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世界を超えて編1

 テッドorアライブfeat(フィーチャリング)ウルフン全員集合。王様連盟より極秘召集を受けた俺達は、王様連盟本部に(おもむ)いた。



 王様連盟地下秘密会議室にて〜


「これより、緊急 勇者会議の会合を始めます。議長のメガネ君です。ではエイマさんお願い致します。」


「星屑の巫女様の代理を(おお)(つかまつ)りましたエイマ・アットソンです。 今回、皆様に集まって頂いたのは、間も無く訪れる世界の破滅への対応を決める為です。」


 魔法学院の校長であり、八賢者の一人であるエイマさんが語り始める。星屑の巫女様は、皆の前に姿は現さないが何度も世界の危機を救って来た予言者だ。


「実は3日程前に、星屑の巫女様より新たなる予言を伝えられました。この世界の魔力が尽きつつあるそうです。魔力とは世界に受け継がれる想いの流れ。その流れが止まりつつあるのだそうです。」


 俺は質問する。

「テッドorアライブのテッドです。今まで流れていた魔力の流れが急に止まりそうになった原因は何なんですか?」


「大魔王の配下、魔王ネタギーレンの干渉が世界に悪影響を及ぼしているとの事です。また原初の時に起こるはずの初期ブーストに失敗したとの事です。」


「初期ブースト?」


「はい。私にはよくわかりませんが、主人公が出て来ず、山場もバトルも無くて王様が愚痴を言っていたそうです。」


「訳がわからへん。ワイにもわかるように説明して欲しいんや。」ウルフンが説明を求める。


 エイマさんとメガネ君が顔を合わせて頷きあう。


「今からお話する事は最重要機密の為、この場限りとさせて頂きます。必要な方、必要な情報以外は、この部屋から出たら記憶を消去させて頂く事になります。よろしいですか?」


皆が黙って頷く。


「皆様は異界文書をご存知でしょうか?」


「異界文書?」多くの者達から疑問の声が上がる。俺も聞いた事が無い言葉だ。


「異界文書とは、我々の存在する複層大世界の別世界から流れ落ちてきた情報の事です。我々の存在するのはコーメディア世界と呼ばれ、複層大世界ナーロウの一部と言われています。」


「世界は一つでは無いと言う事ですか?」アライブが質問する。


「はい。我々の世界は一つでは無いと考えられています。その証拠が異界から流れて来た情報であり、転生者と呼ばれる者達の存在です。」


 誰も発言をしない事を確認してから、エイマさんは話を進める。


「複層大世界ナーロウの中には膨大な量の想いが流れているのですが、コーメディア世界の中にある我々の星に流れている想いの質は非常に高いのですが、量が余りに少ないのです。」


「そんな事を言っても大丈夫なのですか?」物知りのブービーが青ざめた顔で確認する。


「致し方ありません。この星に残された魔力はもう僅かです。あと5日持つかどうか…」


「ちょい待ち。あと5日って。もう終いやないか!」

「魔族領侵攻はどうなるんだ!!」

「世界は破滅するんかい!!」

「なんてこった!!」

「俺達の戦いはこれからだ!みたいになるんかい!」


 皆が不安の声を上げる。


「パーフェクトオーダーのリーダーのライルだ。エイマさん、貴方は最初に破滅への対応と言ったはずだ。対応策があるのなら教えてくれ。


「はい。僅かな可能性ではありますが対応策はあります。ノーミズ博士、お願いします。」


 白衣を着た角刈りの壮年の男が立ち上がる。

「王国技術部主任研究員のノーミズだ。今回はエッセーイ世界から流れて来た情報を元に作戦が立てられ、技術部は必要な魔道具を作成した。」


「作戦、魔道具?」アライブが小さな声で呟く。


「我々が作り上げたのは、世界線を超えて別の世界に転移する魔道具だ。この魔道具を使って誰かがタンペーン世界に転移して、活躍をして、想いをつなぎ魔力が流れる道を作るのだ。」


「要は短編で活躍して、多くの人に見てもらえば良いのかしら?」ミーネさんが直球で尋ねる。


「その通りだ。そこにリンクを貼って、タンペーン世界からコーメディア世界の我々の星に魔力を流して欲しいのだ。」更に身も蓋も無い事を言う博士。


「問題はだれが行くかですね。」ブービーが真剣な表情で発言する。


「俺達が行こう。」マカデミアナッツのリーダーのカシューが名乗りを上げる。


「俺達は最初はモブ扱いだったが、今や主役級だ。ネタの幅も広く適用力が高い。テッドorアライブが出たら本編との違いがわかりにくい。俺達がベストだ。」


「そうじゃな。メガネ君加入以降は最強パーティとも言われておるしの」ヘーゼルも賛成している。


「そうね。私達なら大丈夫ね。」ココも同意した。


「俺も…」


シャーラップ(お黙りなさい)」メガネ君の発言でアーモンの発言が遮られる。


「ごめんよ、みんな。今回は駄目なんだ。序盤の3話目がパッとしなかったから今の現状を招いているんだ。だから今回はマカデミアナッツじゃ駄目なんだ…」メガネ君が悔しそうに言う。


あんたも同罪だろ!!と思う4人。


「僕と竜王様は高評価だったんだけど…本当に残念なんだ。ごめんよ、みんな。」




 

アクセス解析などの結果、序盤の理由無く短過ぎる何話かを合併しています。現3話は旧4.5.6話になります。

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