表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生開拓者のRestart 〜ご都合主義が激しすぎる能力で死の荒野を開拓しています〜  作者: 上下サユウ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

61/69

第57話 DBT第二回戦

皆さま、いつも応援ありがとうございます! この度、日間ランキングにて、異世界転生/転移部門で132位にランクインしました。今後ともブックマークやいいね、★5をどうかお恵み下さいませ。

「また地味なダンジョンだな」

「ですね。どこにでもあるようなダンジョンだと思います」

「プラン、あの紫の霧は、やっぱり毒とか?」

《その通りです、マスター。高濃度の毒霧が漂っていると断定します》


 相手は毒の特化型ダンジョンか、もしくは俺と似た考えで、毒をトラップにしただけか。敵のダンジョンの詳細は不明だが、入口からある程度のところまでは、ダンジョンマップですでに確認済みだ。


 マップで確認できているのは、岩石で構築された一般的なダンジョン。まあ、俺たちのダンジョンとは違って、一階層だけのダンジョンとは限らないし、油断は禁物だ。というより、何階層もあるのが普通のダンジョンであって、俺たちの方がおかしいのだ。


「さてと、まずは予定通りに行くぞ、スフィア」

「はい! えと……そのことなのですが、本当に待っているだけでよろしいのでしょうか?」

「ああ、何も問題はない。俺たちが今やるべきことは、ただ敵を待って迎え撃つことだ」


 俺が考えた最高の作戦。名付けて、放置プレイ。

 敵の情報を手に入れるため、相手のモンスターや攻撃パターンを知る必要がある。そのため、こちらからモンスターを送り込んで全軍突撃、なんてバカなことはしないで、開幕は放置プレイがいいんだ。


 入口には第一トラップとして、例のウイルスを仕掛けている。まずは様子を見るのがベストだ。


《マスター、敵モンスターの反応を確認しました。その数、1,500体と断定します》

「ああ、俺も今見えた。敵のモンスターは……なんか毒々しいやつばっかだな」

「ダイチ様、あれはポイズンリザードとポイズントード、それからポイズンファングですね。確かC級からB級あたりだったと思います」


 ん? スフィアって、こんなにモンスターのこと詳しかったっけ? 影で勉強でも始めたのか?


《マスター、スフィアは前回の戦での経験から「あのようなことでは、私はダイチ様の第一妃どころか、側室にすら選ばれないかもしれません。こうしてはいれませんよ」と、気合いを入れて猛勉強中と推定します》


 俺の第一妃だと……いやいや、今は敵に集中だ。


「敵はやはり毒構成か」

「どうやら、そのようですね。あのウイルスのトラップを物ともしていませんから」


 今回も毒は通用しないということか。ま、相性が悪かったってことで、気にしない気にしない。


《マスター、合計194,350DPが意味もなく、消え去ったと断定します》

「ぐはっ……!」

「あの、ダイチ様、いかがされましたでしょうか?」

「い、いや、何でもないぞ……」

「あ、ダイチ様、そろそろ例の場所に着く頃です」

「ここからが見所だぞ、スフィア。第二のトラップ発動だ」


 ――第二のトラップ。

 それは、とあるモンスターたちが待ち構えている。


 名前:ファイアボム

 種族:エレメンタル

 全長:1m

 クラス:C

 レベル:40

 HP :1

 MP :100

 攻撃力:2,200

 防御力:1

 俊敏 :850

 スキル:<自爆>

 弱点 :全属性


 入口から100mほど進んだ場所に配置したモンスターは、すべて自爆モンスターのオンパレードだ。ファイアボムの他に、アイスボム、ウインドボム、アースボム、プラズマボム、ホーリーボム、ダークボム、ポイズンボム。火、水、風、地、雷、聖、闇、毒の全属性自爆攻撃。


 ちなみにダンジョンウインドウで、すべてのモンスターを確認したところ、こいつらが一番コスパがよさそうだった。42万DPを引き換えに、ボム系すべてのモンスタースポットを配置してある。


 ステータスの偏りはかなりあるが、攻撃力という一点においては、A級にも匹敵する。もちろん一回限りの使い捨てにはなるが、元より自爆するためだけに生み出されたモンスター。見た目も色違いのゴーストみたいだし、心も痛まない。


 さらに自爆する度に、モンスターがリスポーンするため、相手からすれば、次から次へと後ろから爆弾を投げられている気分だろう。


 ただし、このボム作戦が通用するのは、ダンジョンの通路が狭い一本道でなければならない。

 そのため、俺たちのダンジョンを極端に狭くする必要があった。そこで前回の報酬100万DPと、俺の20万KPの変換分を合わせて、合計300万DPを使用し、わざとダンジョン全体を極細の一本道にした。全長およそ10kmというところだ。


 まあ逆に言えば、最奥のコアルームまで、ただ直進すればいいだけの一本道ダンジョン。道中は迷うこともないため、非常に危険のようにも思える。


 では、なぜこのような諸刃のダンジョンにしたのか? 

 ――それは、俺がただシンプルなものが好きなだけだからだ。


《マスター……》

「ダイチ様……」

「お前ら何だよ。シンプルイズザベストと言うだろ? それにほら、複雑にするとDPがかさむんだ。わざわざ分かれ道をつくって、部屋を増やしたりすると、すぐにDPが枯渇するぞ」

「なるほどです! 確かにそうですね。シンプルイズザベスト。初めて聞く言葉ですが、肝に銘じておきますね、ダイチ様」


 まあ一本道とはいえ、攻略できないようにしている。ま、そんなことは当たり前のことだが。


「ダイチ様、そろそろ敵が全滅しそうです」

「「「ギュギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァッ!!!」」」

「ま、また押し寄せて来ましたね……」


 ある程度までモンスターを削ってから攻めに転じようと思っていたが、また大群のお出ましか。さらにモンスターの種類も同じ。

 相手の戦力とDP消費を同時に狙ってみたが、モンスタースポットの可能性もある。その場合、このまま防衛に回っているだけでは平行線。


 とりあえず、こいつらを全滅させた後、また同じ状況になるのであれば、間違いなくモンスタースポットから生まれたものだと判明する。


 まだ戦いは始まったばかりだ。

 今回は焦らず戦うのがベスト。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ