8.領主の館
なんだかんだ領主の館に着いた。ギルマスも来てた
「アル君、来てくれたんだね」
「まぁ、正直めんどくさいですけど」
「大丈夫、ここの領主は気さくな人だから」
そういわれたので少し安心した
「ではここでお待ちください。ご主人様をお呼びしてまいります」
そういわれて部屋へ通された」
3分後
「よく来てくれたな」
そう言いながら見覚えのある人が入ってきた。それも貴族の服装をして
「ん?お前この前の坊主じゃねぇか」
やっぱり面識がある
「覚えてねぇか。お前がこの街に来た時にあっただろ」
そう言われて思い出した
「あの門番の人ですか?」
そう聞くと
「そうだ。まさかお前だったとはな」
「覚えていてくれたんですか?」
「そりゃぁあんな魔物の素材を坊主が出したんだ。忘れたくても忘れられねぇよ」
たしかにあの魔物はCランクだからな
「えっとご面識があるのですか?」
そう不思議そうにギルマスが聞いてきた
「初めてこの街に来た時にお世話になったんです」
「おう!改めて俺の名前はレルト=ティラシェントここの領主だ」
「アルって言います」
一応返しておいた
「ご主人様、また門番のふりをしてらしたのですか?」
執事がそう言ったよくやっているのだろう
「あ、やっべ」
「後でお話しする必要がありそうですね」
執事が主人を叱ることがあるんだ
「話を変えるが、坊主お前敬語を俺に使うな」
え?貴族なんだよね
「俺はかしこまられるのは嫌いなんだ」
でも執事は
「執事やメイドはやめてくれなかったんだよな」
あぁ、そういうことか
「わかった」
「それでいい」
「話を戻そうか。まぁ、坊主ならBランクになっても文句は言えないな」
「ありがとう」
「それと、その力を見越して頼みがある。まぁ、指名依頼ってやつだ」
なんだろう
そう思うと地図を出してきた
「ここが王都スティーンミアだ。そしてここがティラシェント。この2つをつなげる道があるんだが、そこに盗賊が出るようになってな。このままだと物流が止まっちまうんだ」
「それでその盗賊を退治してほしいと」
「そういうことだ」
どうしようか。多分勝てるだろうが殺すのか?いくらなんでも今のうちは自分に敵意がない
多分罪悪感が大きいだろう
そこで聞いてみた
「殺さずに捕まえてもいいか?」
そうこれしかない
そういうと
「あぁ、できるだけ殺さないでくれ。犯罪奴隷として売れる、そうすると人手も増えるからな」
なら受けようか
「分かった。その依頼受けさせてくれ」
そう言った瞬間ドアを蹴飛ばして入ってきたやつが
「そんなちびに何ができんだよ‼そんなちびにできるなら俺にもできるわ」
と明らかに馬鹿にしてきた
あきれた
ストックがなくなったので遅れました
すみません