にある村だ
それゆえに、資源もほとんどなく、ほとんどの村人が貧しい生活を送っている
そんなところに魔物は出ないだろうと思っていたのだが、、、
「殿下。着きました」
「ご苦労。」
私は部下に形式上の礼を言い、馬車から降りた
「想像以上だな、、、、」
実はルドルフ村に来たのはこれが始めてだった
予想はしていたがまさかこれ程とは、、、
そこは草ひとつない荒れた土地だった
「これは酷い、、、」
護衛騎士であるジョンがそういった
「、、いこう。こんなところで魔物が現れればこの村の人達は全滅する」
「そうですね。一刻も早く魔物を殺して、安心させてあげないと、、、」
私とジョン、それから他の護衛騎士の3人と村の人々に聞き込みを行った
「やはりここにはもう居ないようだな、、」
「そうですね。1度王都に戻って対策を練りますか?」
「そうだな、、、。そうしよう
馬車の手配を、、っ!」
歩きながらジョンに指示を出していると前から来た人とぶつかった
なんだ、、最近よくぶつかるな、、、
「あっ、、あの、、すいません!」
それは女だった
「よい。きちんと前を見て歩くのだぞ」
そう言うと女は下げていた頭を上げてこちらに、はいっ!と、笑顔で返事をした
その時だった
どくんっ、、、
何かが波打った
その瞬間自分の脳内にエラーが起きた
かわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいい
かわいすぎる
なんだこの生き物は、、人なのか?同じ人間はこれほどまでに可愛くなれるものなのか?
気づけば私は女に名前を聞いていた
「そなた、、名は」
「、、、グレイスでございます、、、」
グレイス、、
パンっ!
突如、乾いた音が響いた
私の手がジンジンと赤くなっていた
私は叩かれたのだ
誰に?
「殿下!何をやっているのですか!!あなた様にはローズ様がいらっしゃるでしょう!?」
そうだ
わたしには愛するローズが、婚約者がいる
しかし、グレイスをこのままにするのも気が引ける
「グレイスと言ったか」
「はっはい、、、」
「その容姿では、何かと苦労するだろう。
気をつけろ。」
「、、、あ、、はい!お気づかいありがとうございます、、」
「、、、行くぞ」
そうして私たちはルドルフ村を後にした
アレン達が去った後ー
「ふふっ、、、」
グレイスは1人、不気味な笑みを浮かべていた
ふふふふふふふ
私もイケメンとぶつかりたいっっ!!!
それでも彼氏はいらないっ!!笑
て言うかイケメンになりたい
(共感者いる、、よね?)
では、面白いと思った方はこれからもよろしくお願いします!!!




