表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/43

再出発


「うわあああああッッ」


目を覚ますと見慣れたシャンデリアがあった。


寝室のドアが勢いよく開かれ、ダルが駆け寄ってくる。


「トール、どこに行ってたのー?大丈夫ー?」

「地獄!地獄行ってた!やばかった!俺死んだよ!」


ガチ泣きしながら要領を得ない説明をする俺。根気強く聞いてくれるダルさん。


「それで確かにあの時に腹も貫かれて右腕も……」

「うんうん。でもちゃんとついてるよー。大丈夫だよー。」


ぽんぽん、と身体を優しく叩きながら確認してくれる。お腹から右腕に、そして右手に触れて気付いてしまった。


「篭手、ないねー…。」

「ネッサが……どうしよう」

「あれはただの通信手段だからネッサは大丈夫ー。また同じ篭手を使えば話せるよー。」

「そうなのか、地上に行けば売ってるのかな?」

「けっこうレアなんだよねー…。一応、今の魔王が持ってるはずだけど。」


魔王って言った?


「俺レベル0なんだけど…魔王倒さなきゃいけないの?」

「まぁーうん。あるいみ。一緒にやっつけよー。」



こうして俺とダルの、魔王をやっつける旅が始まったのであった。


「あー。エレベーター危険っぽいから、階段だねー…。」


まずは地上を目指して。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ