椎間板ヘルニアは誰でもなるが、こじらせるととんでもないことになるので注意
死に至る病ではないからと、軽視していましたが大間違いでした。ある時、狭い場所で腰をひねったら、腰痛が物凄く激しくなりました。
普段なら、痛い時期と痛くない時期があるのですが、もう四六時中痛くて、痛い痛いと転げまわっていました。シップなんて効きません。効果があるのは痛み止めの注射だけです。それも、その時に打てたわけではないので推測なのですが。
仕事を休んで、寝てる体位を変えるのですが、どっちを向いても痛いのです。横を向こうが、仰向けになろうが、(うつ伏せは試しませんでしたが)関係ありません。そのまましばらく痛がっていたのですが、くしゃみをしたとたん痛みが消えました。
その時は「痛みが消えてよかった」と小躍りしていましたが、おそらく4~5時間ぐらい経過していたと思います。「トイレ(お小水)に行っていない」と気づきました。病院に連絡したら緊急入院となり、緊急手術になりました。
飛び出た部分(たぶん髄核)が神経を切断してしまったみたいです。
結論としては、排せつ機能(前も後ろも)が全部マヒしてるから、後は神経の回復待ちということでした。生まれて初めての導尿も経験しました。何とも言えないものです。身体に管を入れて、「こんなことして健康にいいのか?」といつも思っていました。もちろん、排尿できない方が健康には悪いのですが。
その後少しずつ回復していったのですが、回復途中の排尿を力んでしていたせいで、膀胱に筋肉が付き、過活動膀胱になってしまいました(看護師さんの話では膀胱に筋肉がつくと、きれいに収縮しないそうです)。その薬の副作用で強度の便秘になり、緩下剤を服用していますが、このコントロールが難しく、あんまり詳しく書くのは、はばかられますが。たまに大惨事になります。
そのため、今では大人用紙おむつが手放せません。その費用も馬鹿にならず、毎月、いくばくかのお金が飛んでいきます。それなしの生活も考えたのですが、粗相をした時のことを考えると、どうしてもちゅうちょしてしまいますね。ただ、あれは冬は寒いし、パンツの方がいいですね。
今でも、少しマヒが残っていて、男性自身の感覚があまりありません。触ってもわからないレベルです。
椎間板ヘルニアは誰でもなる病気ですが、こじらせると生活の質が著しく落ちてしまうことがあるので、治療中の方がおられましたら、ご自愛ください。
以上経験者からのレポートでした。
もしかしたら、過活動膀胱がまずいのかもしれないと思いましたが。きっかけは椎間板ヘルニアだし、多少は関係していると思われます。