考察〈スタートと称号:原始新スキル作成者〉
本日は用事が有ったので、この時間の投稿になりました。そして変わらず進んでいません。すみません……。
4/19、ぷち編集開始します。
長い逃避は終わりを告げたので、漸くアポロンは目を向けなくてはならない本命部分を再び引っ張り出す。
・アナウンスログ
スキル「夢幻顕在」が使用されました。「ダンジョン・クリエイト」が発動します。……ダンジョン・コアが使用されました。称号「ダンジョン・メーカー」から「ダンジョン・マスター」へ進化します。「ダンジョン・マスター権限機能」を会得しました。
作成したダンジョン内を操作します。操作にスキル「夢幻顕在」が使用されました。スキル「データ変換」が発動しました。所持している全アイテムがDPと繋がりました。
アバター内に称号「ダンジョン・マスター」と機能「ダンジョン・マスター権限」を通じてスキル「データ変換」の効果が及びます。
スキル「データ変換」がスキル「データ変換+」に作成し直されました。
スキル「ダンジョン・クリエイト」がスキル「限定ダンジョン・クリエイト」を生み出されました。これに従い、ダンジョンは「アバター・ダンジョン」へ生まれ変わります。
スキル「夢幻顕在」がスキル「夢幻顕在+」に作成し直されました。
スキル「夢幻顕在+」が使用されました。スキル「限定ダンジョン・クリエイト」が発動しました。…………モンスター・「神の生産器」を捉えました。スキル「データ変換+」が発動しました。モンスター・「神の生産器」を吸収・分解し、DPへ変換します。……変換が終了しました。戦闘が終了します。
・称号
原始新スキル作成者:
新規スキルプログラムを最初にAIに組まさせたプレイヤーに与えられる称号。全能力がG上がる。
ダンジョン・マスター:
ダンジョン・コアを会得し、実際にダンジョンを作成した者に与えられる称号で、称号「ダンジョン・メーカー」より進化したもの。ダンジョン運営の為、ダンジョンの機能を操作出来るダンジョン・マスター権限を取得する。
……話は変わるが、多分、読者にとって小説と言うものは長編よりも短編の方が難しい。そしてこれまた多分、書き手にとって捨拾選択や矛盾を意識せねばならない部分が増えるので、短編よりも長編の方が大変だ。考え方や感じ方は人それぞれなので、異論は出るだろうが、少なくとも私はそう思う。
私がそう思ったのは「夢○ 獏」氏の「陰○師」シリーズを読んでいた事が切っ掛けだった。「陰陽○」では同じ話でありながら、短編と長編の2つを刊行される事がそれなりに有ったので、同じ話なのに理解の難易度が大きく変わる事実に実感を持って気付く事が出来た。
しかしそれ以前の私は漠然と長編の方が読むのが大変で、短編の方が楽に読めると思っていたのだ。
勿論、コレは読解力と言うものが大いに関係して来る話だ。同じ内容であっても読解力を持つ人は1度の読書で十分に理解可能であっても、読解力が無い人であれば、何度も読み返さなければ理解し辛くなるのは当然である。
私は先に刊行された短編は理解していない事にも気付かず、後に刊行された長編を読んで、自身が理解していなかった事に気付き、答えを理解している状態で短編を読み返して、初めて「そうだったんだ!」と目から鱗だった。それ以降、「理解しているつもり」であった、他の短編を読み返し、「イミフだ!」と気付き、何度も読み返し、「成る程!」と理解していった。
もし、私にもっと読解力が有れば、1度読むだけで十分に短編を理解していれば、起こっていなかった現象である。故に私は「漠然と長編の方が読むのが大変で、短編の方が楽に読めると思っていたのだ(大事なので、もう1度記して見た)」。この私自身の経験から、短編の方が「読み易いじゃん!」と言う方は自身の読解力を超えるものを読んだ事が無いのだと考えている。
そんな私の価値観は、当然ながら、この作品内にも埋め込まれている。即ちアポロンの心理や行動に、しっかりと現れている訳である。
では彼が逃避する前、どの様に感じて、どの様に行動し、逃避に走ったのか。それをもう1度確認する。
「だが。
(コレ長いし……、まずは称号から確認しよう。…何か変更が有ったりするかもしれないし、一応、全部確認、だな。)
と多分、一番重要そうな情報が有りそうなアナウンスは後回ししようと、ログを一旦閉じて、称号欄を開く。」
コレである。そしてそれからの……、
「『ダンジョン・マスター』はまだ良い。いや、疑問点が有るので放置して良くは無いが、称号が『ダンジョン・メーカー』だった頃からちゃんと進化する事は記されていたので、まだ予想は出来た。」、「この様に、何か説明が思うより増えていたのは確かだが、まだ良かったのだ。だが。」、「…………………これは何だ!!!!!?????」、「アポロンの心情はこんな感じだ。勿論、これは先程の行為全般のせいだ。アポロンの思考を含む、彼の行動全般のせいだ。それはさておき。
(……ステータスを確認しよう。)」
コレだ。つまりアポロンは長文であるアナウンスのログを避けて、短文の称号に走った。流石に2つの称号説明の長さを比較する様な事はしなかったが、理解し易い筈の長文を避けたのである(「避けさせた」、とも言えるのかもしれない)。
次郎は読書した事が無い、とは言わない。最も胸を張って「読書してます!」と言える様な読書をしていたか……、と問われると目を逸らさざるを得ない。そんな微妙な経験値を私は想定している。私の中で、彼は読書家と呼べる人間ではないのだ。私の中で、彼は読書好きと呼べる人間ではないのだ。
次郎の読書経験の中で、例えば面接なんかで「○○を読んだ事が有ります」と言える様な胸を張った読書経験は、長期休みの代表たる夏休みの課題・読書感想文の題材に選んだものくらいでなかろうか? ………と思ったが、次郎の事だ、読みたくも無い本を読んで、読書感想文をまじめに書く姿よりも、読みたくも無い本だが、「読書感想文にピッタリ!」みたいに紹介されている本を選び、その後書きを写している姿が浮かぶ。
つまり、私は、音無次郎の読書経験値かなり低いと見積もっている訳だ。故にアポロンは上記のアナウンスログを避けて、下記の称号から見聞に入ろうとするのだ。
・称号
原始新スキル作成者:
新規スキルプログラムを最初にAIに組まさせたプレイヤーに与えられる称号。全能力がG上がる。
ダンジョン・マスター:
ダンジョン・コアを会得し、実際にダンジョンを作成した者に与えられる称号で、称号「ダンジョン・メーカー」より進化したもの。ダンジョン運営の為、ダンジョンの機能を操作出来るダンジョン・マスター権限を取得する。
※ダンジョン・メーカー:
ダンジョン・コアを会得した者に与えられる称号。ダンジョンを実際に作成すると、「ダンジョン・マスター」に進化する。
そしてその心理と行動がこう↓なるのだ。
「だが。
(コレ長いし……、まずは称号から確認しよう。…何か変更が有ったりするかもしれないし、一応、全部確認、だな。)
と多分、一番重要そうな情報が有りそうなアナウンスは後回ししようと、ログを一旦閉じて、称号欄を開く。」、「『ダンジョン・マスター』はまだ良い。いや、疑問点が有るので放置して良くは無いが、称号が『ダンジョン・メーカー』だった頃からちゃんと進化する事は記されていたので、まだ予想は出来た。」、「この様に、何か説明が思うより増えていたのは確かだが、まだ良かったのだ。だが。」、「…………………これは何だ!!!!!?????」、「アポロンの心情はこんな感じだ。勿論、これは先程の行為全般のせいだ。アポロンの思考を含む、彼の行動全般のせいだ。それはさておき。
(……ステータスを確認しよう。)」
尚、この長文回避行動は、「好きなものを後回し」とは全く別の心理から来ている。好き嫌いではなく、先に終わりそうなものから手を付ける方が効率良く出来そうと言う考えからだ。
「今日の宿題は漢字ドリル(書き取り)と計算ドリル。時間掛かりそうな漢字ドリルが嫌い。だから漢字ドリルから先にやる」心理ではなく、「このダンジョン内にボスが居るけど、ボスに勝てる自信が無い。でもダンジョンの入口周辺で戦闘してレベル上げするよりも、ダンジョンの迷路を攻略しながら、敵と限界まで闘う方が効率良いよね、それにボスの居る部屋まで行けたら、戦闘してどんなもんか知っといた方が良いよね(※但し死亡してもレベルそのままなドラク○仕様に限ります)」心理である。
つまり「先に理解し易そうな称号から見聞に入って、理解している部分を増やして、長文読んだ方が効率良いよね」心理である。決して「長文面倒だから、嫌な事を後回しにしよう」心理ではないのだ。
最も……、ゲーム内に於ける文章の読解自体が、「陰陽○」みたいに難しいと思っていないならば、1度読むだけで十分に理解出来ると無意識に判断出来るしているならば、私や私と同様の経験や認識をしている人間も、アポロンと同様の心理になり、アポロンと同様の行動を取るかもしれないが(しかしアポロンの読書経験値に付いては上記内容であるに変わりないので、同様の心理に至るにしても、また道筋が違うが)。
そんな決して人に誇れる様な理由からは縁遠い心理によって、長文を避けて、「まずは短文から……」と決めたアポロンは、上記2つの称号に目を向ける。
この時、前に確認していた称号「ダンジョン・マスター」の前身である称号「ダンジョン・メーカー」の内容を覚えていた(勿論、一言一句完璧に、と言う訳では決してない)アポロンにとって、称号「ダンジョン・マスター」よりも気になったのは、称号「原始新スキル作成者」の方である。全く謎であったので、重要度も高い様に思えた。そうして、まず称号「原始新スキル作成者」に触れてーー、概念的に変化が分かりやすいステータスに、ついつい逃避してしまった訳である。
ステータス
種族:デミゴッド
ジョブ:神人
各能力値:
HP:S+A+E+F+G+H
MP:S+A+E+F+G+H
物攻:S+A+D
物防:S+A+D
魔攻:S+A+D
魔防:S+A+D
スピード:S+A+E+F+G+H
技量:S+A+D
残りポイント:G+7万5491
結果として、「現段階で弄る必要無いんじゃない?」と突っ込まれそうなステータスは更にパワーアップして、上記の有様となった。そうして漸く、考察段階はスタートラインに立ったのである。
遅い…………。遅過ぎる…………。トロいっ! トロ過ぎるっっ!!
そんな突っ込みをするキャラは全く、ボッチなアポロンの側には居ないが、代わりに(???)私が溜息混じりに頭を抱えている。
(これ、そろそろアポロン、一旦ログアウトするべきくらいに時間経ってね? 結構、ステータスの数値を大量に割り振りしてたら、普通に時間食うし……、)
と思うも、それをアポロンに実現させたら、余計にストーリーが進行しないリスクが大いに高まるので、此処はそう出来ない。
なので、そんな事情を抱えさせられた主人公が、とにかくも漸く称号考察に入ったのは確かでる。
では新規スキルプログラムとは何か。
「原始新スキル作成者」の名前からすると、そのまま新規スキルのプログラム、即ち新規スキルのプログラムでは無いかと素直にアポロンは考える。
となると「新規スキル」とは何か??
疑問が湧く。同時に「新規スキルプログラム」の直後の文章の中、「最初にAIに組まさせたプレイヤー」の部分に目が行く。
(「最初にAIに組まさせたプレイヤー」………、「AIに組ませた」??)
グルグルと思考が回転するかの様な感覚だった。何度となく、頭で呟くアポロンだが、実は余り時間は経っていなかった。だって、ログアウトさせたらストーリーが進行しない………………………………………………………。
無論、100%私の都合である。
とにかくもこの部分から判断出来るのは、この称号「原始新スキル作成者」を取得するに至らせた、何らかのスキルーースキル「ダンジョン・クリエイト版データ変換」と思われるが……?ーーが発動する以前は、「AIに組み込まれていなかった」のではないかとアポロンは考えた。
(もしそうだとすると…………、そもそもプログラムされてない技が有る??)
そうなると思考が辿り着く場所がこうなるのは無理も無い話となる。
プログラムされていない技。
それはつまり、運営が想定していなかったスキルとなる。
(考えて見たらこの先、新規スキルが絶対に実装されない保証は無い……、いや、寧ろ有ると思うべきじゃないか?)
幾らチートスキルである「夢幻顕在」が全スキルを網羅している設定であったとしても、この先、プレイヤーの行動がどう有ろうと、「スキル調整をしない」と頑迷に豪語するとは思えない。
(ラノベなんかでも有ったよな……、思わぬ使用法でスキルの有用性が高過ぎるってなって、慌てた運営が調整入れる展開が。)
「実際のネトゲではどうで有るか」と言った視点が一切無いのは、人付き合いを面倒臭がる次郎が一切ネトゲに手を出していないからだ。……勿論、この設定を決めたのは紛れも無く私自身である。要は私がネトゲ経験値0なのだ。つまりはメタ的な都合である。
故に決め付ける様な事は私にもアポロンにも出来ないし、しない。
だがしかし、例えばスマホのアプリなんかでは、今まで全部無料だったのに、登録者が増えると途端に有料にしやがる……、あ、間違えた、有料に変える運営者(で、良いのだろうか?? 正直、しっくり来る言い方が分かりません)も多い(笑)。
確かに「無料→有料」はアプリ運営者の自由だが、それを言うならば「無料だったからアプリを使ってたけど、有料になるんなら要らん」とアンインストールするのはアプリ使用者の自由である。
確かに「無料→有料」はアプリ運営者の自由だが、それを言うならば、「『無料でも楽しめるけど、有料ならもっと便利に使える、新しい機能も使える』体ならば良いが、今まで無料で出来た事を有料にされたら『もう良いや』」とアンインストールするのはアプリ使用者の自由である。
「無料→有料」の件にて、アプリ運営者が文句を言われる筋合いは無いが、アプリ使用者の、今まで楽しめていたものが楽しめなくなった愚痴心理自体(「単なる愚痴で終わっていれば」、である)もまた、責められる謂れは無いだろう。
またアプリゲームなんかでは定期的に実装内容が増えていく事も多い。それに合わせて今まで無かった機能を付けたり、逆に今まで使えていた機能を失くしたり、制限を掛ける事もあるだろう。
つまりは運営陣からのテコ入れは然程珍しくないーー、気に入るかどうかは別として、寧ろ当然の域に有るのだ、多分(←私の偏見と言われても否定は出来ませんが、そう思ってますよ。なので当然、アポロンも同じ思考経路を辿ります)。
と、なるとやはり「ネトゲも同じじゃない?」となる訳であり、そこにラノベで良く見る展開がその思い込みを後押しするのである。そんな訳でアポロンはこう考える。
(運営が今までのプログラム内に無かった新しいスキルを実装する……、多分、これ自体は有り得る筈だ。そんでそうなったら、使い手に分かる形になるかどうかはともかく、スキル「夢幻顕在」でも使える様にされるんじゃないか? 「スキル『夢幻顕在』に対するジョーカー的【例えば『ジョーカーはほぼ全てのカードに勝利出来るが、このカードだけはジョーカーが負ける』と言う様なトランプゲームのルールを浮かべて下さい】ライバルにでもされない限りは」、って条件は付きそうだけど。……けど同時にこの条件のスキルは実装され難そうだけど。)
そうでなければ、スキル「夢幻顕在」を敢えてチートにしている意味が無い。ゲームバランスを気にして、スキル「夢幻顕在」に含まれない例外スキル、況してやスキル「夢幻顕在」を超えられるスキルを予めプログラムに含むのは勿論、次から次へと新たに実装するなら、初めからスキル「夢幻顕在」なんてプログラムされてないだろう。
よって、新たにスキルを実装しても、スキル「夢幻顕在」のチートを失くす事にはならない。プログラミングのお仕事的にどうかは不明だが、ゲーム内容的には別に問題は無いだろう。
(って事になるだろうし、運営がスキルプログラムを新たに組んで実装する事が出来ない理由は無いよな、やっぱ。)
つまり運営はスキルのテコ入れを行える訳でありーー、それは見方を変えるならば、「運営が想定していなかったスキル」が存在し得ると言う事だ。
では、その「運営が想定していなかったスキル」を、運営以外が実装させる事は有るのだろうか。その答えは上記に有る。
「……プレイヤーがプログラムされていなかったスキルを発動させる為に、新たに実装させる事は可能なのか?」
思考から導き出した言い方で、AIに質問する。
可能です。プレイヤーの行動がプログラム内に無いものであっても、スキルとして相応しいと判断致しますと、新たなスキル・プログラムを組ませて頂きます。
満足が行く答えだった。
「じゃあこの『原始新スキル作成者』って称号は、文字通り『初めてプログラム内に無かったスキルを生み出した』とAIに判断されたプレイヤーが貰うんだね?」
そうです。
短い返答に「成る程」と頷いたアポロンだったが、ふと気付いた。
「……? 待って、称号が在るって事はーー、『プレイヤーがプログラムに無いスキルを生み出す』って想定していたのか? あ、いいや、別に答えなくて。」
つい気付いたと同時にそのまま疑問を口に出したアポロンだったが、彼からしてみれば、別に此処はどちらでも良い疑問だと認識し、質問を打ち消す発現をした。
了解しました。
律儀に応答したAI。因みにアポロンの質問への返答としては、運営的には「学習の結果、何れそうなるのも面白い」的には考えていたがーーアポロンが「今」生み出した「新スキル」がその域にあるかと問われたら、首を横に振らざる得ないがーー、AI的には「そんな見込み」まではプログラムされていないのが実情だった。故にもし返答していれば、「NO」であった筈だ。即ち称号「原始新スキル作成者」もスキル名も、そのセンスは現段階の学習結果であるのだ。
お読み頂きありがとうございます。大感謝です!
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