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*小説・エッセイ・散文・その他*

夜を歩く

作者: a i o

夜が近くにある。

すすす、と薄暗くなる空に点々とつく星明かり。

橋の下にある川はせせらぎの音で流れていく。

坂道の勾配が曖昧になって、つづいていくような感覚。

塀の上の猫のシルエットと被さるような木々は揺れる。

一分一秒が滲み、月は昇る。

夜にいっとう甘く薫る花があるという。

次第に研ぎ澄まされていく嗅覚を頼りに、そんな花を探すためだけに夜を歩く。

夢のような足取りで。

たとえばどこにも、辿り着かなくてもいい、そんな心持ちで──



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