表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
腐世界改訂メモ  作者: たんぽぽ
4/15

#ファンタジーな世界

……は?意味がわからない。


イミャース?召喚?なんだよそれ。

まるでファンタジー。



「……い、異世界ですよ?異世界!楽しみです。」


ワクワクと楽しそうな雛菊。


「へぇー。」


よくわからねぇ。



「私は、早く魔法が使いたいです。……エヘヘ。――私ずっと、……あり得ないとは分かっていましたが、魔法が使ってみたかったんです。」


ワクワクと楽しそうな笑顔の雛菊。クラスにいる時とは別人だ。


あれか?オタクってやつか?……引くゎー(笑)









「ねぇ、起きてよ!もぅとっくに着いちゃってるよ?ねぇ!起きてってばぁー!!」


急にどこからか、小さな女の子の声が聞こえてきた。

キョロキョロと辺りを見渡すと、一際大きな大木の近くに虫みたいな何かが空中に浮いている。

立ち上がって近くに行くと、子供向けの本に出てくるような姿、そのままの妖精がいた。

サイズは手のひらくらいだろうか?



「ねぇ、起きてよぉー……。――もぅ。……起きろっていってんだろが!この、居眠りじじぃ!」



彼女はなかなか起きない大木にキレたらしく、明らかに口調が変わった。



「てめぇ、そんなに寝てたいんか?あん?なら私が永久に寝かしてあげようか?私が一発殴ればこんな老いぼれのひ弱な木、簡単に倒せんだよ?そしたら、てめーはずっと寝れんだよ?永眠だけどね?」


かわいい顔して、恐ろしいことを言う。



「……って、無視すんな。いい加減、起きろ!糞じじぃ!」


そう言って彼女は、“何故か地面に落ちていた石”を持ち上げる。大きさは彼女の体よりもずっと大きく、直径20cmくらいだろうか?石と言うより岩だよな、これ。

そんな石を軽々と持ち上げ、彼女は大木に投げつけた。


すると大木は、器用に体……いや、幹をくねらせ、石をよける。

石は大木の後ろにある木々へぶつかり、そのまま複数の木々が次々にベキベキと音を立てて折れた。



細く短い一本道の完成だ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ