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(一応)清楚系Vtuber、配信でギャンブルしたらキャラ崩壊したけどリスナーにめちゃウケてV人生変わった話。  作者: 団栗珈琲。
第五章 震えが止まらねえ……

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第29話 殺人犯は誰だ!

「はい、まず状況を整理しましょう!」

「そうだな、ゆほ。まず死体発見者、だれだ?」

「あー、私だよー。私、茜柳だよー。場所は、ジャングルエリアの一番端だよー」

「あー、茜柳先輩ですか。先輩あのあとジャングルエリアに行ってたんですね」

「そうだねー。ゆほちゃんと、ひすいちゃんに会ったね」

「あ、ちなみに私とひすいは白確です。ずっとサボテンの舞をしていたので」

「え、? でも、はじめから一緒にいたわけじゃないだろ」

「いや、でも会ったときはキルクール溜まってない時間のはずですので……」


 説明しよう! キルクールとは、サイコキラーが殺人に要するクールタイムのことだ。時間にして三十秒。私とあの緑の頭のおかしいやつはゲーム開始から二十秒ぐらいで出会っているので、その可能性はないよねという話だ。


「そうか、じゃあ違うな」

「いやいや、ルイネ先輩。ラインの可能性は?」

「ないでしょ、だって二人ずっと一緒にいて、それを茜柳先輩が見てるんだよね。じゃあ、いつ殺したのってことになるじゃん。もしそれが可能なら、茜柳先輩の後を追って、かつ先にいかないといけないだから。だって、一番端でしょ?」


 説明しよう! ラインとは。あ、某メッセージアプリのことではない。

 サイコキラーかウェアウルフが嘘をついていて、どちらかが片方をかばっている状況のことだよ。ちなみにこれは、茜柳先輩が一番端で見つけている、なおかつ茜柳先輩は私達のことをおいていっているので、その可能性はないよねという話だ。


「いや、でもセリン先輩。ダクトを使って移動しているかもしれないし」


 説明しよう! ダクトとは通気口のことである。

 ちなみにこの人コロシアムではサイコキラー、ウェアウルフだけが使用できる移動場所だ。ここを通ることで、誰にも見つかることなく、且つ素早く移動できるという代わりに、もしダクトに出入りしているところを見られると、すぐに吊り上げられるし、ずっとダクトで移動して、誰にも移動しているところを見られなかったら、怪しがれ吊り上げられる。という話である。


「でも、デゼルトエリアの端にダクトなんてないからゆほちゃんとひすいちゃんはらいら殺人の容疑に関しては白確で」

「じゃあ、可能性があるのは、私、ルイネ、セリン、彩派、サキの五人。あー、まあ行っても無駄だと思うけど、私は殺ってないよ」


「じゃあ、まず私から。私はデゼルトエリアに着陸して、サボテンの回りでぐるぐる回っているゆほちゃんとひすいちゃんを見て、ちょっとだけそれに参加したあと、サボテンの調査を終えて、ジャングルエリアの一番端にある、地球との接続の調査をしようとジャングルエリアの一番端に向かうと、そこには死体となったらいらがいたの。私は慌てて通報した。って感じかな」

「なるほどなるほど。じゃ、次ルイネ先輩」

「んー? 私か? 私はメカエリアに着陸して、いくらやってもわからない、ロボットの調査をずっとやってたぞ」

「あー、ちなみにルイネ先輩がそれに悩んでいるのは一時期ですけど、私が視認しています。舌打ちしまくりで、正直すんごく怖かったです」


「なるほどなるほど。じゃ、次セリン先輩お願いします」

「了。承った! 私はだな。はうじんぐえりあに着陸してだな。それでだな、家の窓をひていたぞ。それでそのあと、これ以外にできることってあるのかな、と思って、デゼルトエリアに向かってる途中で、死体が発見されたぞ」


「なるほどなるほど。んじゃ、次、いろはす」

「わたしは、ジャングルエリア着陸で、木の成分を調べる調査を終えたあと、ハウジングエリアに向かったよ」

「え? でも私、彩派を見てないぞ?」

「多分、視界が狭くて写ってなかったんじゃないですか?」

「うーん。そうなのかなあ……」


「ほうほう……じゃあ次、サキ」

「私はメカエリア着陸で、メカの調査を終えた後、デゼルトエリアに向かってる途中で、エマージェンシーカンファレンスが発動したよー。あ、ちなみにセリン先輩は視認していません」


「ほほぉ……どうする? ひーちゃん」

「まあ、わたしたち確白だからね。独断政治タイムじゃぁぁ!」


「まず、誰が怪しいかって話だよな。とりあえず、セリンが彩派を視認していないのをどうにかしようか」


 まず、第一として、ジャングルエリアからデゼルトエリアに向かうのなら、セントラルアセンブリハウスを経由するのが一番早い。


 それで、セリン先輩はハウジングエリアからジャングルエリアに向かってる。

「あ、聞いておきたいんですけど、セリン先輩はセントラルアセンブリハウスを経由して、デゼルトエリアに向かってましたか?」

「……? ああ、そうだぞ。というか、そこが一番の近道だしな!」


 やっぱりそう。

「じゃあ、彩派は? 彩派もセントラルアセンブリハウス経由?」

「うん。そうだよ、私もセントラルアセンブリハウス経由」


 まず、ジャングルエリア、セントラルアセンブリハウス、デゼルトエリアを繋ぐ道は一本しかない。いや、道らしきものが敷いてあるというだけだから、視認しない可能性ももちろんあるんだけど、どうしても怪しい。


 そして、らいら先輩の死体が会ったのがジャングルエリア。

 そうとなると、ジャングルエリア着陸の人が怪しくなってくるわけで、この中で一番怪しいのは、やっぱりどうしても彩派だ。


「なんか、彩派怪しいですね」

「そうだねー。黒かなー?」


「あ、もう会議も残り時間僅かなので、さっさと投票かスキップか決めちゃいましょう!」

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