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出発

 

「トオルは今レベル0だから、何も魔法使えないよ」


 どうやらこの天才魔法使いは精神交換の代償として、レベルを全部消費してしまったとの事。


「えぇ…じゃあまた元の身体に戻る為にはレベルを戻さないと無理って事?」

「そうそう! 頭の回転が早いねえ! ちなみにレベル60くらい使ったかな」

「60!?…ってすごいのかよくわからんな」


 講義を受けていくうちに少しずつこの世界の仕組みが分かってきた。


 レベルを上げるためには、戦ったり町の酒場でクエストを受けて達成するのが手っ取り早い。

 レベルが上がると勝手に魔法を覚えていく…なんて事はなく、魔法屋から買うか自分で作り出さなくてはいけないので、お金も沢山必要。


 とにかく元の世界に戻るかどうかは置いといて、せっかくの異世界だから魔法は使ってみたい。となると町に出る必要があるな。


「今いる事務所は私が作った大迷宮の最下層の10階にあるから、まずは地上を目指してね!」

「地下?窓から外が見えるんだけど」

「外っていうか庭だねー。太陽あるけど。」


 えーっと、ここは地下10階で庭があって太陽もある。なるほど、保留。


「ここが最下層ってことは、レベル0の俺は瞬殺されるのでは?」

「そこはご安心を!最強ヴァンパイアのダル先生が守ってくれます!」

「えー。やっぱり私も行くのかー。やぶさかではないがー。」


 けっこう嬉しそう。でもなんかすごい強いのはさっき凄まれて分かったので安心しておく。


「よーし決まり! 事務所出て直進するとエレベーターがあるからそれで地上まで出てね!」


 エレベーターあんのかよ!!

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