考察〈アナウンスログ②〉
クドいなあ、と思いつつ……。そして書くつもりだった事を忘れていた事に気づいて、慌てて辻褄を何とか(笑)。すみません。
・アナウンスログ
スキル「夢幻顕在」が使用されました。「ダンジョン・クリエイト」が発動します。……ダンジョン・コアが使用されました。称号「ダンジョン・メーカー」から「ダンジョン・マスター」へ進化します。「ダンジョン・マスター権限機能」を会得しました。
作成したダンジョン内を操作します。操作にスキル「夢幻顕在」が使用されました。スキル「データ変換」が発動しました。所持している全アイテムがDPダンジョン・ポイントと繋がりました。
アバター内に称号「ダンジョン・マスター」と機能「ダンジョン・マスター権限」を通じてスキル「データ変換」の効果が及びます。
スキル「データ変換」がスキル「データ変換+プラス」に作成し直されました。
スキル「ダンジョン・クリエイト」がスキル「限定ダンジョン・クリエイト」を生み出されました。これに従い、ダンジョンは「アバター・ダンジョン」へ生まれ変わります。
スキル「夢幻顕在」がスキル「夢幻顕在+プラス」に作成し直されました。
スキル「夢幻顕在+」が使用されました。スキル「限定ダンジョン・クリエイト」が発動しました。…………モンスター・「神の生産器」を捉えました。スキル「データ変換+」が発動しました。モンスター・「神の生産器」を吸収・分解し、DPへ変換します。……変換が終了しました。戦闘が終了します。
アバターと一体化しているスキル専用のダンジョン。他のプレイヤーやNPCが攻略を狙って行き来出来ない(行き来しない、とも言えるかもしれない)ダンジョン。その一般的ではないダンジョンの一般的では無いだろう運営方法。それに通ずると思われる部分が下記だ。
作成したダンジョン内を操作します。操作にスキル「夢幻顕在」が使用されました。スキル「データ変換」が発動しました。所持している全アイテムがDPダンジョン・ポイントと繋がりました。
アバター内に称号「ダンジョン・マスター」と機能「ダンジョン・マスター権限」を通じてスキル「データ変換」の効果が及びます。
コレを一文ずつ分ける。
①作成したダンジョン内を操作します。
②操作にスキル「夢幻顕在」が使用されました。スキル「データ変換」が発動しました。
③所持している全アイテムがDPダンジョン・ポイントと繋がりました。
④アバター内に称号「ダンジョン・マスター」と機能「ダンジョン・マスター権限」を通じてスキル「データ変換」の効果が及びます。
そしてそれぞれ考えて見る。
(まず①……。「作成したダンジョン内を操作」。この「作成したダンジョン」と言うのがスキル専用ダンジョンになる訳だ。)
と、まずは分かり切っている事から態々思考を始める。
(そしてそれの操作……。)
この操作と言うのは、当然「ダンジョン・マスター権限機能」に通じるものだろう。何故ならばダンジョンを操作出来るプレイヤーは、そのダンジョンの主だけ(と言うかダンジョン・マスターではない、言うなれば只の一侵入者がダンジョンを操作出来る訳がない)、そのダンジョンのダンジョン・マスターだけだ。
(そんでダンジョンの運営って言うのは、ダンジョンを操作してより効率的にDPを会得して行く事。つまりは経営する事。)
となると、気になる事が生じる。
(だけどこの①の操作には俺の意思が関与していない……。)
そう、アポロンは只、モンスターと化した「神の生産器」を倒しただけだ。ダンジョンを創った自覚は無い。だから「スキル『夢幻顕在』が使用されました。『ダンジョン・クリエイト』が発動します。……ダンジョン・コアが使用されました。称号『ダンジョン・メーカー』から『ダンジョン・マスター』へ進化します。『ダンジョン・マスター権限機能』を会得しました」から始まったアナウンスに対しては「どう言う事なの???」認識しか無かった。ーー当然、その「ダンジョンを操作しよう」と言う意思等無かった。
と、なれば疑問が導き出される。
そしてその疑問はアポロンにある疑問を思い出させた。
(ダンジョンを創ったからって、必ずしも運営する必要が有る訳じゃない。プレイヤーには「運営しない」選択肢が有る……。じゃあ、ダンジョン・マスターの意思に寄らず、「ダンジョン・マスター権限機能」が使われた? いや、そもそも「ダンジョン・マスター権限機能」ってのは何だった?)
思えばアポロンは確かに「ダンジョン・マスター権限機能」に関して気にしてはいたのだ。実際に「称号の説明欄にある、『ダンジョン運営』と『ダンジョン機能操作』ついて訊きたい」とAIに訴えてもいた。
しかし「恐らくはダンジョン運営に繋がる手段、則ちダンジョン・マスターしか持ち得ないダンジョン操作権利なのだろう」、とは予想出来てはいたのだ。故に色々な質問をして、AIからその答えを聞いたり、説明欄を読んだりしている内に無意識に決め付けていたのだ。
しかし「ダンジョンを運営しない選択肢」が有ると言う事は、「ダンジョン操作しない選択肢」が有ると言う事だ。そしてそのケースでもダンジョンは即座に消失するなんて事は起こらないのだ。ーー則ち、ダンジョン・マスター以外がダンジョン・マスター権限機能を使用出来ると言う事である。
そもそもダンジョン・マスターが運営しないダンジョンは誰が運営するのか。考える間でもなく、ゲームプログラムだ。則ちAIであり、またはゲーム運営会社とも言えるだろう。
「今更……、かもしれないけど、『ダンジョン機能操作』ってのは、文字通りダンジョンの機能ーーダンジョン内空間の配置(通路や隠し部屋、ボス部屋や罠、モンスターハウス等を含む)・ダンジョン内出現モンスター(出現モンスターの種類やモンスター同時出現最大数に対する操作、ボスモンスターの配置&設定)決定・侵入者獲得可能アイテム(宝箱配置&アイテム設定やモンスタードロップアイテム)ーーを操作する事で、ダンジョン・マスター以外では持ち得ない『ダンジョン・マスター権限機能』の事だよね?」
アポロンの質問にAIは少し長く答える。
仰る通りです。しかし「ダンジョン・マスター権限機能」はダンジョン運営を行わなければ、行わない事を選択していれば、所持していても使う事は出来ません。
しかし称号「ダンジョン・マスター」が消失する訳でも有りませんし、「ダンジョン・マスター権限機能」を所持している事には変わりません。従ってダンジョン・マスターであるプレイヤーに代わって、当ゲームプログラムがダンジョンを管理するとしても、「ダンジョン・マスター権限機能」は移行されません。ゲームプログラムによるダンジョンの管理とは全く別物になりますから。
此処まで一気に答えてくれるのは、アポロンの知りたい事が分かるからであろう。何度となく記して来たが、アポロンの脳内を、その思考が分かるからだ。よって此処で一旦止めた事にも意味がある。アポロンの脳内整理と言う意味が。
そう、アポロンが気付いた事ーー則ち、ダンジョン・マスター以外がダンジョン・マスター権限機能を使用出来ると言う事であるーーが、実質はさておき、厳密には間違いであると言う思考に至るのを待つ意味が有るのだ。
(……だとしたら……、どう言う事だ?)
そしてその気付きは直ぐに疑問を連れて来る。その疑問は①に有る。①の内容は「ダンジョンを操作する」と言うものだ。ダンジョンを操作……、アポロンはコレに対しては「ダンジョン・マスター権限機能」に依るものだと判断していた。だがしかし、アポロンの意思により使われた訳ではない。そして「ダンジョン・マスター権限機能」はダンジョン・マスターしか持ち得ない機能であり、ゲームプログラムに組み込まれている「ダンジョン操作」とは別物なのだ。
そしてゲームプログラムが、プレイヤー製ダンジョンを操作する時と言うのは、ダンジョン・マスターたるプレイヤーが「ダンジョンを運営しない」と決めた時である。
(けど俺はそんな事を決めてない……。)
そう、アポロンは決めてない。そんな選択肢が有るとも思っていない。分からない事だらけだった(今もそうだが)。
ダンジョンを運営しますか?
→YES →NO
なんて選択肢も出て来なかった。選択も何もしていないのに、何故か勝手にダンジョンは操作されたのだ。
(どう言う事だ?)
「何でダンジョン運営『する』とも『しない』とも決めていないのに、俺の意思ではないダンジョン操作がされた? それにこの操作に『ダンジョン・マスター権限機能』は関わっているのか?」
そして直ぐに疑問は質問に成り代わる。
それこそがアポロン様の「アバター・ダンジョン」の特性だからです。「アバター・ダンジョン」はスキル専用のダンジョンです。アポロン様のスキル使用法則に合わせて、有用な作動を行おうとしています。
その判断はアポロン様が意識的に介入しなければ、ダンジョンそのものが行います。謂わばダンジョンに新たなAIが組み込まれている様なものです。
正確に言うならば、この時点ではまだ「アバター・ダンジョン」には成り切っておりませんので、「アバター・ダンジョン」になろうとしている最中であり、なる為に必要な作動だったと思われます。
だがそれは微妙に疑問を残す。
「え、ちょっと待って。『アバター・ダンジョン』って確かログにあった筈……。」
アポロンがそう言うと、態々AIは該当箇所をアップして来た。
これに従い、ダンジョンは「アバター・ダンジョン」へ生まれ変わります。
とある。その前後はコレだ。
前/スキル「ダンジョン・クリエイト」がスキル「限定ダンジョン・クリエイト」を生み出されました。
後/スキル「夢幻顕在」がスキル「夢幻顕在+」に作成し直されました。
パッとコレだけ見ても「何とやら」で首を撚るしかないのだが、これだけは言える。
(結構下じゃん!)
態々口に出さなかったが、心理は全く同じだ。何せ其処に至るまでに「スキル『夢幻顕在』が使用されました。『ダンジョン・クリエイト』が発動します。……ダンジョン・コアが使用されました。称号『ダンジョン・メーカー』から『ダンジョン・マスター』へ進化します。『ダンジョン・マスター権限機能』を会得しました。作成したダンジョン内を操作します。操作にスキル「夢幻顕在」が使用されました。スキル『データ変換』が発動しました。所持している全アイテムがDPダンジョン・ポイントと繋がりました。アバター内に称号『ダンジョン・マスター』と機能『ダンジョン・マスター権限』を通じてスキル『データ変換』の効果が及びます。スキル『データ変換』がスキル『データ変換+』に作成し直されました。スキル『ダンジョン・クリエイト』がスキル『限定ダンジョン・クリエイト』を生み出されました」内容が有るのだから。
「……いや、やっぱり待って。」
そしてこの事実は疑問をより濃くするのだ。
「これだけのログが間に挟まってるって事は、アバター・ダンジョンになるまでに幾つかの手順を踏んでいた、踏まなきゃならなかった、って事だよね。」
はい、仰る通りです。
アポロンの確認にAIは肯定を返す。
「じゃあ、何でそこまでの手順を踏まなきゃならないのに、そこに至るまでの俺の意思が働いていない状態だったんだ?」
はい、それだけの特殊状態だったのです。
……それを答えと言って良いのか、微妙に分からない答え方だ。ダンジョンが特殊状態である事自体は「そうなんだろう」と受け止められるが。
それはともかく、一旦、今までの流れを整理する。
現状、把握に努めようとしている部分(4分割)
①作成したダンジョン内を操作します。
②操作にスキル「夢幻顕在」が使用されました。スキル「データ変換」が発動しました。
③所持している全アイテムがDPダンジョン・ポイントと繋がりました。
④アバター内に称号「ダンジョン・マスター」と機能「ダンジョン・マスター権限」を通じてスキル「データ変換」の効果が及びます。
Q
「ダンジョン・マスター権限」が何故、称号「ダンジョン・マスター」を持つアポロンの意思に寄らないーーダンジョン運営をする/しないも未選択ーー形でダンジョンを操作する為に使われたのか?
A
答えを纏めると特殊ダンジョン「アバター・ダンジョン」だから←ちょっと良く分からない(汗)
「アバター・ダンジョン」が出来るまで
1.スキル「夢幻顕在」により、「ダンジョン・クリエイト」が発動(ダンジョン・コア消費)→ダンジョン生成(称号「ダンジョン・メーカー」が「ダンジョン・マスター」へ進化した為、「ダンジョン・マスター権限機能」を会得)
2.生成されたダンジョンを操作する(ダンジョン・マスター権限機能によるもの)。同時にスキル「夢幻顕在」による、スキル「データ変換」が発動、所持している全アイテムがDPダンジョン・ポイントと繋がる。
※思えばこの理解で合っているのか疑問
3.アバターに向かって、称号「ダンジョン・マスター」と機能「ダンジョン・マスター権限」とスキル「データ変換」が自動発動する。
4.スキル創造(?):
スキル「データ変換」
→スキル「データ変換+」
スキル「ダンジョン・クリエイト」
→スキル「限定ダンジョン・クリエイト」
5.ダンジョン変造(直接的原因は4?)
「アバター・ダンジョン」生成
とまあ、こんな処だろう。資料(?)、問題提起(?)、疑問、返答、表現方法はこれで良いのか、判断に迷う処だが。尚、途中、若干の「この理解で良いのか?」部分もあったが、そこはまた尋ねれば良いとアポロンは一旦はそう落ち着けた。
「確かアバター・ダンジョンなんてのは、完全に俺のーー、つまりはプレイヤーのオリジナルで、ゲームプログラムとしても探り探りだったよな?」
これは確かにAIが言っていた内容だ。更に付け加えるなら、プレイヤー・オリジナルでもゲームプログラムの予想範囲内となれば、予め想定データとして組み込まれている為、実質は擬似オリジナルで留まるのが関の山だ。しかし「アバター・ダンジョン」は完全にデータ外のものとなる為、定義の置き方が大分アバウトにならざる得ない。
ぶっちゃけると上記の流れは探り探りの結果なので、「これが正しい答えだ!」と言うものでも無い。言い換えれば「行き当たりばったり」なのだ。只、その場しのぎのであっても、理由は理由であり、理屈は理屈である。一応の答え合わせは可能だし、取り敢えずでも理解は必要である。そうで無ければ上手い利用が出来ないだろう。……どうあっても理解が無理ならば諦めるだろうが。
はい。仰る通りです。
しかしアポロンはまだ諦めている訳ではない。質問するべき部分がまだ残っているので、まだその選択を考える段階では無いのだ。
そしてその思考を脳波から分析出来るAIは、更にその思考に返すべき反応を学び、最初の運営陣から設定された思考プログラムに学習データをインストールしているAIは、アポロンから追加の質問をされる前に返答を付け加えた。
その為、恥ずかしながらアップデートの際に定義したデータを大幅変更する事も有るでしょうし、逆に触らぬ何とやら……、とは言いませんが、放置される事も有り得ます。
今回のケースでは、この様な流れになりましたが、全く同じ状況になった他のプレイヤーがこの先に出現したとして、同じ流れになるか、ならないかは私も判別出来ません。
それはアポロンが知りたい事を答える前フリの様なものだった。若干の嫌味成分は……、否定出来ない。
ーー逆に触らぬ何とやら……、とは言いませんが、放置される事も有り得ます。
もしこの言葉を発したものがAIで無ければ、もしこの言葉を発したものが人間であれば、「ん?」と引っ掛かりは有ったかもしれない。しかし実際にはAIだった為に嫌味成分は完全スルー用件と、ほぼ無意識に判断していたアポロンは、大人しくAIの説明を聞く。
アバター・ダンジョンとしてはまだ成っておりませんでしたが、この時点で既にスキル「ダンジョン・クリエイト」は通常とは別物となっておりました。
元々、スキル「ダンジョン・クリエイト」の扱いとしては、スキル「夢幻顕在」に取り込まれているスキルです。ですから通常とは違う使い方をした時点で、それに合わせたスキルに変造し直される事があっさりと決まりました|。
またその結果、アバター内にダンジョンが創造される事自体も決まっていたのです。
目から鱗とはこの事だったかも知れない。考えてみれば、どんなに突発的な行動でも、そこに至る思考が先に有るものだ。
「そうか、『決まっていた』ーー、つまりはそう『決めた』のか。」
スキル「夢幻顕在」やスキル「データ変換」。これらのプログラムはかなりのチートスキルだ。プレイヤーから見て、果てしなく都合が良い。難度が高いゲームを好むならば、激しく嫌厭するかもしれないくらいだ。更にAIには学習による自己判断が許されている。その為に当初の設定プログラムを状況次第によっては変更される。
「プレイヤーが望むスキルを創り出す設定であり、しかし実際には必ず生み出したスキルが存在する」と言うプログラムは、「プレイヤーが望むスキルを創り出す設定であり、しかし実際には必ず生み出したスキルの『元となるスキル』が存在する」と言うプログラムにひっそり変わっていたりする様に(但しプレイヤーには解りにくくされているし、変更途中等ではその折で設定が微妙に変わっていたりしてます)。
則ちアポロンが通常とは掛け離れたスキルの使い方をした時点で、スキルプログラムの特徴により、その方向へ特化したスキルを生み出す事になる事が予め決まっていた為に、『アバターにダンジョン』を創る事になったのだ。
つまり下記は全て(アポロンの行動そのもの以外)、その予定に沿って作動していたと言う軌跡(関連含む)に過ぎないのである。
……アナウンスのログを確認する。それらの流れが全て「アバター・ダンジョンを創る」とAIによって決められたからだとすれば、そこに至るまでのエトセトラはその為の必須事項となる。
Q
「ダンジョン・マスター権限」が何故、称号「ダンジョン・マスター」を持つアポロンの意思に寄らないーーダンジョン運営をする/しないも未選択ーー形でダンジョンを操作する為に使われたのか?
A
答えを纏めると特殊ダンジョン「アバター・ダンジョン」だから←ちょっと良く分からない(汗)
となると上記のQ&Aの意味合いも良く分かる。アポロンが明後日×明後日×明後日×明後日×明後日×明後日………、みたいな方向でスキルを使ったりしなければ、生み出される事は無かっただろう、完全新種のダンジョンだ。手探りで右往左往しながらも、「特殊なダンジョンを創る」と決めた以上、AIは規定外に作動せざる得なかった。
このAIの判断には、「プレイヤーの行動データがまだまだ揃わず、不十分な中での、初の規定プレイプログラム且つ無効プレイプログラム外の行動を取るアポロンを出来うる限り阻害しない事で、新規プログラム学習のデータとする、またその為には特殊ケースを敢えて作動させる」と結構な決断をしてしまった事を下敷きとしている。
勿論、この部分に於いては特別扱いされているとは言え、一介のプレイヤーに過ぎないアポロンが知らされる事は無い。今の処……、と言う注釈は付くが。
何にせよ、アポロンは事の重大性までは理解していないが、新種のダンジョンを作成すると決めたのは間違い無い。……より正確に言うならば、AIは「アポロンが作成した通常のダンジョンとは別物のダンジョンモドキを消去せず、特殊ダンジョンと言う形で、新種のダンジョンとする」と決定したのだ。
故に本来ならば「ダンジョン・マスター」の称号を持つプレイヤーの意思確認を取る事無く、ダンジョンを操作したのだ。「アバター・ダンジョン」として、ダンジョンモドキを完成させる為に。
お読み頂きありがとうございます。大感謝です!
評価、ブグマ、イイネ、大変嬉しく思います。重ね重ねありがとうございます。




