表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/43

精神交換

 

「私はフタネサ・エチアウ。魔法使いだよ。ネッサって呼んでね!」

「我は不死王ダルフ・セペットなりー。ダルでいいよー。」

「あ、藤木透です。ヒューマンの無職です」


 とりあえず自己紹介する流れになっていた。

 それぞれ別の世界に生きる俺とネッサは、ガワを残して入れ替わってしまったらしい。


「俺は全然構わないんだけど、ネッサはそれやって何か得あるの…?」

「とりあえずアニメいっぱい見たい!りるるちゃんかわいい!」


 あー、テレビつけっぱなしだったの、この人の仕業か。


「ネッサはねー。引き篭もりのくせに異国の文化とか興味津々だからー。」

「正確には異世界ね!全然違う文明を歩んでたり、メイン種族が違ってたり面白い事だらけなの!」

「こないだは動く植物?みたいなのと交換したらしくって大変だったんだよー。」

「あれは向こうが何枚も上手だったわ…何せ交換時の記憶が一切無いんだもの!」


 ダルが警戒してたのはそのせいか。というか聞いてるだけで正気度がゴリゴリ削られていく気がするよ?



 うーんしかしこれからどうしようか。ファンタジー世界っぽいし色々やってみたい。


「魔法とか使えるのかな?」

「私の身体だからね!魔力とか潜在値とかすごいよ?」


 きた!チート能力!いっちょ試してみるか!?


「ハァァァァァァァッッファイアーーー!!!」


 …。

 ……?


 しかし何も起こらなかった!


「ねえダル!? この人めっちゃ面白くない!?」

「わかるー。」


 ふふ、どうやら俺は顔から火が出る魔法を唱えてしまったらしい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ