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課金チートのボッチ生活  作者: 美香
第六章

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56/103

考察〈称号:ダンジョン・マスター②〉

進んでいない………、ええっと………、すみません。

 お答えします。アポロン様の見解は間違っておりません。アポロン様の持つスキルに関する重要データはアポロン様のアバターに有ります。



 アポロンが事前に言った、「厳密に、では無くニュアンスで」的内容を捉えた答え方だと言えるだろう。只、この言い方が無くともAIの答えは同じ内容のものとなっただろう。

 何せAI自身のプログラムを作成した人間は間違いなく、ゲーム・プログラムに携わるプロなのだ、間違いなくこのデータ云々質問に対する答えを厳密にしようとすれば、漏れなく専門用語のオンパレードとなっただろう。

 しかしAIには、専門技術に関する守秘義務ならぬ守秘プログラムが組まれている筈だ。そう簡単にデータ云々の質問に厳密・正確な答えを行う筈がない。

 ワンクッションに、「答えられない」or「正確には答えられない」的な内容が返答に設けられるかも知れないが、そこにアポロンの問い方を変える返答を含めた反応が挟まるのかもしれないが、結果的に内容に差のある答えはされなかっただろう。

 余談だが、もし何処ぞから凄腕のハッカーやらクラッカーやらがそう言った問い掛けをしようとした場合は……、まあ、余り宜しくない事態に追い込まれるだろう、とだけは言って(予測して)置こう。

「やっぱりか……。」 

 だが取り敢えず、それはともかく。アポロンはAIの答えを聞いて、納得をした……、と言うよりは予期していた肯定をされて、満足げに頷く。

「ならつまり……、ダンジョンと一体化したアバターってのは、アバター内にダンジョンがあるってのは、スキル専用ダンジョンってのは、ダンジョンがスキル強化データとして、アバターに組込まれて、スキルに影響を与えてるって理解でOK?」



 はい、その理解で間違いありません。



 AIの短い肯定に「漸く理解出来た」と安堵して、息を吐く。

「って事はそのダンジョン、最早ダンジョンじゃなくなってるって理解で良いな。当たり前のダンジョンと違って、攻略処か出入りも出来なさそうだし。」



 今のままだと、少なくとも他のプレイヤーやNPCが侵入する事は出来ません。「当たり前のダンジョン」では無い、と言うお考えは支持します。

 しかし「ダンジョンではなくなっている」訳では有りません。あくまでもデータはダンジョンです。


・称号

ダンジョン・マスター:

ダンジョン・コアを会得し、実際にダンジョンを作成した者に与えられる称号で、称号「ダンジョン・メーカー」より進化したもの。ダンジョン運営の為、ダンジョンの機能を操作出来るダンジョン・マスター権限を取得する。

※ダンジョン・メーカー:

ダンジョン・コアを会得した者に与えられる称号。ダンジョンを実際に作成すると、「ダンジョン・マスター」に進化する。



 AIの否定説明と同時に、称号「ダンジョン・マスター」の文字と説明画面が、目の前に浮かび上がる。アポロンはその答えに改めて、説明を幾度か読み返す。

 ……………………………視線がゆっくりと左右を行き来する。確かにAIの反論通りである。とまでは言わない。既にダンジョンでは無くなっていたとしても、「ダンジョン・クリエイト」を経由している以上、「ダンジョンだった事はある」可能性だって存在したからだ。そしてその場合でも、この称号が与えられているかもしれないからだ。

 只、根拠の様に差し出されたのだから、アポロンのアバター内に取り込まれたダンジョンは、やはり何らかのダンジョンとしての機能ーーそれも恐らくダンジョン足らしめる重要なもの(少なくとも現状のAIがそう判断する)ーーを持っているには違い無いのだろう。

 アバターに取り込まれ、スキルデータに恐らく(の割に確信度がアレとコッソリ???予言しときますw)だが、とても大きな影響を及ぼしているダンジョンデータ。それは「通常の」と言う枕詞をとても大きくズレ捲くっているが、①「ダンジョン」では有るらしい、②「ダンジョンである」事を否定出来ないらしい。

 ①と②、どちらがより場に相応しい並びかはどうでも良いので割愛するが(ちょっと迷って捨て難かったので、両方書いた(筆者)である)、内容的にはそうでない。アポロンのアバター内に存在するダンジョン・データを、ダンジョン足らしめる条件が存在する事を意味する。それに関係が有ると言うか、手掛かりになると言うか、ヒントになると言うか……、何と表現すべきか迷うが(同じ表現が2回あった気がするが気にしてはいけないw)、何にせよ、そう言ったものはやはり称号にあると思われる。

「………称号の説明欄にある、『ダンジョン運営』と『ダンジョン機能操作』ついて訊きたい。まず、『ダンジョン運営』って具体的に何をする事なんだ? 通常と俺の場合に分けて答えられるか?」

 そう思ったアポロンがAIに尋ねる。まあ、何となく通常パターンはラノベ情報からある程度は予測出来る部分もあるのだが……。まあ、大まかには同じ様な事であっても、細かい設定はラノベによって色々な訳だし、何ならラノベのVRMMOも、VRMMO内のダンジョン設定もダンジョン・マスター設定も作品によって、違いが有るので、確認は大事である。



 お答えします。



 大元のAIのままならば、アポロンの、特異ケースしか教えなかった可能性も有るだろうが、只でさえ、ダンジョン関連情報は多少の融通を効かせて貰い易く、今は「話すべき」とAIが判断する範囲が微妙に拡がって行っている。その為、AIは情報を話し始める。



 ダンジョン運営とは、ダンジョンを維持して行く為にDP(ダンジョン・ポイント)を効率的に獲得して行く事です。「ダンジョン経営」、と言い換えても良いかも知れません。

 


 DP(ダンジョン・ポイント)。この言葉にアポロンが反応を見せる。絶対とは言わないが、ダンジョン・マスターものラノベでは大抵存在するものだ。

(やっぱり有ったか。)

 とか思ったのはしかし、ラノベの事だけではない。流石にアポロンも思い当たっている。アナウンスログに存在している事を(有った様な、無かった様な……、レベルで←オイ)。




・アナウンスログ

 スキル「夢幻顕在」が使用されました。「ダンジョン・クリエイト」が発動します。……ダンジョン・コアが使用されました。称号「ダンジョン・メーカー」から「ダンジョン・マスター」へ進化します。「ダンジョン・マスター権限機能」を会得しました。

 作成した()()()()()()を操作します。操作にスキル「夢幻顕在」が使用されました。スキル「データ変換」が発動しました。所持している全アイテムがDP(ダンジョン・ポイント)()()()()()()

 アバター内に称号「ダンジョン・マスター」と機能「ダンジョン・マスター権限」を通じてスキル「データ変換」の効果が及びます。

 スキル「データ変換」がスキル「データ変換+(プラス)」に()()()()()()()()()

 スキル「ダンジョン・クリエイト」がスキル「限定ダンジョン・クリエイト」を()()()()()()()()。これに従い、ダンジョンは「アバター・ダンジョン」へ生まれ変わります。

 スキル「夢幻顕在」がスキル「夢幻顕在+(プラス)」に()()()()()()()()()

 スキル「夢幻顕在+」が使用されました。スキル「限定ダンジョン・クリエイト」が発動しました。…………モンスター・「神の生産器」を捉えました。スキル「データ変換+」が発動しました。モンスター・「神の生産器」を吸収・分解し、DPへ変換します。……変換が終了しました。戦闘が終了します。



 このアナウンスログを確認していれば、「所持している全アイテムがDP(ダンジョン・ポイント)()()()()()()。」部分に「直ぐに」かはどうかはともかくだが、きちんと上から下まで真面目に読んでいれば気付いただろう。

 だがこの時点ではアポロンは「アナウンスログを上から下まできちんと読み返す」事を選ばなかった。アポロンとすれば、「確認しておいた方が良さげだな」、くらいには思っていたが、同時にまだAIの説明は終わっていない事を強く認識していた。

 DP(ダンジョン・ポイント)を獲得するには、通常、どうすれば良いかも、アポロンの場合はどうするのかも、まだまだ全く、全然聞いていなかったからだ。



 通常の「ダンジョン運営」は侵入者ありきで考えます。ダンジョンに侵入される事、ダンジョンに滞在される事、ダンジョンで死亡される事で、DPは溜まりって行きます。それからDPはダンジョンを作成した当初、幾らか纏めて手に入れる事が出来ます。

 そしてDPで出来る事はダンジョンのバージョンアップです。これはダンジョン内空間の模様替え、出現モンスター関連、獲得アイテムーー侵入者にとって、ですがーー関連に関わるものになります。



 そこまで言われれば、馬鹿馬鹿しい程にた〜っぷり、アホみたいに山程に、存在し捲くっていただろう暇な時間に、ラノベを読み漁っていただけあって、アポロンは十分に理解出来る様になっていた。よって、ゲームからダンジョンの説明されていても、余り首を傾げたりはしないだろう。

「途中で済まん。模様替えってのは、ダンジョン内の迷路を変えたり、付け足したり、逆に消したり、ボス部屋作ったり作らなかったり、モンスターハウス作ったり作らなかったり、フィールドそのものを変えたり、罠みたいな仕掛けを作ったり……、って事だよな?」

 それでも一応の確認は取る。



 はい、その通りです。



 AIが直ぐに肯定したので、次の確認に移る。

「モンスター関連は、出現モンスターの種類を増やしたり、ボスを作ったり、加えたり、消したりする事だね?」



 はい、その通りです。



 満足気に「ふむふむ」と頷きながら、AIの肯定を聞く。

「獲得アイテムってのは宝箱だったり、ドロップ品だったり、特にフィールド系統での道中の素材とかの設定だよな? 侵入者の行動次第で侵入者が手に入れるものだよな?」



 はい、その通りです。



 その変わり映えしない、「詰まらない」とも取れてしまう肯定に、しかしアポロンは「やっぱり」と納得するのであった。



・称号

ダンジョン・マスター:

ダンジョン・コアを会得し、実際にダンジョンを作成した者に与えられる称号で、称号「ダンジョン・メーカー」より進化したもの。ダンジョン運営の為、ダンジョンの機能を操作出来るダンジョン・マスター権限を取得する。

※ダンジョン・メーカー:

ダンジョン・コアを会得した者に与えられる称号。ダンジョンを実際に作成すると、「ダンジョン・マスター」に進化する。

※ダンジョン運営について←New:

ダンジョン経営とも言い換えられる。ダンジョンに侵入者が現れる事(ダンジョンへの侵入及びダンジョンでの滞在、そしてダンジョンでの死亡を含む)で、DP(ダンジョン・ポイント)を取得兼貯蓄する事が可能。DP使用でダンジョンのバージョンアップ(ダンジョン内空間の模様替え(通路や隠し部屋、ボス部屋や罠、モンスターハウス等を含む)・ダンジョン内出現モンスター関連(出現モンスターの種類やモンスター同時出現最大数に対する操作、ボスモンスターの配置&設定)・侵入者獲得可能アイテム関連(宝箱配置&アイテム設定やモンスタードロップアイテム)可能となる。

侵入者獲得可能アイテムは侵入者を呼び込む餌となる。餌を使って、侵入者を誘い、DPを獲得し、より良いダンジョンを作ろう!



 AIの学習による自己判断とダンジョンに対する、プレイヤー側からは見えない運営サイドによる気遣い(???)による親切(???)設定がどう噛み合った結果かは(筆者)にも分からない(は考えていない)が、聞いてもいない(確認していない)事まで増えている事を視認して、称号説明の記述を読んでいたアポロンはふと気付き(思い出し)、ダンジョンに於ける説明記述欄を呼び出した。



ダンジョンについて:

天然のダンジョンとスキル「ダンジョン・クリエイト」をダンジョン・コアに使用して作成する人工ものがある。どちらのダンジョンも外部からありとあらゆるエネルギーを取り込んで成長する。攻略(ダンジョン・ボス撃破)・踏破(ダンジョン・コア会得又は強奪)双方可能。

後者のダンジョンも前者同様に放置しておいても勝手に進化する(手を掛ける事も可能で、そちらの方がより成長を早める事が出来る反面、結果的に踏破され、ダンジョン寿命を縮めてしまう可能性も……)。

尚、スキル「ダンジョン・クリエイト」発動にはダンジョン・コアだけでなく、スキル「夢幻顕在」が必要になる。

※ダンジョンに手を掛ける=ダンジョン運営。←New



 何か増えてる。となったアポロン、、、、ではない。なったのは(筆者)だ。書いている内に「あ、あれも必要か、これも必要か」となって、記載を増やし続けた結果、「あ、これアポロンに質問させなきゃ」となり、「AIの返答を考えなきゃ」となり、ふと気付けば、また話が全く進んでいない…………。


 (また)何か(話が進まない話数が)増え()る!!!!


 と言うのが正しい。あれぇ? ……宣言して置くが、某中身高校生な小学生男児の白々しい「あれれ〜??」とは全く違うので悪しからず(笑) え? こんな下らない素人の小説未満と国民的漫画を比べるな? 申し訳有りません!! 失礼仕りました!!!(土下座)


 え? 話が進まない原因が分かった気がする?? え??? え??? ……………え…………。

お読み頂きありがとうございます。大感謝です!

評価、ブグマ、イイネ、大変嬉しく思います。重ね重ねありがとうございます。

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