第45話
1日1話が難しくなってきました。
ゆっくりでも更新していきます。
「俺のチーム?」
俺がチームを作るなど・・・・・・
冗談では言ったがまさかあれか?
「はい、来栖様がもしかしたら羅栖墓様が作るかもしれないとおっしゃっていました」
「その噂広まってる?」
「分かりませんわ、来栖様から聞いただけですので」
来栖のことだから仲のいいやつにしか教えないだろう。
「あー、なんていうか、入りたいところが見つからなければ作ろうかなってこと」
「分かりましたわ、でしたら私は羅栖墓様が決めるまで待ちますね」
「お、おう・・・・・・あ! ならさ、おすすめのチームとかあったら教えてくれよ」
「そうですわね、ごめんなさい私もそんなに詳しくないんですわ」
「そうか、じゃあさどうやってチーム探してる?」
俺はチームの探し方さえ分かっていなかったので聞いてみる。
「一般的なのが見学ですわ」
「へぇ」
「後は、実際に戦ってみるというのもありますわよ」
「体験ってこと?」
「そうですわ、ですが体験の日は決まっていますので大体は見学で決めますの」
「わかったありがとう」
「よければ空いてる日に一緒に周りませんか?」
ここまで説明しといて断るのは酷いと思うので俺は了承した。
☆☆☆
俺は窓から教室に入った。
「きゃあ!」
「おっとごめん」
女子生徒を怖がらせてしまった。
「てめぇ! 何しにきやがった!」
教室に入るなり牙城が噛みついてきた。
「いや、花菱さんを迎えに来ただけだよ」
「迎えにきた? なんで窓から」
牙城が訳が分からないという顔をした時に、廊下から大きな声が聞こえた。
『羅栖墓ーーーーーーー! どこいったーーーーーー!』
廊下から物凄い疾走音が聞こえる。
「赤獅子様から逃げてきたのですわね」
「あ、花菱さん、そうなんだよ捕まったら今日の見学いけないからね」
「ふふふ、そうですわね赤獅子様から逃げるのも大変そうですわね」
「ははは、窓使うくらいにはね」
俺と赤獅子の連日の鬼ごっこは日々進化を遂げている。
先生達が注意しないのかって?出来ないのさ!
「それじゃあ花菱さん行こうか」
「ハイ」
俺は花菱さんを連れ、途中で東堂さん千聖と合流して各チームの訓練場を訪れる。
「最初はどんなチームなんだ?」
「はい、3年生が主体の遠距離、近距離のバランスがいいと定評のあるチームですわ」
「へぇ、名前は?」
「銀翼のツバメ、ですわ」
俺達はチームの練習を見るために、Earthへ接続した。




