第16話
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「よっと!」
俺は”攻撃”を叩き落し牙城の目の前に着地する。
「なんっ!」
俺は最後まで言わせず”パンチ”で黙らす。
牙城は粒子となって消え、俺の勝利が宣言される。
EARTHから出ると花菱さんが飛びついてきた。
「羅栖墓様!」
そんなに押し付けられるといろいろヤバイというか、健全な男子高校生には破壊力抜群です!
「あなたいったい……」
大鳳弥生が疑問を投げかけてくる。
「羅栖墓さんさすがです!」
東堂可憐や来栖勝利、網谷達人主人公パーティの面々も声をかけてくる。
「みんなありがとう!勝ててよかった!」
「羅栖墓様!私のために!」
そうなのだが、肯定するとそのまま地獄まで引きずりこまれそうなので苦笑いをする。
牙城に早速約束を守って貰おうと姿を探すが、丁度修練場を出ていくところだった。
「ま、いっか。」
「羅栖墓様ぁ~♡」
花菱さんが甘い声を出していると思ったら思わず頭を撫でていた。
「東堂さん!」
俺は東堂さんに声をかける。
「は、はい!なんでしょう?」
花菱さんが警戒した表情で東堂さんを睨む。
「後でお願いしたいことがあるんだけどいいかな?」
「え、ええ都合があえば大丈夫ですが。」
「じゃあ、後で連絡するから。」
「あ、はい! いいですよ!」
「まあ! 羅栖墓様! 私というものがありながら他の女を堂々とナンパですの!」
妙な言いがかりだが、花菱さんらしい。
「後で、花菱さんにもお願いしたいことがあるんだけどいいかな?」
ぱっと、ヒマワリの花が咲いたような笑顔になった。
「ええ! 是非お願いを聞きたいですわ! お願いします!」
お願いをすることをお願いされてしまった。
「よし、取り合えず教室戻ろうか、先生に許可取ってあるとはいえ遅くなるのも悪いしね」
そういって俺たちは各教室に戻った。
今回戦って思ったのが、俺には圧倒的に”技術”が足りない。
身体能力では圧倒的に凌駕していたのに押し切れなかった。
さらには、一部分とはいえオーラを纏わなければ回避できない状況を与えてしまった”戦術”の甘さも出てしまった。
接近戦に持ち込んで、こちらが圧倒しているならそのまま勝ち切らなければ一発逆転なんてこともあり得る。
主人公はラスボスよりも強くなるので、ここで胡坐をかいていてはいずれ負けてしまう。
俺は”技術”と”戦術”を新たに学ぶために東堂さんと、花菱さんに手伝いをお願いするつもりだ。
将来の悲劇を回避するために俺は決意を新たにした。
東堂にIDを聞くくだりを無くしました!
前の話で既に聞いていたので二重に聞いていました。




