表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/196

城塞都市防衛戦4

城塞都市防衛戦の最終話です。ミーネ目線のお話の為に短めになっています。ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

 リーダーの肩に担がれた私は、熱気と揺れでボンヤリしながら目が覚めた……


 あの窮地を生き延びた……少しホッとしてしまった。


 リーダーは起きた私に気がつかずに必死にかけ続けている。左の方から大きな足音がするのはアンジーだろう。巨体だから足音も大きい。


 ただ普段より足音が大きいのは、ダースクを背負っているからかしら?


 パルンは斥候や伝令に回る事が多いので、きっと今回もそう。


 良かった。きっと、みんな生きている。本当に良かった……


 でも、どうやってあの窮地から……


 遠くから魔牛の悲鳴が聞こえてくる。遠くてよく見えないが、私には千里眼の魔法がある。


 魔法を発動し、悲鳴の場所を見てみると、知らない男性が口から火を吐き出して魔牛と戦っていた。


 あの炎は、私の極炎極龍波級ね。ただ口から吐いているように見えるのはどういう事かしら?


 そんな魔法あったのかしらと見ていると、


 男性の後方から、3匹の緋色魔牛が男に向かって突進して来た。


 駄目!!間に合わない!!


 と思った瞬間、


 男は尻からも極炎を吐き出した!!!


 瞬時に消し屑となる3匹の緋色魔牛。


「えーっ!!!」


 思わず声が出てしまった。


 リーダーやアンジーがビックリして様子を気にしてくるが、それどころではない。


 男は、口と尻から極炎を吐き出しながら、回転を始めた。


 グルングルン回りながら極炎を撒き散らす男に死角は無い。魔牛は悲鳴をあげながら殲滅されていく……


 悪い夢だ。私はもう少し眠って休む事にした。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ