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ミーネとウルフンの過去篇ざっくり解説

過去篇の途中ではありますが、過去篇はまだまだ続くので、現代編を早く読みたい読者様向けに、ミーネとウルフンに過去篇のざっくり解説をしてもらいました。


この後のネタバレはほとんどありませんが、ネタバレは嫌だという読者様には、次話に飛んで頂けますようにお願い致します。

「こんにちは、ミーネです 」

「こんにちは、ウルフンや 」


「ウルフンさん、ウルフンさん 」

「どうしたんや?ミーネはん 」


「過去篇が長すぎて見るのが大変なの 」

「まぁ、確かに……長いわな。本編が60話ちょっとで2〜5話ぐらいのエピソードがほとんどなのに対して、過去篇は1エピソードで32話もあるさかいな。ワイは本編を超えるかと思ってたで 」


「しかも、コメディからハイファンタジーにジャンル変更しちゃったので、軽い作風で気楽に読める作品だったのが、急にバッドエンド確定の重い話になっちゃったの 」


「それは、読む方も書く方も大変やな。だから急に現代編に戻したんかい 」


「うん。ただ過去篇を無くすと、話の流れがわからなくなるから完全にカットするわけにもいかないの 」


「う〜む。難しい問題やな 」


「それでね、ノーミズ博士がね、私が短編で解説して来ようとか言い出したの 」


「ダメや、短編は難しいんや。裏目に出たら大変な事になるで 」


「そうなの。だから、そう言ったら、『じゃあミーネ君とウルフン君が本編で解説して来るんだ』って 」


「なんや、なんや、博士はんもワイの力は認めているんやな 」


「どうしよう? 」


「仕方ないんやで。ワイ達の力を見せつけてやるんやで 」


「それじゃあ 」


「ざっくり見ていってね 」

「ざっくり見ていくんやで 」

微妙にハモらなかった。


その時、ハッと何かにウルフンは気がついた。


「ちょい待ち!!ネタバレが嫌いな方や、過去篇をゆっくり楽しみたい方は、過去篇の方を先に見て欲しいんやで。あくまで時間が無かったり、重い話が苦手な読者様へのざっくり解説や 」


「過去篇を読み終えてから、こちらを見るのもアリだし、過去篇が長すぎて挫折しそうになった方は、これを見て現代編に戻るのも良いわね 」



「じゃあ、私から解説するわ 」

「お願いするんやで 」


「100年前に大魔王エタールと人族の大戦争があったの。でも人族は負けちゃったの 完 」


「ざっくり過ぎや!! 」

「う〜ん、難しいわね 」


「次はワイや 」

「お願いします 」


「100年前に大魔王エタールと人族の大戦争があったんや。でもエタールは決戦の戦場には出なかったんや……」


「どうして? 」


「質問して来るんかい。まぁ、ええわ。

エタールは魔王城に勇者達を誘い出したんや。魔王城には魔法陣があって戦いのパワーをガチャ召喚のエネルギーに変換できるんや 」


「ガチャ召喚? 」


「何が召喚出来るかわからない召喚魔法や。わからない代わりに非常に稀にSSSランクのモンスターを召喚する事もあるんや。しかし、99%は雑魚モンスターが来るんやけど……その時は悪魔がエタールに微笑んだんやで 」


「それで決戦の場に、SSSランクの神話級の怪物『ミズガルノズの大蛇 』を召喚したのね 」


「そうなんや、ミズガルノズの大蛇は体長が数キロに及ぶ巨大な蛇や。それが敵、味方、見境いなく攻撃を始めたんや。両軍共に戦線は崩壊して撤退を始めるんや。その場に居たら食べられてしまうんやで 」


「嫌な蛇ね。私、関わりたくないわ 」

「ワイもや、エタールより嫌な感じやで 」


「それで勇者達はどうなったの? 」


「勇者達は何度もエタールを倒すんや、しかしエタールにはリセマラの能力があったんや 」


「リセマラ? 」

「リセットマラソンの略や。エタールは任意に設定した時間まで時を戻す能力があったんや。それを使ってガチャ召喚を繰り返したり、瀕死の状態から元気な状態に戻ってたんやで 」


「それじゃあ勝てないじゃない!! 」


「そうなんや、それで勇者達も一時撤退しようとしたんやけど、魔王軍四天王が現れて、勇者達の前に立ち塞がったんや 」


「本当に嫌な展開ね 」


「四天王の猛攻、奇行に圧倒される勇者達。そこに勇者達を連れ戻すように指示を受けた八賢者ナレジンはんが助けに来たんや 」


紅炎(プロミネンス)を使う、最強の炎系魔術師ね 」


「そうや、一番美味しい所を持っていく系の老人賢者や 」


「それでどうなったの? 」


「勇者パーティは、最強の剣士であり無限のスタミナと不屈の心を持つ勇者ナイト、結界魔法を極めた八賢者のリヤ、攻撃魔法の達人でパーティの知恵袋の老魔導師のニトラル、この3人で構成されておったんや 」


「うん、うん 」


「老魔導師のニトラルは、エタールのリセマラの能力を封じる術が無ければ、最終的な勝ち目が無いと判断したんや 」


「確かにリセマラがある限り倒せないわね 」


「それでニトラルはんは、死んでリッチになって蘇り、エタールの側近となって弱点を探るという策を思いついたんや 」


「そんなに上手くいくの? 」


「ナレジンはんも、そう思って止めたんや。しかしニトラルはんの意思は固く、ナレジンはんにナイトはんやリヤはんを託して、自分が敵を引きつけて3人を逃して、エタール達に殺されてしまったんや 」


「ニトラルさん……」


「その頃、騎士王一行はミズガルノズの大蛇の人族領域への侵攻を、必死に食い止めるべく戦っていたんや。しかし圧倒的な力の差で、もうダメだ、となった時に転移門で窮地の騎士王達の元に勇者達が辿り着くんや 」


「良かったわね。それで騎士王様達は一度は大蛇を撃退するのよね 」


「そうなんや、皆の奮戦で大蛇が一度は引いていったんや。それで騎士王はん達は人族領域防衛の為の城にまで着く事が出来たんや 」


「その城は結界用の魔道具や、魔導砲なんかが沢山あって皆の士気は上がっていたのよね 」


「ただ戻って来た大蛇の後ろから、ガーゴイルの大群やら緋魔牛の大群やら現れて……という辺りで過去篇は一旦?終了になるんやで 」


「これからって所で終わったのね 」


「そうなんや、ただ逆に言えばこの後何十話続くのか、誰にもわからなくなってしまったんや。エタールのリセマラの恐ろしさみたいなもんや 」


「私達も待ちくたびれていたものね 」


「そうなんや、アライブはんなんて主人公の一人のはずなのに、本編でも活躍が少なくて、過去篇が続いて出番を奪われて……『真のモブな勇者は僕に違いない……違いないんだ 』とか言っておったで 」


「アライブさん……頑張って!! 」


「まぁ、そんな所で過去篇のざっくり解説は終わりや。このまま、過去篇を飛ばして『そして現代へ 』を見てもらっても大丈夫やで 」


「長々と読んで頂いて、ありがとうございます 」


「それでは、引き続き現代編、もしくは過去篇を読んで頂けると幸いなんやで 」


「現代編に戻ったら、私達もガンガン活躍するので、過去篇の長さに挫折しないでね。挫折しそうになったら、遠慮せずに飛ばしてね 」


「それでは本編で……」


「宜しくお願いします 」

「宜しくお願いします 」


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