第55話 第二回戦のお知らせ
新作のお知らせです。
タイトル:その聖女は、今日も罪人を断罪する 。
短編小説3500字のサクっと読める、聖女が主人公の断罪モノです。暇な時にでも読んでやって下さいませ。
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「ベリアル様、アイゼンフォートの連中に尋問したところ、奴らはスパイであることが判明しました。さらに死の荒野に一国が存在すると、ヴァレファルから報告が届いております」
「ホッホッホ。やはりそうであったか。ならば軍を率いてその地を占領し、すべての人間どもを御方様へ献上せよ。だが敵はクラン•ベレトを倒した連中。念のため他の魔将にも召集をかけるのじゃ、アスモダイよ」
「はっ! 承知致しました。して、アイゼンフォートの処遇は、私めに一任していただいてもよろしいでしょうか?」
「ふん、好きにしろ。もうすぐじゃ。この世界を我ら魔族の手に取り戻す日まで。御方様も、さぞお喜びになられるであろう。ホッホッホッ!」
◇
「はあ〜……やっぱ、朝風呂って最高だよな。この湯のおかげでレベルも上がったことだし、そろそろ上がるとするか……」
「ダイチ様、もう少し入りましょう」
「スフィア様の言う通りですわ」
「領主様見てください。お肌がこんなにもツヤツヤになりましたよ」
「ダイチ殿、あたしもかなり綺麗になったぞ!」
「ん。シルフィも出るとこ出てきた」
「ピューイ♪」
「ボクもツヤドラ」
「ぷに〜♪」
「お前ら……こんなに広い温泉なのに、なんで俺の周りに密集して来るんだよ! だから火照って仕方ないんだよーッ!!
朝起きてすぐにやって来たのが、ここ温泉(極)。
いつものように寝起きで、プニョプニョバインバイン全裸パーティを抜け出して来たかと思えば、なぜか先にこいつらが温泉に浸かっていたんだ。
まるで先読みしたかのようにだ。いや違うな。ここが男湯にも関わらずだ。
しかもスライムのぷにまるまで増えて、もう訳が分からないことになっている。
まあ、そんなことは、どうでもいいとして、昨夜は無事に防衛戦を乗り切り、スフィアも無事に帰ってきた。その祝いも兼ねて、アイル主催の大宴会が開かれていたようだ。
肝心の俺は爆睡してたけどな。
ここに来る途中、道端で酔いつぶれて寝ている者たちを大勢見かけたことから、すぐに大宴会が行われたと悟った。
「「「領主様、おはようございます」」」
「「「ダイチ様! おはようございます!」」」
「「「キャー、救世主様♡ おはようございます」」」
「「「救世主様、ありがたや、ありがたや……」」」
街を歩けば、いつも通りの挨拶の嵐。
だが変わったことが二つある。
一つ目。以前スフィアにお願いしていた、ジャンポンミュージックが追加されていたことだ。
「「「ジャンポン♪ ヘイヘイッ! ジャンポン♪ へイへイッ! ジャジャジャンポンポン♪ 3、2、1、ハイッ!――・・」」」
広場に流れるテンション爆上げのビート。元の世界でいうEDMっぽい曲調で、朝からテンションが勝手に上がった。
昨日の防衛戦があったにも関わらず、ジャンポン人気は続いている。というより領民たちには、「レベル上げをするように」と、ジャンポンと温泉含めて、俺が半ば強制している。
その結果、拠点がノリノリの健康ランド国家になりつつある。
そして二つ目。昨日の防衛戦で、魔物パークの“うじゃうじゃたち”が全滅してしまったことで、一日経過のKP収入が減ってしまったのだ。
《一日経過しました。100,990KPを獲得しました》
まあ、そこまで大きな痛手ではないが、今後のことを考えれば、減収よりも増収の方がいいに決まってる。
ちなみにプランから聞いた話だが、夜な夜な大神殿で、レーナ主催の謎の集会が引き続き行われているとのこと。
今では参加者が数千人を超えているというが、内容は相変わらず不明。というか、多分知ってはいけないやつだ。レーナがご機嫌で聖女を務めているようだから、俺としては、「まあ好きにやればいいんじゃね」と放置。
下手に関わると面倒に巻き込まれそうだし、知らぬが仏というやつだ。
そして肝心のDBTの新たなお知らせが来ていた。
【明日12時、DBT第二回戦の開催決定!】
ダンジョンマスターの皆様、いつもダンジョンをご利用いただき、誠にありがとうございます。
先日、無事に開催されました、第一回戦に続きまして、第二回戦を明日12時に開催することに決定致しました。
早速ですが、ルール説明をさせていただきます。
第二回戦は、ダンジョンVSダンジョン。
開始時間と同時に、各ダンジョンは特別フィールドに転移し、対戦相手のダンジョンの入口を結合させていただきます。
制限時間は24時間。
ダンジョンマスターを討伐。もしくはダンジョンコアを破壊した者が勝利となります。
また、時間内に決着がつかない場合は、運営判断とさせていただきますので、ご了承ください。
なお、次回も豪華報酬が与えられますので、奮ってご参加をお願いいたします(強制)
勝利条件:ダンジョンを攻略する。
敗北条件:ダンジョンコアが破壊される。もしくはダンジョンマスターの死亡。
報酬:300万DP。
ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
〜ダンジョン運営委員会より〜
このふざけたお知らせのせいで、とんだ事態を招いてしまったじゃないか。
「「「ダイチ様! 大丈夫ですか!?」」」
「「「御領主様、お怪我はございませんか!?」」」
「「「キャーッ!? 救世主様、私たちが看護をさせていただきますわ! そう、お体の隅々まで♡」」」
「「「救世主様にお怪我がなさそうで、ほんによかったわい。あぁ……ありがたや、ありがたや……」」」
ただ湯上がりにアイスコーヒー(5DP)を飲んでいたグラスを思わず落としてしまっただけで、この過剰な気の使われようだ。
もはや、今までの行動を慎まなければならない時に、直面しているのかもしれない。
まあ、それはさて置きだ。
次の戦いで考えられるのは、敵の強さが未知数ということ。そして攻め手と守り手を分けて考えなければならないことだが、相手が誰であろうと勝つだけだ。
加えてDBTという名の通り、PVPが来ることも想定済み。
すでに攻略法は頭の中にある。
今回も必ず勝利を手にしてみせる。いや、勝たなければならないんだ。
久々の投稿が続きまして、日々1,000PVを達成し、日間ランキングのハイファンタジー部門で200位にランクインしました。
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