表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
腐世界改訂メモ  作者: たんぽぽ
10/15

#早く魔法が使いたい


チャイムを押して1秒後。


玄関の扉はすぐに開いた。

中から出てきたのは、オレよりも背の低い女性。恐らく150cm程だろう。

肌は色白。髪の色はクリーム色で、緩くウエーブがかかっている。瞳は水色で、あと耳が変。


彼女のキュッと結ばれていた桃色の唇が開く。



「あなた方の家はそちらから見て、一番右です。あなた方2人で自由に使ってくださって構いません。それと明日の朝、またここに来てください。それでは今日はゆっくりお休みなさいませ。」



バタン。



彼女は抑揚のない棒読み口調で、早口で言うべきことだけ言うと、さっさとドアを閉めてしまった。



「なんだよあれ……。」



戸惑いつつも、言われた通り一番右の家へ向かおうと振り返る。

すると、雛菊がショボーンと項垂れているのが視界に入った。

フィーナの態度に、相当傷付いたのか?(笑)


と思ったら、彼女が何かブツブツ呟いていることに気付く。


「魔法が使いたい。でも明日(あした)。魔法が使いたい。でも明日。魔法が使いたい。でも明日。我慢我慢我慢。魔法が使いたい。でも明日。魔法が使いたい。でも明日。魔法が使いたい。でも明日。我慢我慢我慢。魔法が使いたい。でも明日。魔法が使いたい。でも明日。魔法が使いたい。でも明日。我慢我慢我慢。魔法が使いたい。でも明日。魔法が使いたい。でも明日。魔法が使いたい。でも明日。我慢我慢我慢。魔法が使いたい。でも明日。魔法が使いたい。でも明日。魔法が使いたい。でも明日。我慢我慢我慢。魔……ry」






……変なやつ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ