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(一応)清楚系Vtuber、配信でギャンブルしたらキャラ崩壊したけどリスナーにめちゃウケてV人生変わった話。  作者: 団栗珈琲。
第六章 遊園地? 最高かよ!

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第36話 ゴリラの旅は終わり

「はっはっはー! お前らがあのクソゴリラの言ってたニンゲンかぁ? ざんねんだが、この装置は止めさせてもらったぜー?」


 サルがそんなことを抜かす。私には向かおうとは馬鹿なやろーだ。ぶっ潰すぞ……!

「( ᐛ )ばなな」

 えにしは「( ᐛ )ばなな」をとなえた。しかしなにもおかこらなかった……。


 どうやら先輩は( ᐛ )ばななのようだ。命救われたなクソサルさんよお。

 私にたてつこうとはいい度胸してるじゃねえかぁ……。

「( ᐛ )ばなな」

 だが先輩はばななだ。ならしかないな。


 ……なんなだろう。このコントは。まったく面白くもなんともないね。カットで。


 クソサルが言うにはこの村をつぶすことで自分たちの得られるばななが多くなるので実力行使に出ることにしたらしい。なんでももっと多くばななを栽培する土地が欲しいとのこと。


 ……おまえらあたまんなかバナナしかねえのか。もう脳みそばなな図家にされちゃってるよ。こりゃあ手遅れだ。

 それとも、昔の日本でいうコメみたいに金と遜色ない価値でも持ってたの?


 そんなわけないよね。だってさっきのマリモコングの村でもひとつ残らず食ってたもんね。ほかの食べ物とかに帰れるのにもかかわらず、わざわざ食ったりしないよね? しないよね?


 ……してそうだな。だってあいつらゴリラだしな。まともな脳みそ持ってなさそうだし、シャブ漬けならぬバナナ漬けになってるから、普通に平気な顔して食ってるかもしれない。


 何なら大量に食ってるかもしれない。……あれぇ? 考えれば考えるほど、あのゴリラたちのことがどうでもよくなってくるんだけど……。


 あと、あのゴリラ共の作品なんてやったことないし、マリカー《マリモカート》か|スマブラ《大決闘スマートブラザーズ》の登場キャラでしかない存在だから、どうでもいいっちゃどうでもいいんだよね……。


 まあこれアトラクションだから全然勝手に進んでいくんだけど。

 ということで、フェイクでバナナの皮を投げると、クソサルは走っていった。


 ……バカなのかな? 頭おかしいんじゃねえの?

 おっと、ちょっとばかり口が醜くなってしまった。本当の私は酒、煙草、賭博とは完全に無縁な清楚なアイドルだからうんこもしない(超々特大嘘)


 瞬間。急降下。

「( ᐛ )ばなな( ᐛ )ばなな( ᐛ )ばなな( ᐛ )ばなな( ᐛ )ばなな( ᐛ )ばなな( ᐛ )ばなな( ᐛ )ばなな( ᐛ )ばななぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 とうとう恐怖でえにし先輩からバナナさえもなくなってしまった。


 悲しいなぁ。どうしてこんなことになってしまったのだろうか。

 まあでも、これはこれで面白いからありだと思うけどね。ありよりのありですよ。


 何よりも反応がいちいちかわいい!(重要)というか、先輩に対する敬意みたいなのはこのジェットコースターのお陰でなくなりました☆☆☆☆☆(ほし5)


 ちなみにさっきのクソサルは私たちの乗っているハイパードンキーマリモ樽(仮)の威力で吹き飛んでいて、すごくよかったです。


   ✕   ✕   ✕   ✕


「( ᐛ )ばななぁ……」

 私は疲れてしょんぼりしているえにし先輩に声をかける。

「大丈夫ですか? えにし先輩。もう体から魂が抜けていきそうな勢いで、死にかけてますけど」

「大丈夫だよ……」


 私の心配の言葉にえにし先輩は、正規のない目と声でぼんやりと言葉を返してくる。

 全然大丈夫じゃなさそうに見えるのは私だけですか? 私だけじゃないはず。後の配信でリスナーに聞くことにしよう。


 ちなみにこの後私は海賊船が横にブンブン揺れるやつに乗ろうと誘ったけど、えにし先輩に全力否定されて、仕方なく乗るのを諦めたりした。

 というか、絶叫系が好きな私と、三歳児向けの車の乗り物でニコニコしてるえにし先輩とじゃまるで趣味が合わないと思うのですが!


   ✕   ✕   ✕   ✕


「あったんねぇ! なんで!? なんでなの!? この機会はもしかしなくても壊れてるのかなぁ!? 私の諭吉(渋沢も)が吸い込まれては消えていくぅぅぅぅぅぅぅぅ! どぉじでだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガ!(太鼓の達人をプレイしている音です)

 私は机を思いきりボコボコ叩いていた。


 一言で言い表すならば、不審者だった。というか、不審者以外の何物でもなかった。


 ―――事の発端は数十分前、( ᐛ )ばななしか言えなくなったえにし先輩を求刑させるために、マリモワールドの場所にある小さな休憩スペースに立ち入った時だった。


 私が何度も見たいつもの物体がそこには鎮座していた。

 ―――そう。スロットである。しかも昔かなりやった期待に物凄く似ているマリモ仕様の機体。

 そして、それで大当たりを引き当てるとウニバ併設ペアホテルチケットがもらえるとのことだった。


「確変だぁ……。おいでぇ……。なぜこん! なぜこんのだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 来い来い来い来い来い来い来い来い来い来い来い来い……!うおおおおおおおおおおおおおおおお! きたあああああああああああああああああああああああああああああああああ! ここから絶対にあたる。私には未来が見えているぅぅぅぅぅぅぅぅ! ああ、神様仏様えにし様。わたしに豪運をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


 そりゃあ、そんなもん見せつけられたらやるっきゃなかった。というかやる以外の選択肢がなかった。


 みせてやるよ。これが私の生きざまだ。

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