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課金チートのボッチ生活  作者: 美香
第四章
28/103

ラスト、Before・After

編集作業に入りました。

 河村はアポロンに口頭に依る説明はしなかった。ステータスには解き明かされたスティル星の秘密を閲覧する事が出来る機能が搭載されていたからである(勿論、解き明かすのはプレイヤーであり、そのプレイヤーが上司設定のMPCーーもしかしたら運営サイドの誰かかも知れないがーーに報告する事でプレイヤーに周知される。しかし報告するタイミングはプレイヤー次第なので、誰かが故意に情報を占有する可能性はあるが、情報が周知されないと途中でクエスト攻略が出来なくなるので、占有期間は限られている。そしてそうした重要な情報は周知されれば全プレイヤーが、そうで無ければ解き明かしたプレイヤーだけが自身のステータスにスティル星の秘密について記される。尚、スティル星の秘密が記されるスペースは、プレイヤーにとって、初めて秘密が解き明かされた時に出現する。当然、この先には秘密が解き明かされた後でゲームを始めるプレイヤーも出て来る可能性があるが、そんなプレイヤーには予めそのスペースがステータスに最初から搭載されている)。データとして送付したのだ。


 その結果(だと思われる)。


 テントの前にはNPCの男性ーーコードネーム/ラストーーが居た。このダンジョンエリアについての情報と課金により得た情報を、アポロンが報告する相手、と言う設定だろう。恐らく正規ルートでこのエリアに来る場合、即ち本来であるならば、このNPCのラストが普通に居たのだと思われる。但し彼と自身ーーログアウト以外でダンジョンエリアから出る事は叶わないーーがこのダンジョンエリアから出られない設定なのは違ったのかも知れない。そこの処までは分からない(故に他プレイヤーと情報共有が出来ない。尚、リアルでの情報拡散は「止めて欲しい」と河村に頭を下げられている)。

「おはよう、食事は出来ているぞ。」

 結局、初ログインはあの河村との対話後、この急に出現して来たラストを確認してから終了した。思わぬアクシデントで「続きはまた明日」な気分になってしまったからだ。

 なので翌日の今日、ジムから戻り、昼食を取った後に2回目のログインとなったのだが。

「『おはよう』の時間じゃ無いと思うんだけど(基本的に時間はリアルと同調)。」

「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッ、そんな細かい処はどうでも良いだろう。」

鬱蒼とした森の中では時間の流れが掴みにくい。それが関係しているのかしていないのかは不明だが、このラストはざっくらんとした性格をプログラムされている様だ。

「まあそうだね。」 

 別に変に反対する理由も無いので、アポロンは適当に肯定する。

「あ、美味しいな。」

 それよりも、そのままテントの外で準備していたらしい彼が用意した食事を取る事を優先する。その味は良く、思わぬ独り言が出た。

「そうだろう、そうだろう! 探索はお前が頼りだからな、上手いモンを食ってくれ!」



 NPCには空腹のバロメーターがあります。しかし彼は一人では食事をしません。彼が餓死しない様に気を付けて下さい。



 そんなアナウンスが流れ、ラストの空腹度を示すメーターがラストの頭上に現れた。注視すると説明が見える。



 空腹度メーターが緑で満杯になると餓死します。メーター半分以上から「飢餓」の状態異常となり、行動に精彩を欠く様になります。メーターは当人が近くにいれば頭上に、当人が近くに居ないならばステータスで確認出来る様になります。尚、ログアウト中はメーター変化しません。



 ラストの役割はこのテントや焚き火のある場所を維持する事になる。謂わばここは安全地帯だ。恐らく空腹度により、行動に精彩が欠くと安全地帯保持に問題が出るのだろう。

(ラストが餓死してもゲームオーバーにはならんだろうが、クエスト攻略には支障が出るかもな。)

 安全地帯がなくなれば、ログアウトするにもリスクが伴う可能性がある。何せ安全地帯以外でログアウトすると敵襲を受け、デスペナ状態でログインしている可能性もあるのだ。デスペナはログイン状態で一定時間過ごさなければ解除出来ない。クエスト攻略の難度が一気に跳ね上がるのは間違いないだろう。

(それにしても何で俺には空腹度が無いのか……。)

 首を捻るアポロン。実はこれも河村の送付したデータに理由があった。元々このゲームでは未だ空腹度は実装されていない。空腹度が実装されるのは料理スキルや調理スキル等、食に関係するスキルをプレイヤーの誰かが取る事が条件になっているからだ。

 しかしこのスキルは非戦闘スキルである為、ある程度ゲームプレイ期間が無ければ、そこに至るクエストを探すには至らない。生産職の様な非戦闘職を目指すプレイヤーも居るだろうが、最初は彼等にも戦闘が必要になる仕組みになっているからだ。

 しかし最終エリアと呼ばれるこのダンジョンエリア、到達する頃には当然、空腹度メーターが実装されているだろう。だからラストにのみ、空腹度メーターが実装されている状態だったのだ。

 ……処で……、ラストはざっくらんとした性格をプログラムされているだけでなく、明るく積極性もあった。それはつまり。

「ーーーーーーーーー、ーーー、ーーーーーーーーー! ーーーーーーー、ーーーーーーー、ーーー? ーー、ーーーーーーー!! ー、ーーー、ーーーーーーーーーー!!! ーーーー、ーーーーー、ーーーー!? ーーーーーーーー、ーーーー、ーーー、ーーー? ーーーーーー、ーーー、ーーーー! ーーーーーーーーー、ーーー、ーーーーーーーーー! ーーーーーーー、ーーーーーーー、ーーー? ーー、ーーーーーーー!! ー、ーーー、ーーーーーーーーーー!!! ーーーー、ーーーーー、ーーーー!? ーーーーーーーー、ーーーー、ーーー、ーーー? ーーーーーー、ーーー、ーーーー!」

 延々と話し掛けに来る特徴を持っている、と言う事であった。

「ーーーーーーーーー、ーーー、ーーーーーーーーー! ーーーーーーー、ーーーーーーー、ーーー? ーー、ーーーーーーー!! ー、ーーー、ーーーーーーーーーー!!! ーーーー、ーーーーー、ーーーー!? ーーーーーーーー、ーーーー、ーーー、ーーー? ーーーーーー、ーーー、ーーーー! ーーーーーーーーー、ーーー、ーーーーーーーーー! ーーーーーーー、ーーーーーーー、ーーー? ーー、ーーーーーーー!! ー、ーーー、ーーーーーーーーーー!!! ーーーー、ーーーーー、ーーーー!? ーーーーーーーー、ーーーー、ーーー、ーーー? ーーーーーー、ーーー、ーーーー!」

 一言で言えば「陽キャ」と言う事になるのだろう。

「ーーーーーーーーー、ーーー、ーーーーーーーーー! ーーーーーーー、ーーーーーーー、ーーー? ーー、ーーーーーーー!! ー、ーーー、ーーーーーーーーーー!!! ーーーー、ーーーーー、ーーーー!? ーーーーーーーー、ーーーー、ーーー、ーーー? ーーーーーー、ーーー、ーーーー! ーーーーーーーーー、ーーー、ーーーーーーーーー! ーーーーーーー、ーーーーーーー、ーーー? ーー、ーーーーーーー!! ー、ーーー、ーーーーーーーーーー!!! ーーーー、ーーーーー、ーーーー!? ーーーーーーーー、ーーーー、ーーー、ーーー? ーーーーーー、ーーー、ーーーー!」

 とめどなく話し掛けて来るせいで、いい加減にアポロンのウザさ感度が天元突破である。幾らNPCで必要な情報をくれると言っても彼はコレを聞いていられない。彼は此処までを聞いてられない。既に大半が頭に残っておらず、正に耳から入る情報が全て耳から抜けていっている状態だった。

(何とか出来ないか……、いや、出来るんじゃないか?)

 話し掛けて来るNPCを放置して出ていきたいが、喋りが凄すぎて(しかも最初はちゃんと聞いていたから分かるが、どうでも良い事【と言う印象の内容】ばかりだ)、食事終了が中々なのだ。

 既にアポロンは食べ終わっているのに、ラストの食事はそれ程減っていない。良い加減にアポロンは冒険に出たいのに、である。アポロンが居なければ食事をしない設定なので、ここをさっさと放置も出来ないのだ。

 だからアポロンは話を聞くのではなく、「このお喋りを何とか出来ないのか」と言う考えに意識を割く。そしてふと気付いたのだ。あの「夢幻顕在」と言う厨ニチートスキルで、「NPCのラストに精神汚染みたいな魔法を掛けられるんじゃないか」、と……。


 凡そ、幾らプログラムとは言え、味方にする事ではないと思うのだが。


 ……と言う訳で彼は試してみる事にする。具体的なイメージと言うか、設定を考える。

(必要な情報は欲しい。だからそこは話して貰わないと困る。此方の質問にだけ答えるとか?)

 自主性が失われるのでそれによる弊害が無いとは言わないが、「それはその時」と開き直る事にする。そして設定が決まると躊躇いも無く、直ぐに使用した。



 スキル「夢幻顕在」が使用されました。ラストのプログラムを改竄、AI機能を低下させます。称号「初めてのデータ変換者」と「悪意のデータ変換者」を会得しました。ステータスに反映します。


・各能力値

・HP:S+5000

・MP:S+5000

・物攻:S+5000

・物防:S+5000

・魔攻:S+5000

・魔防:S+5000

・スピード:S+5000

・技量:S+90000

・残りポイント:B+6050


 ジョブ効果により、再反映されます。


・各能力値

・HP:S+15000

・MP:S+15000

・物攻:S+15000

・物防:S+15000

・魔攻:S+15000

・魔防:S+15000

・スピード:S+15000

・技量:S+15000

・残りポイント:B+6050



 「………え、これって良いの?」と思う様な結果だが、称号が出ると言う事は「こーゆー事もある」と予想されていたのだろう。そもそもスキルでハッキングとかクラッキングとかの類が出来る方がおかしいのだが、そう言うスキルに設定したのは運営だろうと、アポロンは一瞬、驚きこそはしたが、気にしないでスルーする事にした。

「さっさと食えよ。」

 止まっていた食事が再開され、ラストの口が閉ざされた結果が、シーンとした空間が、非常に望ましかったので。


 とは言え無音ではない。


 食事に関する音が聞こえる。陽キャ・ラストは別に下品プログラムを搭載されていた訳ではなく(だから尚更、食事が遅かった)、その為、音自体はそれ程大きくはないが、先程までの喋りが消えた影響でカチャ……、カチャ……、と言った音が響く。尤も五月蝿くもなければ、耳に付く訳でも無いので、精々がバックミュージック扱いである。

 何にせよ、ラストが食べ終わる前に得た称号を確認しようとステータスを開く。新たに称号のスペースが出来ていたので、そちらに視線を移す。



・称号

初めてのデータ変換者:

スキルによりゲームプログラムを改竄した、初めてのプレイヤーに与えられる称号。当称号が初獲得の場合のみ、5000ポイントを得る。


悪意のデータ変換者:

初回時のゲームプログラム改竄が味方陣営対象且つ悪意改竄であった場合のみに与えられる称号。当スキル使用に関する技量が8万以上9万以下上がる。但し他要素と相反する場合は上がった数値が他要素に合わせて振り分けられる。



 カタン。カタン。ラストの食事が終わったらしい。食器を纏め出して行く。

「……………………………………。」

 ラストはアポロンが話し掛けないと喋らない。無言でアポロンの皿に手を伸ばすので、その手に皿を渡す。

「あのさ、」

「はい。」

 そうしながらアポロンが話し掛けたのはスキルに付いて質問があったからだ。

「データを改竄するスキルってどう言うものがあるの? 俺の持つヤツ以外で。」

「答えられません。」

「じゃあデータを改竄する専用スキルって有るの?」

「有ります。」

 アポロンはトランス5万1270号と話している気分になるが、別に不快になる訳ではない。寧ろ此方が教えて欲しい事を全てではないが、教えてくれるので寧ろ快適だった。

「ふ〜ん、意外……、でも無いか。」

 「答えられない」と言われた時点で諦めていたが、これでデータ改竄専用スキルが有るかどうかは分かった。「答えられない」ではなく、「有る」とハッキリ答えてくれたのは意外だったが、これはアポロンのスキルの使い方に理由があったかも知れない。


 チートスキル「夢幻顕在」。


 アポロンが所持するスキルはコレ1つ。そしてそれ以外別に要らない。何故ならばイメージ1つで如何なるスキルも使える状態なのだ。しかも顕現させたスキル効果によって、使用MPも変わる。つまり無駄遣いの様な消費はしないと言う事だ。

 そこから考えられるが、もしかすればこの「夢幻顕在」はデミゴッドに進化するに当たって、今まで覚えて来た様々なスキルが統合されて生まれたものであるのかも知れない。


 つまり、このスキルで起こせる現象は、必ず元になる専用スキルがある。


 と言う事では無いかとアポロンは顎に手をやる。故に顕現させたスキル効能に付いては、「専用スキルが有る」と教えられるが、似た効能を持つ別スキルの存在も考えられるから、「どう言ったスキルが有るのか」については黙秘するのでは無いだろうか。だとすれば、この中途半端とも言える情報開示も理解出来ると「ふむふむ」と無意識に頷く。

「テレポートスキルって有る?」

「有ります。」

「じゃあテレパシーは?」

「答えられません。」

 それを確認する為に幾つか質問を重ねる。その結果、返ってきた答えにアポロンは満足げに頷いたのだった。



 ………その頃、河村は急遽開催された会議に出ていた。理由は勿論、音無次郎の件だ。

「ーーつまり、今後に於ける心配事は進化派生種を選ばれた場合です。基本人種と違い、進化派生種はデミゴッド同様、選択されてもプレイが中々……、」

 基本人種は良い。まだ課金して選択する者も居るだろうと言う予測があり、既に対応策はある。寧ろそう言ったプレイヤーによって、攻略の助けになる情報を齎せられる事を望んでいた面もある。だが進化派生種、これは駄目だ。あくまで「こう言った種族が有りますよ」的な攻略ヒントの一環であって、ホントに選択されるとは考えていない。だからこその値段設定でもあった。

 だがそう言った予測をすっ飛ばしてくれた次郎により、このシステムをどうするか考え直さねばならなくなったのだ。河村の纏めた報告書を元に皆、暫し考えーー、

「すみませんっ!!」 

 突如、会議室が開いた。そう、会議室……。かなりの性能を誇る機材を運用するPCは当然、高性能な為に自宅PCにて遠隔操作等は不可能で、たからと言って、会社から各社員に子機を配れる余裕も無い。故にリモートではなく、物理で出社する。故に会議もリモートではない。

「どうした、松本。」

 会議中は一応、出入りの制限がある。にも関わらずの乱入だ。「何かがあったに違いない」と河村はノックの音が無かった事は言及せずに、直ぐに尋ねる。尤も乱入者が次郎からのメッセージを最初に見た松本だったから、と言うのも、その対応の理由だったが。

「ラストが一昔前、二昔前のNPCみたいにされました……。」

 会議室が固まる。そして。

「「「「「データ改竄されたのかぁっっっ!!!!!!」」」」」

 一同は頭を抱える。そもそもラストは確かにデータをアポロンに送付する為のNPCではあるには違いないが、その役割だけならばラストでなくても良かった。ラストは陽キャ設定のキャラで、ソロプレイを軽く凌駕する孤立プレイをするアポロンの話し相手になれば、と考えた河村の親切だった。

 お喋りが過ぎる欠点はあれど、そこはちょっとの指摘で改善出来るものだった。要はコミュニケーションを取る事で、普通に落ち着ける人格プログラムだったのだ。まさかのまさかの裏攻略の為に用意された隠しのスキル効果を、それもこんな直ぐに使用されるとは思いもしなかった。

 確かに味方サイドにも使える様にもしていたが、それだって裏攻略の一環に関係する時があるからだ。それがまさか全く関係無い処で使用されるとは思わなかったのである。そして更に……、そんな「ショックです!」では済まない問題が有った。

「あの……、しかもスキルは『データ変換』ではなく、『夢幻顕在』なので……、多用される可能性が……。」

 松本の震える声に、誰もが直ぐに答えられなかった……。



・スキル

データ変換

データ改竄するスキル。隠しスキルなので、獲得にはかなり難しい条件を満たさなければならない。しかもスキル成功率は技量とスピード(モタモタしてると失敗する)以上に幸運値に作用する。幸運値作用90%+技量&スピード作用10%。にも関わらず称号で幸運値が上がらない鬼畜仕様。更には常にフレンドリーファイア機能ONでOFFに出来ない。


※基本、フレンドリーファイア機能はON/OFF選択可能。但しONにしている方がステータス高。


※デミゴッドには幸運値が無い為に、技量とスピードとMPのゴリ押しで成功してしまう。本来ならば、デミゴッドになる前のプレイ歴でスキル「データ変換」が見付からなければ思い付くイメージでも無く、逆にスキル「データ変換」を知っていれば、その失敗率のイメージに引き摺られる為に大きな事が起きにくい。

アポロンがプレイ歴1日にも満たないプレイヤーだったので、イメージにマイナス補正が掛からず、またラストが味方サイドで抵抗しなかったので簡単に成功してしまった。

お読み頂き、ありがとうございます。大感謝です!

評価、ブグマ、イイネ、大変嬉しく思います。重ね重ねありがとうございます。


データ改竄、イメージは「.○ack」のデータドレイ○です。「ようこそ、我等の地球へ」では、普通、倒せない設定の敵を倒す裏攻略等に使われる隠しスキルでした。味方サイドに故意に使用した為、「悪意の、」と言う言葉が付いた称号までもを得てしまいました。

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