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課金チートのボッチ生活  作者: 美香
第五章

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43/103

その日の、長い「ログイン一回目」の始まり

五章です。ちょっと遅くなりましたが、今日は更新出来ました。明日は出来れば更新したいですが、体調に左右されると思います。すみません。


2023/4/1

まだ章の終わりではありませんが、量が多いので、ぷち編集に入ります。

 翌日、お昼、1回目のログイン。次郎は午前中にジムへ行き、帰宅後に食事を行い、終わればログイン、アラームが鳴れば、休憩にログアウト、休憩後に2度目のログイン、アラームが鳴れば終了、ログアウト、と言う流れでゲームを楽しんだ昨日と同じローテーションを組むつもりだ。

 2回目のログアウト後は夕食を取って、気が向けば間食をしたりして、就寝準備に入る。就寝前にプレイする気は今の処は無い。夜更かしの原因になりそうだからだ。午前中に運動予定を入れているので、夜更かしをする気が無いのだ。だから夜・深夜・明け方のゲーム世界を知る予定は無いだろう、少なくとも当分は。


 だがプレイ時間帯とは関係無く、判明した事の中には知らされるべき事がある。


 例えばエリア解放情報なんかはそれに当たる。要はワールドニュースになるものは、ニュースアナウンス時に居らずとも、「運営からのお知らせ」で随時内容を知れるのである。

 尤もネットで拡散されている場合は、ログイン前に知る事も珍しくない。しかしそれにはネットでそれを話す誰かが居て、且つそれを自身で見なければ成り立たない。

 そして今回の件に関して言うならばもうネットに流されている。「ダンジョン祭りだ、ヒャッハー!!!」と言うよりは「ダンジョン……? え、こんな最初に??」と言う困惑の方が強い。まだ混乱にまでは育ってない故に大人しいが、何にせよ、次郎はソレを知らない。見ていないからだ。故に彼が知るのはログイン開始直後になる。


 ログインすると最初に目が入るのは安全地帯である、ログアウトした場所、即ち洞窟だ。

「あれ?」

 アポロンは首を傾げるだけでなく、疑問符をその口から吐いたのは、居る筈のーー、正確には居ると思い込んでいたNPCが居ないからだ。言う間でもないが、ラストの事である。

(焚き火は普通にあるけど……。)

 目の前でパチパチと燃えている焚き火に目を遣る。そして徐ろにさして広くもない洞窟を見渡すが、ラストの影も形も無い。文字通りラストは消えていた。

(安全地帯維持活動で、洞窟の外にでも行ってるとか……?)

 未だ、ダンジョン・エリアの解放に気付いておらず、そうでなくとも、そもそも普通に情報が不十分な

アポロンの立場から考えれば、的外れとも言い難い。

 ラストの設定は安全地帯維持要人、客観的に考えれば洞窟内に引き摺っている方が有り得ない。

(今まで……、って言う様な数じゃないけど、俺が安全地帯に戻った時点でも焚き火周りに居たのは偶然だったか?)

 何度も言うが、アポロンがゲーム開始してから、初ログインから3日目なのだ。それ程度であれば、ラストの行動に付いての規則性までは把握出来ていないだろう。

(……まあ、それは確認すれば分かる事か。けどその前に……、) 

 結論から言えばラストの安全地帯維持活動に付いてはあくまでも()()()の話なので、態々アポロンが安全地帯に居る時にラストが不在状況になる事は無い。その事実やラスト不在の真相に付いてはAIに確認可能で、勿体付ける間も無く、直ぐに分かる話だが、アポロンはそれを確かめるよりも気になる事があった。

(運営からの重要なお知らせが気になるんだよな。)

 ログインと同時に運営からの報告、それもアポロン個人に、ではなく、全体に向けてのものらしいのだが、主題がダンジョン関連になっているので、間違いなくアポロンが関わった事であり、それがゲーム全体に知らされているのだから、気になって当然であった。

(先に確認するのはやっぱ「お知らせ」だよな。)

 ……処で幾らNPCとは言え、ゲーム内でプレイヤー操る主人公とそれなりに良い関係を築いているキャラが突如、姿を消したら「アイツ、何で居ないんだ?」とかなり気になったりするものではないだろうか?

 大きく分けると①「コイツ、何か裏が有りそうな……、何か企んでそうな気がする」とか「怪しいキャラ」と言う扱いで、不穏な意味合いで気になるパターンと、②「うわ、アイツ居ない!? ヤバい、何かあったんじゃ……!?」とかなり本気で心配するパターンになると思われるが、それはそうなるまでのストーリー展開が作用しての事だ(勿論、良くも悪くもリアルの人間関係による心配度の方が重くて深刻になるものだろうが)。

 そして本来、若しくは元来、ラストは①ではなく、②のキャラだろう。アポロンとの最初(()())の遣り取りを考えれば、少なくとも現段階の不在状況では決して①になる事は無い。もし実は①側の様なキャラだったとなれば、良く出来た推理小説の真相並みに驚くだろう。ラストはそれだけ②の心境を抱かせる様な仲間としてプログラムされているのだ。

 が、アポロンから言わせれば、ラストなんぞどうでも良い。リアルであれば、悪人か善人かは結構な重要度を誇る情報だが、ゲーム内の事なので別に構わない訳である。従って、アポロンからしてみれば、ラストは心配する対象ではない(尤も彼に、リアルで心配対象を持つ未来が来るかと言われれば……、)。だからラスト不在の理由は後回しで構わない。それよりもワールドニュースが気になる。ステータス欄を呼び出して見ると、そこには「ワールドニュースの確認」と言う新たなる欄が生まれていた。

(夜に何があったのかな。)

 指をスライドして、ワールドニュース欄の「ダンジョン……」となっている文を選択する。浮かび上がる詳細を読んでいく。



 ダンジョン・エリアが攻略されました。各エリアにダンジョンが生まれます。ダンジョンとは魔素濃度の異常箇所が周りの空間を歪ませる事が原因で生まれます。ダンジョンを攻略して、空間歪曲に対処して下さい。



 それ程、長くないワールドニュースを読んだアポロンは疑問を感じる。

(あれ? 確か攻略しても解放されないとか言ってなかった??)

 河村との会話を思い起こしていくアポロン。


 ーー「……それと……、ダンジョンエリアは当分実装されない事は変わりませんので、プレイヤー達が来れません。パーティーを組んだり、クランを組んだり、と言う事が出来ません。1人で攻略しなければならないですし、攻略しても開放()()()()()


 と言う河村の言葉を一語一句思い返せる程(幾ら一昨日程度とは言え、その時の会話を全て完璧に思い返せる人間等、そうは居ないだろう)、アポロンの元の記憶力が良い訳ではない。ないのだが、何故か思い返せる。20年以上自身の能力に付き合っていたアポロンは当然、自身の記憶力の限界に付いても良く分かっている筈なのに、何故か()()()()()()()()()()()()()。その事もまた異常なのだが、何故かその事にも気付かない。


 余りにも普通に思い出せ、余りにも普通に受け止めている。


 今の記憶力に付いて、何の疑問を持たない。それ故にだろうか、アポロンはややあってから、その可能性に辿り着く。

(記憶違いかな。)

 今の記憶力が滅茶苦茶良くなっている自覚が無いアポロンは、「この記憶が間違っている筈が無い」とも「この記憶に間違い等無い」とも思わない。まあ、これは性格的にもそんな固執的な自信家な面を持たないからなのかも知れないが。

 何にしても「あれ?? 可笑しいな???」とはなったものの、直ぐに「自分の勘違いだろう」と結論付けたアポロンは、「にしても空間歪曲ってどう言う事かな?」とワールドニュースそのものに目を向ける。

(空間歪曲……、スキルにそんな効果を持つ奴があるよな? あれはダンジョンと関わりがあるスキルだったのか?)

 アポロンが思い起こすのはチュートリアルだ。エンシェントスライムからの攻撃を防ぐのに無意識に使っていた空間歪曲だ。

(いや……、多分、そうじゃない。「ダンジョン・クリエイト」ってスキルがあるが、アレはダンジョンを攻略する事で使える様になる訳で、しかも「夢幻顕在」が必要になるくらいだ……。もし、空間歪曲を齎すスキルが関与しているなら、例えば「空間歪曲」が「夢幻顕在」とダンジョン攻略で「ダンジョン・クリエイト」に進化するとかになってそうだけど……、それなら流石にそう説明されてると思うんだよなぁ……。)

 このゲームは色々と事前に確認を重ねて発覚する事や正解に導かれる事が多い。僅かなプレイ時間だが、アポロンはそう感じていた。それも確信に近い。それだけのプレイ内容だったからだ。

 故に余計に「事前に空間歪曲を齎すスキルを使っていたのだから」とアナウンスやステータス説明に「空間歪曲スキルが関与しているなら、ソレがあった筈だ」と感じるアポロンだったが、「事前に使用する」と言う点で、1つ不十分な事が有る事に気付いた。

(そういや、「ダンジョン・クリエイト」を使ってない……。)

 空間歪曲を齎すスキルをどれだけ使おうが、ダンジョンに関与するスキルなら、空間歪曲を齎すスキルよりも、「ダンジョン・クリエイト」の方が重要だろう。そしてスキル「ダンジョン・クリエイト」の設定情報は、空間歪曲を齎すスキルを使用するよりも「ダンジョン・クリエイト」そのものを使用する方が、より確実に知れるだろう。

(よし、ダンジョン・クリエイトを使って見よう!)

 そう決めた彼の脳内にはラスト不在の件なんぞ、何処にも残っていない。NPCの存在が居座る場所なぞ、何処にも無かったのだ。

(えーっと、その前にまずダンジョン関連の情報を見直した方が良いかな……。)

 何の根拠も無い想像に過ぎないが、「恐らく『ダンジョン・クリエイト』は今まで使用したスキルーーそれ程、多種のスキルを使用した訳でも無いがーーよりも結構な大量MPを必要とするのではないか、結構な大量MPを消費するのではないか(ピンキリが有りそうなスキル「データ変換」はさておき)」とアポロンは考える。普通に考えてダンジョンマスターと言うのは莫大な魔力を持ちそうな気がするのだ。

 そしてその予想は、それだけダンジョンに対する期待や脅威(ゲームに対して大袈裟な表現だと思うが、要は「うわっ、これ凄そうっ!!!」的な浮き立つ感情がそれだけ強いのである)を大きく感じている事に繋がる。故にアポロンは事前の情報再確認を選んだのだった。

お読み頂きありがとうございます。大感謝です!

評価、ブグマ、イイネ、大変嬉しく思います。重ね重ねありがとうございます。


ラスト不在理由。エリア開放されたからです。彼は何処かに帰って行きました。勿論、普通はプレイヤーと会話して別れる判断をするのですが、アポロンがラストのプログラムを弄り、彼用のAI機能を下げてしまったので、役割を失くし、帰れない設定も消えてしまったので、普通に帰りました。……もしかしたら運営にプログラムを直されてるかもしれません。


2023/4/1

まだ章の終わりではありませんが、量が多いので、ぷち編集に入ります。


2023/4/6

予定を少し変えました。編集にまた入ります。

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