パスティーシュ「調べてみました!」「いかがでしたか?」
「パスティーシュ」を題材とした短編を制作するにあたり、パスティーシュというものをちゃんと理解するのは大事であろう。
私は、パスティーシュを模倣…パロディともいう…のこじゃれた言い方として主に活用している。
有名な作品を真似たり、皆が一度は目にしたことのある文体を真似たりするという訳だ。
インターネットでパスティーシュについて調べてみようと思った矢先、酷く残念なサイトを見つけた。「保呂日手」という名のライターが書いていたサイトだ。
ネタじみたハンドルネームである。そんなに滅ぼされたいか。
だが、そう執筆すると、どれほどなのかと興味交じりにアクセスされ、結果的に向こうのアクセス数が伸びてしまう。また同じサイトに出くわすのは癪なので、ここに引用することにした。
なお、個人的に気になったことや、文で表せなかったことは、米印「※」で注釈させていただく。
前置きが長くなってしまった。それでは、実際に見ていただこう。
※サイトの存在、および引用文以外の内容は、全てフィクションである。
こんにちは!保呂日手です!ホロビテと呼んでください(笑)
先日、サンリューコピーライター試験に合格しました!読者の皆様が応援してくれたからこその合格です!
現在は、セミの飼い方講座をはじめ、セミプロになるべく資格勉強をしています!
そんな講座の中で、ある単語が含まれていました!
それが「パスティーシュ」です!
※5センチくらいの厚さのクリアファイルが積みあがっている画像が挿入されている。
最近、「パスティーシュ」という言葉が話題になっていますよね?
知りたいけど今さら聞けない!なんて人のために!
一体どういう意味?どんな作品?使い方は?調べてみました!
※上記の画像並みに大きい広告スペース。スノーカントリーという漫画の広告であった。
※「パスティーシュとは」「パスティーシュを使った作品」「パスティーシュの使い方」「まとめ」の目次ページが挿入されている。
「パスティーシュとは」
※分厚い本を読む女性の画像が挿入されている。
パスティーシュとは、
「作風の模倣のこと。音楽・美術・文学などにおいて、
先行する作品の要素を模倣したり、寄せ集め、混成すること。」
という事なんだそうです!
※Wikipediaの文そのままであった。なお引用したという記述はない。代わりに書いておく。(引用:Wikipedia)
つまり!!
あるあるネタを使った芸人「パスマーネ」は、
「パスティーシュ芸人」
という事なんです!
※個人的見解をあたかも事実のように述べないでいただきたい。
そんなパスマーネたちの意外な一面は、【こちらのサイト】で確認できますよ!
※「こちらのサイト」は、個人の推測をあたかも事実として紹介しているサイトであった。
「パスティーシュを使った作品」
※大きな黒板に子供が何かを書いている画像が挿入されている。
代表的な作品ですと、「蕎麦ときしめん」という作品があります!
是非チェックしてみてください!【☆今すぐチェック☆】
※清水義範氏の作品である。「☆今すぐチェック☆」は購入リンクである。作家の名前すら表示せずに、アフェリエイトで稼ぐというのは、あまりにも失礼ではないだろうか。
「パスティーシュの使い方」
※本を片手に男女話し合っている画像が挿入されている。
自分のしぐさを真似されたときに「それパスティーシュだよ!」とか、
芸能人のモノマネをするときに「では、パステります!」
などという風に使うといいですね!
※鵜呑みにすると恥をかく。
「まとめ」
いかがでしたか?
パスティーシュについて理解し、より楽しく作品を知っていきたいですね!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
※後書きは、自分語りなので、パスティーシュ的な面白さは全くない。
この小説も無論、パスティーシュである。前書きを、清水義範氏の「作中にある」前書きのようにしたり、全体的に「蕎麦ときしめん」形式の内容にしたりした。
そして、よくマイナス検索されている妙なサイトの真似もしている。真似するにあたり、そういったサイトを見て回ろうとしたが、体が受け付けなかった。我こそはもっとそれっぽく書けるぞという人がいたら、感想かレビュー、あるいは活動報告にそういうものを設けようと思うので、コメントしてほしい。普段は書く専門だが、そういった作品は読み、感想まで書くつもりだ。
さて、パスティーシュについては分からなくても、面白さについてなら分かっただろうか。パスティーシュは、元ネタを知っていれば知っているほど面白くなるので、色んな本を読んでみたり、書いてみたりすることをお勧めする。
なお、この作品に影響され、似た視点や同じネタで作品を作った場合、その作品は一次創作として良い。解釈は色々かも知れないが、少なくとも私は、料理のように、ある作品を解釈という調味料や別視点という調理方法で仕上げたものは、自分の作品としていいと考える。もちろん、その作り方をそっくりそのまま真似するのは、ただの盗作だ。その点だけ注意してほしい。
最後に、あとがき含め、最後まで読んでくれた読者・作者に多大なる感謝を申し上げます。美味しい作品に巡り合えるお手伝いができたのなら、感無量です。