序章〜世界とアイドル〜
この度はこの小説を読みに来てくださり、有難うございます。ホロライブガチ勢にとっては多少不満があるかもしれませんが、その点に関してはご指摘していただけると幸いです。
これは、存在しないとも言い切れない、全く現実味のない奇妙な世界の、奇妙な物語である――。
*****
とある少女には一つの大きな夢があった。
正確には、一つと括るには大きすぎる夢だが、この場では一つとして置こう。
その少女の夢の第一歩となるのが、アイドルになるという事だった。
数多くの文明や、人間以外の種族が混在するこの世界の中でのアイドルは、決して簡単になれるものではない。
というのも、容易にアイドルを始められても、それを評価する第三者が、多種多様すぎる価値観だからだ。
夢を叶えるためには、その多種多様な価値観の中で一際輝き、その価値観の視線を釘付けにする力を必要とする。
それでも彼女は、夢を諦めなかった。
そして、遂に念願のアイドルになる事ができたのだ。
まだ会社として本格営業がなされていおらず、所属アイドルもまだ彼女一人。
少し他のアイドルグループやその会社たちとは運営方針が違うらしいが、そんな事お構いなしに彼女は一人心を躍らせていた。
少女は、自分の夢を胸に小さな会社へと足を運んだ。
――将来、建設されるという、世界最大規模(名称未定)のアリーナで、誰よりも早くライブを開催する、その夢を持って。
これからはもう少し分量多めになります。
この先の登場キャラは、タグから推測できる方もいるかもしれませんが、楽しみにしていてください。
なお、既に述べたとおり、ホロライブ全員が登場するとは限りませんので、ご了承ください。
それと、消されてしまった場合は、そういう事なのだと思ってください。出来る限りは気を付けますが、可能性としては十分にあり得ますので。
それでは、有難うございました。