3.初の魔物討伐
ウィンドウルフが倒れた
「死んだ、のか?」
近づき生死の確認をする
「いや、まだ生きている」
そう、まるで寝ているようだった
思い当たるのは
「魂だけを消去したから肉体だけ残っているということか」
そう決定づけた
「とりあえずこれからやることを決めないとな」
ここは異世界何があってもおかしくない場所
「町でも探すか」
あるかどうかは分からないが探さない手は無いだろう
でもまずは解体しないとな
「でも自分が汚れるのはやだな」
そうだ、編集者の能力の『作成』でスキルを作ればいいのか
「『作成』スキル『解体』対象を部分ごとに分けて解体し、仕分ける」
これだけだとかさばるな
「『作成』スキル『異次元収納』個人用の異次元の作成、収納」
これでいいだろ
とりあえず今必要なスキルは手に入った
「あぁ、まずとどめを刺さないと」
俺は俺が思うよりも躊躇なくとどめを刺した
それどころか達成感や幸福感に包まれた
「これは自分を殺そうとした相手だからなのだろうか?」
【レベルが上がりました】
【魂のが進化度が0.02%になりました】
(。´・ω・)ん?
レベルは分かるが魂の進化度ってなんだ?
まぁいいか
今の《ステータス》
____________________________________
名前:アル
レベル:3(3/12)魂の進化度(0.02%)
職業:動画配信者
恩恵 編集者スキルが与えられる 自室で能力値UP
能力値:
HP 12/12
攻撃力 3
防御力 8
スピード 5
魔力 22
スキル:
≪ユニーク≫
編集者
(内包スキル)
・編集
・コピー
・カット
・ペースト
・作成
・消去
・巻き戻し
・先送り
・一時停止
・再生
・置き換え
・自動
・インストール
≪作成スキル≫
異次元収納
解体
≪コモン≫
料理レベル5
夜目
鑑定レベル10(MAX)
≪耐性≫
精神苦痛耐性(80%カット)
肉体苦痛耐性(30%カット)
魂苦痛無効
魂攻撃無効
____________________________________
どうやら1レベル上がるごとに《ステータス》が1ずつ上がるらしい
ゲームの定番だな
その後もしばらくは森をさまよったが、日が暮れてきた
その間にウィンドウルフを3体、キラーラビットを5体倒した
キラーラビットは角の生えたうさぎで、突進してくる魔物だ。
今日は野宿しそうだ
火を起こさなければいけない
食べられるものと食べられないものがわからない
「問題は山積みだな」
まずは魔法などについて学ばないと魔法で火をつけるには危険すぎる
「『作成』スキル『叡智者』全ての知識を調べることができる」
「『叡智者』魔力に関係があるもの」
その瞬間頭の中でディスプレイが出るような感覚があった
ただ情報量が多かったので
「『作成』スキル『並列思考』脳内で並列に処理できる『思考加速』脳内の処理速度を上げる『無限』1~∞を操る」
「『並列思考』『無限』数値2、『思考加速』『無限』数値100、『叡智者』の情報を『インストール』」
あらゆる情報が頭の中に刻まれていく『並列思考』と『思考加速』、それを制御する『無限』のおかげで廃人にならずに済んだ。
『インストール』した情報によると、
魔力は体外にある魔素を吸収して使いやすいように変換したもので魔法の元らしい。
ただし、魔物が使う魔術は魔物自体が魔素が環境により集まってできたものがほとんどで、そのため魔力に変換しないで使う。
魔術の方が威力はあるが使いにくい、魔法は威力は少ないが使いやすいということだった。
だが、魔力もある程度は練習する必要があるらしい。
それと、詠唱は本来はいらないらしく、イメージをより強くするためのもので、俺には今は必要ではなかった。
じゃぁ、一応両方取っておくか
「『作成』スキル『魔力操作』魔力を操れる『魔素操作』魔素を操れる『魔力回復』魔素を取り込む時間を少なくする」
こんなんでいいか
そして今は火種が欲しいから魔法で
「マッチに火をつけるイメージで」
なぜマッチかというと、ガスだとここ一体吹き飛ぶ可能性があるからだ
そして集めた枝に着火した
今日倒した魔物なら食べれるらしいからキラーラビットとウィンドウルフを焼いて食べた
まぁ、すべては食べれないから部位で分けて食べたんだけどね
なんで『作成』を使って食べないかって?
せっかく自分で倒したから自分で食べたかったというのがある。
あと、魔物は食べれるのだが、ほかの人は食べれないと思い込んでいるらしく売れないらしい
でも、思ったよりも味が濃くて美味しかった
【スキル『悪食』を習得しました】
【スキル『突進』を獲得しました】
【スキル『疾走』を獲得しました】
(。´・ω・)ん?
魔物を食べるとその魔物のスキルを奪えるらしい
…これってチートじゃね?
いやそれまでのも十分チートだけど
…まいっか今考えてもどうにもならないし
その後寝ようとしたが、魔物が寄ってきてそれどころじゃなかった。
____________________________________
今回も頑張ったのでいいねと★よろしくお願いします。
アドバイスもくれると嬉しいです。